メタルギアソリッド4終わった(ネタバレあり)

ディスプレイの広告企画の仕事にも関係あるし、現実逃避もしたくて週末に徹底プレイしてクリア。

意外に短かったと思う反面、ちょうどよい長さという印象もあるかな。

ゲームプレイ自体は「3」の方がおもしろかったけど、基本的には完全三人称視点の採用となったことで遊びやすさはシリーズ随一だと思う。
上からの強制見下ろし視点だった前作までと比べるとやっと3Dゲームらしくなったという感じ。
だけど、もともとMGSへの対抗ゲームっぽくして作られてきた「スプリンターセル」シリーズ(※スプリンターセルのゲーム内にMGSをちゃかす会話がある)にとてつもなく似て来てしまったという弊害も感じた。
MGS4が「MGSシリーズのゲームとしての最終"解"」というならば、「スプリンターセル」はシリーズ一作目からやっていたことになる…みたいな。

ただ、アイディア満載のボス戦や、際だったキャラクター演出は「スプリンターセル」を全く寄せ付けないほどMGSシリーズの方が優れているよね。

さてさて。
今作MGS4は開発費が大作映画なみの70億円以上という噂もあるけど、たしかに金がかかっていそうなことはシーンを見ていると何となく伝わってくる。
シーンや3Dモデルのディテールが凄いし、モーションデータも偉いことになってますね。全般的に素材のデータの緻密さがこれまでのゲームレベルじゃなくなってるね…これ。

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ゲームプレイ時間よりもカットシーンを見ているのが長い気がしますが、まぁ、みてて、引き込まれるので退屈はしなかったかな。
まぁ、ただ、もうちょっと、シーンとシーンを長くしてロードは減らして欲しかった気は強くします。
もしくはロスプラみたいな、ダイナミックローディングシステムにするとか。ムービーが始まるまではローディングが長くても待てるけど、ゲーム中のシーンとシーンの繋ぎのローディングはストレスですし、没入感の妨げになりますから。百害あって一利なしです。

あと、立派だなぁと思ったのは、シリーズを通して世界観にこれまで残し続けてきた「謎」を(いろいろと強引な手口はあれど)、ちゃんと風呂敷をたたんだことですね。

エヴァンゲリオンみたいな、謎がとっちらかってしまったのと違って、一応、スネーク・サーガに、世界観を作った"神"としての説明を付け加えつつ、ストーリー上の終止符を打っていますからね。
やたら説明的な台詞が多いのは映画だと×でしょうけど、ゲームならば○なのでいいと思いました。

それにしてもジョニー佐々木がメリルと結婚するのは意外だった。そもそもジョニーのことは存在すら忘れていた。

グラフィックス的にはデプスシャドウの影のエイリアシングが強くでるのが気になった以外は、立派に今世代水準になっていたんじゃないかと思いました。あと、いくつかのシーンでスケール感が変な感じを受けたけど、あれはなんかバイアスをかけた演出だったのだろうか…。

事実上、PS3のキラータイトルにはなったとは思いますけど、それでも開発費の回収って出来るのかな??
果たしてXbox360版はでるのか?

「メタルギアソリッド」シリーズって確か欧米だとPC版が出ているんだよね。
ということはPC版はでてくる?




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