西川善司のCEDEC2012レポート(3)

 CEDECでは、大学の研究室の発表が行うこともあります。

 ボクがレポートしたのは、早稲田大学理工学部・森島繁生研究室が発表した「写真から毛皮表現用プロシージャルテクスチャを生成する技術」のショートセッションです。

 この技術はSIGGRAPH2012のポスター発表でも採用されていたものです。

 毛皮表現には幾つかの手法がありますが、この発表では、ゲームグラフィックスでもよく採用されるShell法のファーシェーダを題材としています。


[CEDEC 2012]毛皮表現用プロシージャルテクスチャ生成技法はモフモフウサギの夢を見るか? 「実写画像を用いたShell Texture自動生成手法」
http://www.4gamer.net/games/000/G000000/20120823055/

 発表されたテクニックは、このShell法のファーシェーダに用いる素材テクスチャを写真からリアルタイム自動生成するものになります。

 写真に含まれている陰影を深度情報として推測して、ファーシェーダに用いる毛皮の断面テクスチャをプロシージャル生成するんですね。

 記事では、この手法で生成した毛皮テクスチャを用いてファーシェーダを実行した動画が見られます。

 ちなみに、このアルゴリズムに入れてやる入力写真は、そこに陰影があれば、別に毛皮でなくてもよいわけで、しかも、そのテクスチャ生成はリアルタイムで行えるので、つまり入力写真素材は動画であってもよいわけです。

 なので、毛皮以外のものをこの技術に噛ませた様々なユニークな実例も発表されていました。

 記事にはそうした動画も掲載しているので興味を持った方は是非ご覧下さい。

このエントリーをはてなブックマークに追加
オンライン仕事 > 4gamer.net | comments (0) | trackbacks (0)

Comments

Comment Form

icons:

Trackbacks