西川善司のCEDEC2012レポート(2)

 CEDEC2012では、2012年登場のゲームとして、じわじわと大きな評価を獲得しつつある「GRAVITY DAZE」のセッションも数多く執り行われました。

 自分がレポートしたのは、このGRAVITY DAZEのエンジンの解説セッションです。

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[CEDEC 2012]「GRAVITY DAZE」のグラフィックスエンジン詳説。いかにしてSCEはリッチな画面効果と30fps動作をVita上で両立させたのか
http://www.4gamer.net/games/134/G013499/20120822062/

 この作品は、ゲームも面白いのですが、グラフィックス技術的にもかなり見るべき点が多い作品です。

 記事では独特なオクルージョンカリングの手法、少ない携帯ゲーム機のリソースの範囲内でリッチな影生成を行うための工夫、独特なシェーダの数々を紹介しています。

 PS VITAのGPUはレンダーターゲットの切換をやるとめちゃくちゃ遅くなるので、それを避けつつ最適な手法を考案していったGRAVITY DAZE開発チームの探求心に凄さを感じます。

 GRAVITY DAZEは、色んな意味で、PSVITAのベンチマーク的存在になったのではないでしょうか。



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