AMDのGPGPU戦略は新章へ - ATI Streamの展望、DirectX Compute Shaderの衝撃

 ATI(AMD)が自社のGPGPUソリューションを一般ユーザー向けのRADEON HDシリーズにも対応させる発表をしました。

 ライバルのNVIDIAは、2年前からCUDAプラットフォームを民生向けGeForceにも対応させており、これが今年からやっと実を結び始め、TMPGEncといった定番エンコードソフトが対応してきたり、物理シミュレーションエンジンPhysXへのアクセラレーションが実現されたりしています。

 これまでATIはGPGPUについては学術/業務用のFireStreamシリーズにフォーカスしたサポート戦略を採ってきましたが、このままでは敵に水を空けられる!?…と危険を察知したのでしょうか...GPGPU戦略の大きな方針転換をしてきました。

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AMDのGPGPU戦略は新章へ - ATI Streamの展望、DirectX Compute Shaderの衝撃
http://journal.mycom.co.jp/articles/2008/11/27/stream/index.html

 また、マイクロソフトは、これまではDirectX11専用フィーチャーとしてきたDirectX Compute ShaderをDirectX10のマイナーチェンジ版においても前倒しで提供することをアナウンスしました。

 CPUとGPUを透過的にGPGPUリソースとして扱えるOpenCLも出てきますし、2009年以降はGPGPUがとても身近な存在になってきそうです.



オンライン仕事 > マイコミ | comments (2) | trackbacks (0)

Comments

西川善司 | 2008/11/30 06:00
Futuremark刊の公式資料にも以下のような記述があります。
The POM shader test features a single quad shaded using the Parallax Occlusion Mapping technique.

GeForce8800GTXだとカクカクなこのテストですが、GeForce GTX280だとかなりスムーズになります。
GGG | 2008/11/29 13:08
3DMarkVantageの解説読みました、何が驚いたってParallaxOcclusionMappingのテストが2枚の三角形のみって所…ATIのTOYSHOPで看板や石畳の立体感に感動したけどココまで出来る物だったんですね~勝手にキャニオンフライトの背景を流用した多ポリゴンのテストだと思ってました(笑

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