CEDEC2014のメディア取材禁止セッションについて

 CEDECの事務局関係者がいたら伝えて欲しいんだけど、今年、やたらメディア入場禁止セッションが多い(下画像)

CEDEC2014当日取材不可セッション一覧0825.png

 これって、昨年までと同じで登壇者が「当日取材可否」の欄を、「否」としているためなんだが、登壇者によっては「当日の個別取材はダメ」の意味で捉えて返答してしまっているケースが多い。

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 実際、この聴講不可セッション一覧で「メディア入場禁止セッション扱い」になっている「Androidパフォーマンスチューニング実践」の講演者である松田白郎さんに直接聞いてみたところ松田さん自身も「なぜ、当日聴講禁止になっているのかよく分からない」と驚いていた。

 実際には「メディア取材OKだし、記事化もOKですよ」とのこと。この設問に対しては「当日個別取材は受けられない。その意味での返答だった」とのことだった。

 誤解されていたというわけだ。

 あの登壇者へのアンケートの設問のしかたは誤解されやすいから改善して欲しいと2010年から毎年言っているんだけど今年も直らなかった。

 今年はなんと30以上のセッションがメディア入場禁止扱いになっているんだけど(笑)、この設問の誤解が原因で誤解されているものが少なからずあると思う。

 ちなみに、大手ゲームメーカー、マイクロソフト、ソニー、Googleのセッションはかなりの割合で聴講不可になっている。

 KILLZONEとか、GDCと同内容のセッションとかが聴講できないとなっているし(笑)、今回もカプコンの「Deep Down」もダメになっている。

 かつてカプコンの「ドラゴンズドグマ」のセッションはメディア聴講禁止になっていたけど、実は、土壇場でこの誤解が判明して、開演直前覆ったケースがあった。で、たまたまその場所にいたボクだけが記事化したというラッキーな独占事態もあった。たぶん、今年の「Deep Down」もそうなんじゃないかなぁ。

 とにかく、毎年言っているんだから事務局はこの無意味な「引っ掛け問題」的な設問を改善して欲しい。

 この誤解が発生するのは、だれにとっても得しないし。

 事務局は、もう一度、登壇者に誤解していないかを再度、聞くべきだとおもう。
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Comments

西川善司 | 2014/09/03 22:29
事務局側が、これを受けて会期直前に再調査した結果、34あったメディアNGセッションは15に減りました。

つまり、19件も誤解だったと言うことだ。

誤解率約55%。

改善しないとですね…。

というか、改善することが決定したというメールを頂き、さらに感謝されました。

よかったよかった。

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