西川善司のCOMPUTEX2011レポート(3)

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Immersion,フォースフィードバック技術「Haptics」の開発プラットフォーム「MOTIV」をAndroid向けに展開
http://www.4gamer.net/games/032/G003263/20110616043/

 Immersionという会社って知ってますか?

 実はゲーム好きならば結構お世話になっている会社です。

 ゲームコントローラに当たり前のように搭載されている、あの振動フィードバック機能は、Immersionが押さえている特許技術なんです。

 初期のPS3が振動フィードバック無しのゲームコントローラだったのは、PS3発売前後で、ソニーがImmersionと特許侵害の訴訟をやっていたためです。

 結果的にソニーとImmersionは和解し、ソニーはこの時、特許侵害延滞金などを含めてImmersionに90億円以上を支払ったといわれています。その後、PS3に振動機能付きゲームコントローラが復活したのは知っての通り。

 Immersionはマイクロソフトも特許侵害で訴えており、係争の末、和解し、マイクロソフトもImmersionにライセンス料を支払っています。

 このImmersionが、今度は、Androidベースのスマートフォンにやってきます(笑)

 え?

 Immersionは任天堂を訴えたのかって?

 そのあたりは記事でも触れていますので読んでみてくださいませ(笑)

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[COMPUTEX]S3 Graphics,「Chrome 5400E」を製品化。デジタルサイネージ向けに事業展開開始
http://www.4gamer.net/games/111/G011162/20110605006/

 何となく目が離せないS3 Graphics。今年もCOMPUTEXに出展していました。

 完全にデジタルサイネージ向けGPUになってしまった感のあるChrome 5400ですが、細々と組み込みの世界で頑張っています。

 ブースではChrome 5400Eを2基1カード搭載した8画面同時出力可能なデジタルサイネージ向けグラフィックスカードを出品していました。

 そういえば、つい先日、S3 Graphicsの親会社のVIAが、S3 GraphicsをHTCに売却することを発表しました。

 HTCといえば携帯電話メーカーとして日本でも認知度が高い企業ですよね。

 そのうちS3 Graphics搭載のスマートフォントか出てくるんでしょうかね。

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[COMPUTEX]会場で見つけた3D立体視機器レポート。これが立体視の最前線だ
http://www.4gamer.net/games/038/G003884/20110605005/

 3Dテレビブームで始まった立体視ブームは、今やプロジェクタにも波及しています。

 ホームシアター機なんかでは、ソニーが発表した「VPL-HW30ES」がLCOS機の3D対応機でありながら37万円前後で「3Dプロジェクタの価格破壊!」など言われて人気を集めていますが、台湾ベンダーはさらに凄い価格破壊を仕掛けてきます。

 さすがにフルHDではなく720p解像度ですが、AcerのH5360BDは2500ルーメンという高輝度ぶりでHDMI1.4a方式の3D立体視に対応していて価格はなんと7万円未満。

 2500ルーメンは一般的なホームシアター機の2倍の高輝度性能なので、暗室状態が作りにくい環境にもよいかも知れません。

 低コストに3D大画面を楽しみたい人にはお勧めかもです。


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Comments

西川善司 | 2011/07/19 15:54
そのうちAMDか任天堂から正式なアナウンスがあるという話ですよ

I heard that either Nintendo or AMD will make a announcement about the specification of Wii U GPU sooner or later.
ケイヤ | 2011/07/14 17:43
西川さん、E3の記事をGameWatchで読みました。GPUはDirect X 10.1 なんですね。すごい~。そうしたらRV770シリーズは何でしょうか?教えて下さい。:)

カイヤ
オーストラリア人なので日本語が変ですか?

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