Khronos,OpenGL 4.1を発表

 SIGGRAPH2010会期中、会場周辺のホテルでは、テーマ別に個別のカンファレンス「Birds of a Feather」(BOF)が行われれます。

 このBOFにて、OpenGLを統括するKhronos Groupは「OpenGL 4.1」の発表会を開催しました。

 ちなみに、この「Birds of a Feather」とは日本語のことわざの「類は友を呼ぶ」という意味だそうです。つまり、1つのテーマに関係した人が寄り集まるカンファレンス…という意味なんですね。

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http://www.4gamer.net/games/107/G010729/20100729091/

 OpenGL4.1は、OpenGL4.0のマイナーチェンジ版です。

 OpenGL4.0が「DirectX11相当のグラフィックスパイプラインに対応した」というセンセーショナルなアップデートだったことに比べれば、OpenGL4.1は地味なアップデートですが、「OpenGL ES2.0の仕様を取り込んだ」というOpenGL4.1の新要素部分は、業界にそれなりに大きな影響を与えそうです。

 というのも、これにより、OpenGL4.1環境下のPCやワークステーションで、OpenGL ES2.0ベースのアプリケーションを動かしたり、あるいはOpenGL ES2.0向けのアプリをPC上やワークステーション上で開発しやすくなるからです。

 組み込み機器の分野ではOpenGL ESの採用が相次いでいますが、それだけ、OpenGL陣営にとって、OpenGL ESの存在が大きくなってきていると言うことなんでしょうね。
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