テレビ離れが進む→テレビバブルが終わる→地デジが綺麗になる?

 携帯電話、ゲーム機、その他のポータブル機器など…映像を見るという行為自体はますます普及、浸透しているし、機会も増える一方なのに、一方で、放送時間にテレビの前にやってきて見る…という昔ながらのテレビ視聴ライフスタイルは死滅しつつあみたい。

『崖の上のポニョ』地上波初登場も30%割れで日本テレビ局内は真っ青!?このエントリーを含むはてなブックマーク
http://www.cyzo.com/2010/02/post_3823.html

 リアルタイム・ニュース・メディアとしてテレビ放送が死滅することはないと思うし、デバイスとしてのテレビ機器はますます進化していくと思うけど、テレビ放送はもうエンターテインメントの中心にないのかもしれない。

 見たい番組は、みんな録画してみたい時に見てるし、映画とかドラマはレンタルしてみたり、あるいはCSやケーブルで見たりするようになってきてる。つまり、CMなんて見なくなる。

 テレビCM効果が機能不全になれば、民放テレビ局の稼働基盤である広告モデルが成り立たなくなるわけで、企業がテレビCMに大予算を割くこともどんどん減っていくんじゃないかな、と思ったり。

 こんな時代になってもテレビ局社員の全員平均年収はなんと1000万円以上あるわけなんだけど、そんなことが出来ているのは、やっぱりテレビ局ならではの既得権があるからなわけで、今後、テレビの広告モデルが成り立たなくなってくると、40年以上続いた日本の民放テレビ局バブルがついにはじけるなんてこともあるのかも。

 ボクなんかよりも最新テレビ放送事情に詳しい記者さんなんかも先日「ここ数年以内に民放キー局の1つや2つが倒産するかもね」なんていってたけど、ほんとにそんな気がしてきた。

 ちなみに、日本の広告費用総額は、2004年にはインターネットがラジオを上回り、2007年にはインターネットが雑誌媒体を上回ったそうな。さらに2009年にはインターネットが新聞を上回り、今後、数年以内には高確率でインターネットがテレビを上回る見通しが立てられている。
 なお、イギリスでは2009年に一足早くインターネットがテレビを上回ったとのこと。

 最近、テレビ番組で高ギャラタレントの降板が目立つけど、そういった背景のしわ寄せが目に見える形で出始めたということなんだろうなー。

 話の脱線ついでだけど、民放が一局潰れるのは悪いことばかりじゃない。

 その局が持っていた電波の周波数帯を一度返却してもらって、残った各局に再配分すれば、今の各局のビットレートが上げられる可能性がある。つまり画質が向上する可能性があるのだ。

 現行のビットレートのMPEG2-TSだと、画面内を細かい物がバラバラに動く映像(たとえば紅白歌合戦の紙吹雪大団円とか)では、ひどいブロックノイズが出るが、ビットレートが上がればこうしたシーンも美しく再現できるようになるかも知れない。

 2~3局くらい潰れてくれれば、ビットレートがさらに上げられて地デジでBS11よりも全然高画質な3D放送なんかもできるようになるかも知れない。

 そういや、民放局が倒れかけたときにはまたやっぱり国民の税金で立て直すんですかね。

 税金でテレビ局社員の1000万円年俸を支えるのはいやだなぁ。

【追記】
アナログ放送が終わって第2東京タワーが建つと地デジ画質が向上するかも知れない…という話も?
http://www.geocities.jp/ultra_violet_laser/rate.html
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Comments

| 2010/02/12 22:50
西川さんはじめまして。

>空いた電波帯でのチャンネル再編は可能らしい
チャンネル再編とは、アナログ・デジタル並行前提のチャンネルマップから
デジタルのみのチャンネルマップに変更可能という意味です。1チャンネルあたりの帯域の変更は考えていません。
アナログ時代は、1,3,4,6,8,10,12と隣接チャンネルに放送を流すことが不可能でしたが
(ちなみに3と4は周波数が隣り合ってない)デジタルでは可能なので、チャンネル数の削減が可能です。

また、地上デジタルの規格であるISDB-Tは、6Mhzの帯域が規格で決まってますので
民放が潰れて帯域が空いたとしてもビットレートの拡張はできませんよ。
放送規格は一度策定されたら数十年は使う前提なので、
MPEG2 → H.264へのアップデートもありません。

各局、そろそろ地デジが始まった当初のエンコーダー(2003年頃製)の更新を考え始める時期なので
松下さんとか機器メーカーが画質のいいエンコーダーを納入してくれれば
地デジ画質が向上する、ことも考えられます。。。

BSデジタルは10年近く使っているのでまずそちらが先かもしれませんね。
| 2010/02/10 21:46
開業医の収入より、テレビ局の平均収入のほうが高いのでは(笑)ラジオの方ではリストラが進んでおりまして、大手でない所がCMに出てますし。TBSとかだと森山良子の降板とか、局アナ(小島慶子とか。あの人は下品ですねぇ)で穴埋めとか目立ちます。まあ、局アナを育てる意味では良いのでしょうが(生島ひろしとかも、そうやって育ちましたから)アナのレベルが低すぎて(特に女子アナ)
ポイント還元のせいか、ORIONの地デジ対応ブラウン管も姿を消しました。21型位の品質の良いブラウン管にも需要はあると思うのですが・・・
西川善司 | 2010/02/10 10:33
今回のリコール問題の影響がさらにテレビバブル崩壊に拍車を掛けるか

“トヨタ・ショック”で芸能界もピンチ
http://tv.jp.msn.com/columns/column.aspx?articleid=224003
西川善司 | 2010/02/10 10:02
となると現在の地デジ画質はずっと続くんですかね。

なんとか、最小の犠牲と変更で画質が向上できないモノですかね
| 2010/02/10 09:23
>その局が持っていた電波の周波数帯を一度返却してもらって、残った各局に再配分すれば、今の各局のビットレートが上げられる可能性がある。つまり画質が向上する可能性があるのだ。

これってできるのですか?
ch割り当ての移動や追加なら対応出来そうですが
ch幅を再編するといまある地デジのTV(チューナー)が全部使えなくなると思うのですけど

地デジを
パケットヘッダによる仮想ch化で物理伝送はW-OFDMの1ch化をしておけば
上記のような事は可能だと思うのですが
実際は
各局毎に別の周波数chが割り当てられるFDMA方式なのでむりだと思うのです

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