東京モーターショウの話(1)~LFA編

 昨日、東京モーターショウが閉幕しました。

 自分も会期中の一般日に行ってまいりました(プレス招待日は仕事でいけなかったので)。

 仲間に聞くと「マツダのプレスキットが8GBのUSBメモリで一番ゴージャスだった」みたいなことを言ってましたが、ボクが行ったときは既に品切れで、もらえませんでした(笑)
 ちなみに、不況の煽りで、配布資料はCDROMでもDVDROMでもなく、「特設サイトからダウンロードしてください」としているメーカーも多かったです。まぁ、配布完了したら終わり…とならない分、その方がいい気もしますけども。

 ボクは、今回のモーターショウは完全趣味で行ったため、大好きな時代に逆行したスポーツ車種を思う存分見てきました。

 まずは、目玉のLEXUS「LFA」ですね

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 日産GT-Rよりもデザイン的には美しいです。コワモテですが愛嬌もあるかんじがスープラのイメージを継承しているというか。

 ただ、フロントライトの上目蓋のラインがフェンダーから回り込んでくるデザインはちょっとうるさいですね。
 ボンネットの形状を変えて、ボンネットの縁がフロントライトの吊り目を作り出すような造形の方がよかった気がします。

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 展示車が白だったこともありますが、正面からはちょっとスターウォーズのストゥームトルーパーっぽい感じがします。

 駆動方式はFRですが、後部に数カ所のエアダクトがあります。
 これは後部に配置したラジエターを冷やすためのインテークなんだそうです。
 確かに"網々"のリアバンパーの中に目を凝らすとラジエターが見えます。

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 展示車は左ハンドルでしたが、右ハンドル仕様も生産されるそうです。

 リアにはブレーキキャリパーが2つあって1つがシステムブレーキ用、もう一つがサイドブレーキ用でした。

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 リアウィングはスピードが上がってくると電動で跳ね上がるアクティブ方式です。

 搭載されるV10、4.8リッター、560馬力、48.9kgf・mのエンジンはトヨタが基本設計して、ヤマハがチューニングするというコラボ開発によって出来たものだそうで、エンジンルームにはヤマハのロゴも入るんだとか。

 価格は3750万円(暫定)

 日本のレクサス全店舗に1台ずつ、総計165台日本仕様が生産されるそうです(全世界総計生産台数は500台となる見込み)

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 レクサスの開発関係者に聞いたところによれば、「LFA」という形式名のスーパースポーツはこれで最初で最後で、表向き(一般公開情報として)は、一代限りのモデルとなるそうです。なので、後継機を待っても無駄ということになります。

 せっかくなので買いもしない記念見積もり(笑)でもしてみようかと思ったら、見積書は購入意志の確認と収入審査を経て、購入権を獲得してからの発行になるとのこと。つまり、見積書は購入権利と同等という考え方なので、一般量産車種と違っておいそれと発行できないと言うことなんだそうです。ちなみに、他のレクサス車種と違って豪華なカタログも発行されないそうです。

 詳しいカタログ的な情報は下記の本(ムック)が出ているので、そちらをどうぞってことみたいです。



 3750万円は高すぎる…という声もあるようですが、なんでもレクサス関係者によれば、3750万円でも儲けがなくて赤字なんだとか。
 儲けを出すためには1億くらいは取りたいらしい。

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 ところで、LFAってトヨタのF1参入記念車として当時のF1のエンジン仕様のV10エンジンで開発がスタートしたはずで、ところが、いつの間にかF1のエンジンはV8仕様になってしまってちょっと間抜けちゃんで、しかもLFAの発売アナウンスがトヨタがF1撤退を決めた年…。

 F1参入記念車となる予定がF1撤退記念車に…

 素晴らしいマシンだとは思いますが、なんとも皮肉な曰くの付いたメモリアルカーとなったもんです。

 LFAって何の略だか知りませんけど、語呂合わせするならばこんな感じ??

 LFA…Leaving F1 Annoyingly (F1からの迷惑な撤退)
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