9月11日に出版予定の拙著「ゲーム制作者のための3Dグラフィックス技術」は、MYCOMジャーナルでの連載「3Dグラフィックスマニアックス」とGAME WATCHでの連載「3Dゲームファンのためのグラフィックス講座」の内容をミックスした内容になっています。
もう校了をしていまして、ページの内容を見せることが許可されましたので、適当なページを抜粋して示すことにします。
最初の方の章ではGPUの歴史やグラフィックスパイプラインの解説を行っています。
イラストはMYCOMジャーナルの連載でも担当していただいた岡本圭介氏の手によるモノです。
ボクの鉛筆画の下絵を可愛らしくリファインしていただいています。
技術解説ページでは実際のゲーム画面と、アルゴリズムの図解を行っています。ここは法線マッピングの進化形である視差遮蔽マッピングの解説のページですね。
プログラムコードではイメージしにくい概念をイラストで表すようにしています。本書はオールカラーなので、カラーを武器にした図解にしているのが特長です。
ここはデプスシャドウ(シャドウマップ)技法の影生成の解説のページです。
章末コラムでは各章で紹介した技術を実際に使用したゲームタイトルとその映像素材を紹介しています。ここは大局照明技術をテーマにした章末コラムになります。
紆余曲折ありましたが、なんとか出せるようになって良かったです。
よろしくです!
Comments
これだけのまとまった情報を手元でいつも閲覧出来るというのは大きいですね。
是非続刊に期待しています。
続刊することがあれば、是非物理周りをクローズアップして欲しいです。
すみません
凄く期待していて早く読みたいと思っているのですが、CEDECで先行発売とかしないのですか?
ありがとうございます。
web媒体で読めるものなのですが、紙メディアには紙メディアのいいところがあるだろうと言うことで書籍化が決定されました。また、同内容のものも書籍版の方はアップデートが掛かっています。また、図版もリファインされています。
自分としてはプロシージャル技術の章も作りたかったのですが、「次回に」と言われてしまいました。
そうそう。この手の本にしては珍しくオールカラーです。
これは自分の分の印税率を減らしつつ、そのコストをオールカラーに回しました。
熟練者の方達には釈迦に説法な内容ですが、科学系読み物として捉えてもらえればと思います。
DiRTシリーズは凄いですよね
codemastersは侮れませんね。
レーシングゲームはForza3も出てきますし、いよいよ海外勢が侮れなくなりました。ポリフォニーの巻き返しに期待いたしましょう!
先日デモが出たばかりのDiRT2のグラフィックがかなーり凄いので
CodeMasters日本法人も出来たことだし、
次の取材で行ってみたりしませんか?
(スクラップブックにして保存しているくらいw)
この本の発売を大変うれしく思います。
速攻で予約させていただきました!