(善)力疾走

　HDRレンダリングは、イメージとして「高輝度がボワっとはみ出るヤツ」という印象が持たれていますが、それ以外の効能があります。

　第一に、低反射率の陰影がちゃんと出てくれるというものです。


西川善司の3Dグラフィックス・マニアックス第42回
HDRレンダリング(2)～HDRレンダリングの第一の効能
http://journal.mycom.co.jp/column/graphics/042/index.html

　たとえば道路のアスファルト。日中、アスファルトを見てみると、太陽に照らされて、アスファルトのツブツブがテカっているのを見たことがあるでしょう。

　アスファルトは反射率にしてわずか7%しかないですが、太陽の光があまりにも高輝度なのでたかだか7%でも十分な光量を反射するのです。

　HDRレンダリングは、これまでのLDRレンダリングでは埋もれてしまうような陰影を現実世界に近い形で浮かび上がらせることが出来る利点があります.