5/1 ポピュラス攻略本の話

 原稿は上がっているんだが,どうやら出版はプレイステーション版の発売時期に合わせる模様。

で,プレイステーション版とPC版の内容の違いの章を設けることになった関係で,なんと「通信対戦ステージの攻略」の章がカットになってしまうことに!!

 ガーン

この内容はちょっともったいないので次号のOh!Xに掲載する予定でいる。(どーなることやら)

…というわけで攻略本自体は6月のプレステ版の発売とシンクロします。

 プレイステーション版は実際にプレイしてるんだが…,現段階ではマウス未対応!!

 ガーン

 LRボタンとかSelectボタンとパッド上の全ボタン使いまくりの「超ボケ防止仕様」の操作系になっとります。あの操作系はアダルト・カジュアル・プレイヤーの脳回路をスパークさせるには十分すぎ…。マウス対応にしてくれー。(プレステには純正マウスがあるの知ってる?)

 あと…セーブデータはメモリカード一枚丸ごと使います。セーブ中カップラーメンを作ることが可能だったりする。

 ステージ構成はPC版と同じなので,ゲーム自体は面白いんだが…。

 ドリームキャストあたりでPC版との対戦も可能なやつを出してくれた方がよかったかもねぇ。

 

5/2 インターネットエクスプローラ5.0の話

Ie50er.jpg (45473 バイト) インターネットエクスプローラ5.0をインストールした。

 Webページを画像もろとも一括アーカイヴ保存する機能は便利。あとIE自身がクラッシュしたあとにタスクバー右のアイコンがなくなってしまう問題点が解消されたのもいいね。

 新しい問題点としては,日本語のファイル名を使ったサイトが全滅。おいおい。IE4.0からのデグレードだぞ。「インターネット文化とはもともと…」なんていうコード論を論じるつもりはなし。IE4.0は出来たのに5.0は出来なくなったってただそれだけがなんとなくやだ。

 あと,うちのデュアルプロセッサマシン(PentiumPro200MHzx2)の場合だけかもしれないが,IEでWebサイトを開いた状態でシャットダウンし再起動すると,開いていたWebのウィンドウが全部閉じられた状態でWindowsNTが起動してしまう。シャットダウン時に開いていたIEのウィンドウは再起動後もそのままで復活するはずなのに,そうならないのだ。なぜだろう?

 SX-Windowはシャットダウン時に起動していたアプリのウィンドウまで復元して再起動するけど,Windowsファミリーにもこの機能は欲しいよなー。

5月10日    AMD K6-Vが安定しない話

 兼ねてからAMD K6-Vに興味津々丸だった私はPCパーツショップ「OVERTOP」のガラスケースの前で行ったり来たりを繰り返し,悩みに悩んだあげく,購入に踏み切ってしまった。450MHzは当日の私の財力では厳しかったので400MHzを選択したのは当然の助動詞「べし」。

 AMD K6-Vは本誌読者ならば説明するまでもないだろうが,要するにL2キャッシュが内蔵されたK6-2のような代物である。もともとL2キャッシュが大分遅いソケット7環境でL2キャッシュが大分高速な同ランクのPentiumU/Vと張り合えてただけに,「K6のL2キャッシュがCPUコアと同スピードになっちゃったら一体どのくらいイっちゃうのものなのよ?」という疑問がわくのが健康な男子ってものじゃないのか。

 というわけで,買ってきたK6-Vをもともと持っていたASUSTeK P5Aに挿す。P5AにはK6-2/350MHzが刺さっていたのだがこれと交換する形だ。電圧を2.4Vに,クロック倍率を3.5倍から4.0倍に上げて準備完了。ハイ,電源オン。めでたく起動。

 「そういやP5AってK6-2/350MHzと一緒に買ったとき以来,BIOSってアップデートしてなかったなぁ。K6-Vに完全対応させるためにも最新のをインストールするか」と思い立ち,ASUSTeKのサイトから新BIOSをダウンロード,インストール。再起動。

 ベンチマークソフトの測定結果は本誌を含めいろんなパソコン雑誌やWebで紹介されているのでここでは特に挙げない。が,いつもプレイしているゲーム「ポピュラス・ザ・ビギニング」を起動してプレイしてみたところ,明らかにK6-2/350MHzより速いのが分かった。私はこの「ポピュラス」というゲームは,攻略本を執筆したほどやり込んでおり,(6月中にソフトバンクより発売されます,ヨロシク!!),様々なスペックのマシンで動かしているので,ちょっとプレイしただけでどの程度「速いか」「遅いか」が分かってしまうのだが,K6-V/400MHzでの体感速度はPentiumU350MHzで動かした時と同程度に快適だと思った(もちろんビデオカードやメモリ容量は同程度の環境で)。いい加減な意見で申し訳ないのだが(ベンチでの比較はそういう記事を見てくれ),ポピュラスを動かしたときの体感速度は私の感じではK6-V/400MHzはPentiumU/400MHzには「負けている」と思う。しかし,それでもAMD K6-2/350MHzよりは圧倒的に速いのが分かる。

 これまでK6-2/350MHzではゲーム中盤以降の従者の人口が増加する時点でぐっと重くなったのだが,それが全くない。いつまでも快適。+50MHzのクロック上昇による性能アップ率を遙かに超えた体感速度の向上を感じるのだ。

 「こりゃーすごいやー」しばらくプレイしていると突然ハングアップ。あれれ?たまたまかな?と思い,今度はポピュラスのオートデモを無限ループで動かして放置しておく。2,3時間後戻ってきてみるとやはりハングアップして止まっている。

 おかしい…K6-2/350MHzの時は問題なかったのに…。

 P5AはCPU供給電圧の他,I/O電圧なんかも変更できるのでいろいろ設定を変更してみたが変わらず。メモリへのアクセスタイミングをチューニングしても症状は同じ。

 もしかして,最新のBIOSをインストールしたせいか?と思い元のに入れ直すとなんと安定!! 「K6-2時代のBIOSで安定して,K6-V登場後のBIOSでなんで安定しないんだヨー」と文句をたれつつも古いBIOSと新しいBIOSの設定項目の種類を見比べてみたところ新BIOSの「CHIPSET FEATURE SETUP」の項目に「AMD K6 Write Allocate」と「AGP Bus Turbo Mode」などの項目が増えていることに気づく。両者ともに「Enable(有効)」になっているではないか。「Load Default Setting」を実行しても同様で,両者がデフォルトでEnableだ。

 前者の方はK6ファミリの高速キャッシングのための一機能だからK6搭載時はONでかまわないだろうが,後者はデフォルトで「有効」はまずい。項目名から推察するにこれはおそらくAGPクロックを規定の66MHzより高く設定「するか/しないか」を選択する物だと思う。つまりこれが「有効」のときは,AGPのクロックアップ指定がなされていると言うことだ。使用していたビデオカードはASUSTeKの「AGP-V3200」(3Dfx Banshee/AGP1X)だったのが,どうもこれが勝手にオーバークロックされていたためにハングアップしていたような感じだ。

 ここを試しに「Disabel」にして実験したところ,嘘のように安定。原因はここにあったのだった。

 BIOSはただ新しくすればいいという物ではないことを再確認。特に「新しいバージョンになって増えた項目のデフォルト設定には注意した方がいい」ってことだろう。

 ちなみに,この一件をパスして安定しきった,うちのK6-V/400MHzはCPUコア電圧,I/O電圧それぞれ10%アップで440MHz(110MH×4.0倍)で安定動作してます。いやあ,よかったよかった。

 …なぬ?…AMD K6-V/450MHzが1万円以上の大幅値下げ? え?2万円台なの? ゲゲ,私が400MHz買った値段で450MHz買えるじゃーん。

 CPUの買い時は難しい…,これも今回の教訓だな。うう。

5/13 続・インターネットエクスプローラ5.0の話

 インターネットエクスプローラ5.0の問題点のうち「日本語のファイル名を使ったサイトが全滅」の件についてはマイクロソフトのサポートページに対策が上がっている報告を受けた。

 これによればIE5.0ではURLをサーバーに送信する際に「UTF-8(Unicode Translation Format-8)」に文字列をエンコードしてから送信するため,この文字列をデコードできないWebサーバーではこうした問題点が発生するらしい。対応していないWebサーバーにはたとえばマイクロソフトのIIS(Internet Information Server 3.0)がある。最新版のIIS4.0では対応しているので,まぁ,今回のIE5.0における措置はWindowsNTベースのサイトを構築している人へ「さっさとWebサーバーのバージョン上げんかい」というメッセージが含まれているのかもしれない。

 なるほど,そういうことか。

 で,さらにマイクロソフト関係者から「IE5.0におけるUTF-8デフォルト化は,この時期にしなければならなかった。」という主旨のメールを頂いた。

  英数字主体だったインターネット文化を世界共通文字コードともいえるユニコード化していくことには私も全く異論はないし,IE5.0がそれを促進するためにこの仕様をデフォルト化してしまったことについても,まあそのまま受け止めるしかないとは思う。

 ただ,問題にしたいのは,こういうケースに遭遇したときのエラーメッセージの内容。これではあまりにも分からなさすぎ。

「ページが見つからなかった理由」は,IE5.0自身がURL文字列を判別してエンコードしている以上,ある程度は予測が付くはず。なのにエラーメッセージの「次のことを試してください」の内容にその対策方法やそのエラーの原因が全く書かれていないのはちょっと問題ありかも。

 携帯電話だって電池がなくなれば「バッテリー不足です」っていうメッセージを出すし,NTTだって携帯電話の番号桁数が変わったあと,旧電話番号にかけると「その旨」を教えてくれる。ただ,「エラーがでちゃったよ」の一点張りはいただけない。個人で作ったその場限りのプログラムでは私もよくやる手だけど,ね。

Ieutf8.jpg (39535 バイト) ちなみに,この問題を現行のIE5.0で解決するにはIE5.0のメニュー「ツール(T)」-「インターネットオプション(O)」の中の項目の「いつもUTF-8としてURLを送信する」をチェックオフすればいい。

 ちなみに,この「UTF-8デフォルト化問題」はIE5.0開発時にマイクロソフト社内でももめたようで,デフォルト化を今回は見送った言語バージョンもあるそうだ。

    *        *         *         *

 IIS4.0てどこにあるんだっけ? なぬ?単体供給はしてないだと? NT OptionPackと一緒になってる? ダウンロードサイズは…27MB!! イヤーン IIS4.0を浸透させたいんなら単体供給もしてクレヨー。

 

 

 

 

 

 

5/15 Oh!Xのバックナンバーあげますの話

 Oh!Xのバックナンバーとその他のX68000関係の書籍の「あまりもの」を預かったので欲しい人にあげます。一覧はここ

 欲しい人は,欲しい号と,氏名,住所,電話番号を明記したメールを西川善司までおくってください。

 一人何冊でも結構ですが,一つの号に対し希望者が複数人いた場合は「思い入れのある人」にあげたいので「どうしてその号が欲しいか」を書いてもらえると助かります。

 発送は宅急便の着払いになりますのでその点をあらかじめご了承ください。

5/30 最近プレイしたゲームの話

 最近プレイしたゲームの感想など。

・ウンジャマラミー(SCEI)

 リズムに合わせて画面の指示通りのボタンを押していく,最近はやりのリズムゲームの元祖「パラッパラッパー」の続編。今度はパラッパじゃなくてラミーという,ギターを持った羊の女の子が主人公。

 それにしてもパラッパと比べてだいぶ難しくなった。何しろステージ1から結構行き詰まる。結局,最終面が一番簡単だった気がする…。地獄ステージはホントに地獄だった(特にパラッパ面の時)。

 ラミーで全ステージクリアするとパラッパ面に突入するのが驚き。さらにパラッパとラミーの同時出演モードなんかもでてきたりして,前作よりも大分長く遊べた。

 パラッパチームは今回をもって解散だそうで「パラッパ3」に相当するタイトルはないという噂。残念だなぁ。

 6月19日にはサントラがでる模様。タイトルは「Make it Sweet!」。2曲入りシングルCDのサントラは既に発売中だ。

・オメガブースト(SCEI)

 「スタークルーザー」(アルシス)や「ナイトアームズ」(アルシス)の作者であるTUX吉村氏が立ち上げたというプロジェクトらしいが,途中から離れたらしい。しかし,なんとなく,「ナイトアームズ」的なノリは根底に潜んでいる感じがする。ゲーム自体はぶっちゃけた話,PS版「パンツァドラグーン」(セガ)という感じかな。

 意外にもアーケードライクな作りをしていて,ハイスコアを極めていくのが楽しいゲーム。ビジュアルのすごさ,シューティングのツボを抑えたゲーム展開,簡単な操作系でかっこよくプレイできる爽快感…などなど,魅力を上げればきりがない。PS用のシューティングゲームとしては「レイストーム」(タイトー)と肩を並べるほどのおもしろさをもっていると思う。

 ただ,あの閉鎖空間内での時間制限ステージはちょっと難しすぎ。何がなんだかわかんない。ここまでは2回目のプレイで行けちゃったんだけどそれから何回やってもダメ。それ以来イヤになって現在中断中。ところで,このステージの分離合体する空中浮遊ロボ,TUX氏ならばおっぱいミサイル発射する鋼鉄女性型ロボで登場させただろうなぁ。ゲラゲラ。ぜひともアレを3Dでみたかったんだが…。

 そうそう。このゲーム,和製ロボット物シューティングの割には硬派な作りなのにも好感が持てる。アニメ顔のキャラクターは一切でてこないし,ゲーム中,声優達の余計なおしゃべりもないし。

 そして,このゲーム,音楽もいいよ。ファンク,ロック,テクノ,ヘビメタいろいろ揃ってて,どの曲も聴き応えがある。お気に入りはパイプを降りていくステージの曲かな。昔懐かしのボコーダーボイスがいい味出してるぜ。

・エースコンバット3(NAMCO)

 硬派だった前作と比べて軟派になったのがこの「エースコンバット3」。ミッション遂行型のコンバット・フライトシミュレーションというゲームコンセプトはそのままだけど,各ミッションに30分テレビアニメ的なシナリオを盛り込んでて,雰囲気は前作と大分違う。舞台設定が近未来ってことなので登場兵器もフィクションものが多く,近代兵器の空戦物を期待しているとギャフンといわされるかも。

 ただし,ゲーム性やビジュアル性は各段に前作から進歩してる。操作系もいい感じだ。このあたりのまとめかたのうまさはさすがは「プレステソフトベンダーのリーダー格」ナムコって感じだ。

 ミッションをクリアしていくと敵対している軍勢に引き抜きにあったりしてストーリーはドラマチックに進んでいくのだが,近未来という舞台設定と根暗な美少女が登場するあたりはとてつもなくエヴァンゲリオンに似ているような気がする…。ここまでやるってことは…パロディなのか。

 とりあえず,私はニューコムという組織に移籍して,その「綾波レイ」モドキと敵対して,そんでもってコイツをぶち殺すエンディングは見たけどハッピーエンドっていうのはあるのかな。

 そうそう。毎回やたらとすごい3DCGムービーを見せてくれるナムコのゲームの割には,ゲーム中のムービーの大半がセルアニメだったなぁ。

・ポピュラス・ザ・ビギニング(EA)

 6月中旬発売予定の攻略本をプレイステーションに対応させるために一応プレステ版を全ステージをプレイした。

 発売前のサンプル版なので最終的な評価を下すのは早いかもしれないが,PCをもっている人は絶対にPC版を買ってプレイしたほうがいい。パッドの操作系はすぐ慣れるが,あの遅さは拷問だ。3種族相手にすると3fpsくらいになる。うぎゃー。

 くっそー。めちゃくちゃ面白いゲームなのに,きっと雑誌の評価は散々なんだろうなぁ。私も最初にプレイしたのがもし,プレステ版だったとしたら,絶対ここまで夢中にならなかったと思うし。

 あーあ。


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