12/1 これはいったいだれでしょうの話

nisegates.JPG (8800 バイト) 朝日新聞で見かけた顔。これはいったい誰でしょう。

 某巨大ソフトウェア会社の有名な会長に見える?

 私もびっくりしたが、実はこれ、M&K英会話教室の講師Jack Barker氏なる人物。朝日新聞の英会話教室の広告をみていたら発見した。

 ちょっと似過ぎ!!

 

 

 

 

12/2 ポピュラス3の話

S_GETTOTEM.JPG (22022 バイト) 世界的にヒットした箱庭型ストラテジーゲーム「ポピュラス」の続編が今月18日に発売される。ポピュラス3作目ということで「ポピュラス3」というタイトルが予想されていたが、「ポピュラス・ザ・ビギニング(Populous The Beginning)」という「3」という数字の見当たらないタイトルになってしまった。さまざまな思惑があるのだろうが、おそらくゲーム開発元のブルフロッグ(Bullfrog)から、元祖ポピュラス&ポピュラス2のゲームデザイナーのピーター・モリニューが退いてしまったことに原因がありそうだ。(ここでは便宜上「ポピュラス3」と呼ぶことにする)

 ピーター・モリニュー自身はライオンヘッドスタジオ(Lionhead Studios)というところで「Black and White」という謎めいたゲームを作っているようだ。偶然か必然か? かなりポピュラス3に似ているみたい。

 さて、このポピュラス3だが、ポピュラスシリーズ最新作ということで私もかねてから気になるゲームとして注目していた。そんな所に、ソフトバンクから「ポピュラス3の攻略本の監修やらない?」とのお誘いが…。

 どうも、ソフトバンクの編集者が、かつて私がポピュラスにはまっていて、祝一平氏を打ち負かし、ついには当時の移植元イマジニアで行われたエキシビジョンマッチでピーターモリニューと対戦して勝ってしまうというあの過去の栄光を覚えていてくれたようなのだ(実はイマジニア主催のポピュラス大会では一回戦負けという屈辱も味わった。このときの対戦相手はOh!Xの読者代表の人。なんとこの人は優勝してしまった)。

 いち早くβ版をプレイさせてもらったのだが、これはすごい、前代未聞の面白さだ。

 そして8年ぶりに生まれ変わっただけあってビジュアルがすごい。

S_OKAKAR~1.JPG (19339 バイト) あのクォータービューだったポピュラスが、3では完全な3Dになっているのだ。リアルな地形、リアルタイムに変更できる視点、ここまでやるかというくらいの緻密な描きこみ。海や湖は波立っているし、雲は流れ行く。地面を歩き回る人間たちは思い思いに生活をしていて、彼らが砂地を歩けば足跡だって出来る。建物も、木を切るところから始まって整地、骨組み形成を行ってから建てていく。ちゃんと作業を分業してながらやっているところもすごい。ペロンと建物が突然現われる前作からだいぶリアリティが増している。

 画面写真では分かりにくいかもしれないがゲームの舞台となるフィールドは巨大な球体構造になっており、丁度、ディスプレイの中に大きな地球儀があってその一部分が画面に表示されている…という感じになっている。ポピュラス1&2では画面を上下左右にスクロールさせてゲームを進めていったが、3D化されたポピュラス3ではこの地球儀を360゚全方位にぐるぐる回してゲームを進めていくことになる。まさに、ミニチュアの地球が画面の中にあるという手応えで、ポピュラスシリーズ通しての、「プレイヤーが神となる」というテーマがついに具現化された、といえそう。

  そして、このシリーズでは名物の天変地異も超ド派手に生まれ変わった。とにかく過激、残酷。火山では岩が吹き出てマグマが流れ出るし、竜巻では建物が部品ごとにバラバラと螺旋を描きながら吸い上げられていく。家に火がつけば、人が悲鳴と共に外に飛び出して来て、そのうち火だるまになって力尽きて死ぬ。

 洪水は、1&2では水位を上げるだけの演出だったが、3ではずぶずぶと街が沈んでいくさまが見られる。1&2では比較的地味な技だった地震は、3では地割れを伴った強力な攻撃「天変地異」に変身している。

S_kznbkhts.JPG (19936 バイト) かなりハイレベルなグラフィックだけにDirect3D対応のグラフィックアクセラレータがある事が望ましいが、なくてもソフトウェアレンダリングである程度の画は出てくれる。まぁ、でも快適にプレイしたい人はぜひともマシンをアップグレードして臨むように。

 ポピュラスシリーズを知らない人のためにゲームの内容を簡単に説明しておこう。

 プレイヤーは神となり、地球上に住んでいる自分を敬う人間に働きかけ、その人口を増やしていく。ゲームの最終目的は、敵の神を敬う敵種族を全滅させること。神々の戦いを人間を通じて行うという設定だ。ポピュラス(Populous)とは「人口増加」の意味があることから分かるように、自分の種族の人口を増やすと、それだけ自分を崇める民が増えるということになり、自分に魔力(神力?)が溜まることになるわけ。そしてこの魔力を使って味方種族に対しては奇跡を、敵種族に対しては天変地異を起こせるようになる。

 ゲームジャンルとしては将棋やチェスのようなストラテジーものということになるが、自分の種族が惑星上でその生活範囲を広げていくのを見る楽しさはシムシティのような箱庭ゲームに通ずるものがある。

 さて、ポピュラス3は基本ルールはポピュラス1&2のほぼそのまま、雰囲気も1&2に似ているものの、ゲーム性にはだいぶ手が入れられている。このあたりは賛否両論だろうが、まず、ポピュラス1&2でお気軽に行えた「土地の造成」は非常に魔力を必要とするものになってしまった。よってピーター・モリニューさえ悲鳴をあげたあの「手作り火山テク」は使えない(これについて知りたい人は昔のOh!Xを読もう)。

S_SHATEI1.JPG (16420 バイト) そして、奇跡や天変地異といった魔法はシャーマンとよばれる種族のリーダー(神と交信できる唯一の人間という設定)を通じて発動しなければならなくなった。つまり、魔法に射程距離の概念が導入されてしまったのだ。ポピュラス1&2では魔力さえ貯まれば敵種族の街にいきなり地震を起こしたりする事が出来たが、3ではシャーマンを敵陣近くまで誘導し、標的が射程に入ってから魔法を発動しなければならない。攻撃するためには敵陣に近づく必要があるわけで、敵に殺される危険性が伴うわけだ。シャーマンが敵に殺されるとその魔力は敵シャーマンに移ってしまう。つまり攻める側にはリスクが、攻められる側にはチャンスがあるわけで、まぁ、ゲームバランスの観点からすれば、3の方がフェアという見方もできる。

 1&2では特殊な能力を持った超人を数人作り出してこれに敵の街を襲わせる…というのが、魔法/天変地異とは別の攻撃手段だった。3でも大体似たようなことが出来るが、ちょっとアレンジが加わっている。超人を作り出すのではなく、一般市民を寺院や訓練所といった場所で教育し、特殊能力を身に付けさせて軍隊のような大群を編成して攻めこませる→「戦争をしかける」といったリアリティを増したものになっている。

 新ポピュラスは「派手さ」と「リアリティ」を追求したポピュラスということができる。

 一人プレイ用ステージは全部で25ステージ。前作の1000ステージから比べるとだいぶ少ないが、ポピュラス1&2のような自動生成ステージではなく、ステージデザイナが丹念に作りこんだ「手作りステージ」なので遊びがいはある。大体5ステージごとに難関ステージが配置してあり、そのステージごとにしかけられた意地悪なトリックに気づかないと何時になってもクリアできないはず。

 対戦はまだそれほど経験を積めていないが、1&2同様かなり盛りあがりそうな予感。

S_SUIBOTSU.JPG (19620 バイト) なお、対戦可能な英語版デモ版はここからダウンロード可能だ。製品版を入手したら私も対戦に積極的に参加するつもりなので、見かけたらぜひ声をかけてくださいませ。(ただしデモ版と製品版の対戦は不可)

 ここで、ちょっと宣伝。

 前半の難関ステージ5、10、15をDOS/V magazine 1月1日号(発売中)のp.307で攻略しているので興味がある人は読んでください。

 また、私が監修する攻略本は1月後半(あるいは2月初旬?)にソフトバンクから発売予定です。よかったら買ってください。

 

 

 

 

12/3 スーパーTFT液晶の話

 最近、仕事で日立の「スーパーTFT液晶」のカタログを制作した。刷り上ってもう店頭に並んでいる模様。

 「TFT液晶」に「スーパー」を付けただけのネーミングセンスが限りなく70年代ぽくてダサダサの極みなのが「さすがは日立!!」って感じだが、実際、その画質は従来のTFT液晶パネルと比べると格段にいい。

 この方式は液晶素子の駆動方法も従来方式とは違うし、光を液晶で旋廻させるようなこともしない。アクティヴマトリックス方式だし、TFT(Thin Film Transistor)を使っているのでその点ではTFT液晶と同じだが、少なくともTN(Twisted Nematic)型ではないのだ(普通のTFT液晶もDSTN液晶やSTN液晶と同じく、光を液晶で旋廻させて制御するTN型である)。TN型液晶では避けられなかった斜め方向からの色調変化や、正面からのコントラスト不足が驚くほど改善されている。

 従来方式とスーパーTFT(つくづくダサい名前だ)の原理の違いを解説しているんで、もしパソコンショップで見かけたら手にとって読んでみてください。

hstft1.JPG (29693 バイト)

hstft2.JPG (51426 バイト)

12/4 もえラドンの話

 超バカ。しかし、継続は力なり。5話あたりからつぼにはまるともうとまらない。

バカ好きは見るべし。

http://yebisu.ics.es.osaka-u.ac.jp/~taketani/game/moeradon/

 

 

 

 

 


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