8/1 TANARUSの話(つづき)
相変わらずハマっているTANARUSであるが、結局無料体験期間は8月中旬から後半にかけてまで引き伸ばされた模様。まだタダで楽しめるのでやってないひとはぜひ挑戦してみて欲しい。面白さは保証付き。
パッケージ版は8月25日前後に発売予定で価格は知らされていないが、1ヶ月間の無料接続権が付属するらしい。うーむ、1ヶ月間は短いよなぁ。Ultima Onlineは3ヶ月間だし、無料のところも多いから、これではちょっと割高感があるよねぇ。なにしろ一人プレイモードなしの「対戦専用ゲーム」だからなおさら。
メーカーの人にはもうちょっとがんばってもらいたい。たくさん要望メールを送ったのだが、果たして実現されているかどうか…。戦車の装備設定画面のGUIがイマイチなんだよね、いまのは。
最近、プレイヤーも増えてきたみたいでいろんな人が来るようになった。ただ、バカモノ達も多くなってきてて、チームメイトならばともかく、対戦相手のプレイに口うるさいやつが多くなったきたのだ。そう、一時期、対戦格闘ゲームで相手プレイを「キタナイ」とかいうのと同じ種類の馬鹿者たちだ。
TANARUSでのスタンダードなプレイは「中戦車でレーザー砲で撃ち合う」ということになるのだが、これ以外の戦車や兵器を選択すると文句をいうコマッタチャンが出てきたのだ。
焼夷弾とか徹甲弾などのシールドを貫通する特殊兵器を使うと「卑怯」とか言い出す。おいおい、自分もおんなじ兵器装備すれば使えるんだよ…。
光学迷彩という肉眼サイトから戦車の形を消す装備を搭載するとこれまた「卑怯」とかいいだす。光学迷彩をつかうとシールドが使えないので防御力はゼロに等しく、流れ弾で死ぬこともある。シールド装備状態よりも危険度は高いのだ。それに「アンチ光学迷彩レーダー」を装備してしまえばまったくこの効果を消すこともできるのに、そんなことも知らないでそんなことをいう…。
そんなに面と向かってドンパチやりたかったらQUAKEUとかやってりゃいいのにねぇ。
まぁ、ゲームセンターと違って相手は近くにいないので「無視」しても何の害も被らないんだけども。
8/2 Millennium G200の話
レビュー用にMATROXの最新ビデオカードMillennium G200を借りた。
実際に使ってみて「VooDooUキラー」といわれる通り、その性能はすごかった。Direct3Dでサポートされる機能の数はVooDooUとさほど変わらない。さすがにAPIが違うのでGlide対応のソフト、VooDooネイティヴのゲームは動作しないが、Direct3DベースのソフトならばnVIDIA RIVA128やインテルi740に勝るとも劣らないクオリティの高い映像が出てくる。ハードウェアサポートされる3D-APIの数が多いのもさることながら、16ビットカラーモードでも32ビットカラー次元でレンダリングしてディザリング表示するというVCQレンダリング機能が効いているせいだろうか。
2Dに関してもフレームバッファと128ビット接続(実際は64ビットの上り下り独立型のデュアルパラレル接続)になったことにより、MillenniumUよりもさらに速くなった。フレームバッファはWRAMではなくなってしまったので実測20%程度の性能向上にとどまっているようだが、安くなければ売れない現在ではSGRAM(SDRAM)を選択するのは間違った方向性ではないだろう。
性能的にはG200はこれらのビデオカードよりもずばぬけて早いというわけではないが1枚のビデオカードで2D/3D両方とも最高レベルのスピードとクオリティで賄えるというのはいい。
値段がまだ高いが、いま1番のオススメかも。
なお、テスト結果はこんなかんじ。(ドライバの不備でBGWM98はG200ではうまく動かなかった)
●テストマシン環境
CPU:PentiumII/333MHz
M/B:ASUSTeK P2L97-DS
MEMORY:SDRAM 64MB
SOUND:ENSONIQ AUDIO PCI
テスト解像度1024x768/65536色モード
BGWM98 |
HEGWM98 |
FR_2D |
FR_3D |
FR_BTR |
FR_OA |
|
Millennium G200 |
x |
223 |
3.43 |
3.46 |
3.55 |
3.46 |
Millennium G200+3Dfx VooDooU |
* |
* |
3.37 |
3.55 |
3.43 |
3.48 |
Intel i740 |
174 |
232 |
3.48 |
3.62 |
3.03 |
3.49 |
nVIDIA RIVA128 |
132 |
163 |
3.47 |
3.45 |
2.07 |
3.25 |
3DLabs Permedia2 |
168 |
227 |
3.45 |
2.95 |
1.21 |
2.84 |
BGWM98=WinBench98 Business Graphic WinMark98
HEGWM98=WinBench98 High-end Graphic WinMark98
FR_2D=FinalReality 2D image processing
FR_3D=FinalReality 3D performance
FR_BTR=FinalReality Bus Transfer Rate
FR_OA=FinalReality Overall Score
8/3 偽ピカチューの話
ちょっとすごいものを見つけたのでここにも載せてしまおう。出展は近所のディスカウントショップのチラシから。
見ての通りピカチューのまがいもの。
名前はイカチュー。
そりゃタコチューだろ!っていう突込みをあざ笑うかのような脱力感溢れるネーミングセンスは素晴らしい。
こういうまがい物を集めたページを私がここでやっているので興味のあるかたはどうぞ。更新サイクルは3ヶ月から6ヶ月というやる気のないページなのだが。
Oh!Xのライターの丹明彦氏と横内威至氏は二人揃ってグランツーリスモの制作に携わっていたのは結構有名な話だ。
Oh!Xで連載されていたあの「3Dハードコア・エクスタシー」という連載は、当時のパソコンのグラフィック環境を考えると実に志が高くて、見ようによっては先走りすぎていた感もあった。それがまぁ、とにかく実を結び、販売本数400万本オーバーという結果をはじき出せたのは、当時の仲間としては実にうれしいことだ。
さて、その制作物語が、現在発売中の少年マガジン(8/19,8/26合併号(36/37合併号))に漫画となって掲載されている。
登場人物である製作者たちは全員実名にて登場。
横内君はパチンコ好きの美少年に、丹さんは面長の寡黙な天才プログラマになっていた。あながち間違ってないキャラクター像なので笑ってしまった。横内君は言葉遣いが荒いところとか、よく雰囲気出ているし、丹さんはほんとにヘッドフォンつけてよくプログラム組んでたし、漫画の絵はそれほどうまいとは思えないが、キャラクタ像はかなりリアルだと思う。横内君がボンデージファッションを着こなす日本殺人拳法倶楽部所属の格闘家であるとか、丹さんがオートバイ好きで笑い上戸だとか、そのあたりは触れられていなかったが…あたりまえか。
横内君が環境マッピングをパチンコ玉で思いついたとか、最後にゲームが完成して丹さんが涙をぽろぽろ出して泣くエピソードはさすがに脚色だと思うんだが…。さて、実際のところは??
とにかく、Oh!X読者は一読の価値あり!?
ここにも関連の話題あり。
8/25 ビデオカードの話
ビデオカードが必要になったのでMillennium G200を買った。22,800円。ところがテストに数時間動かしたら画面になにも映らなくなり死亡。また、初期不良だ。
初期不良G200は買ったショップに返品して、そのまま良品との交換でもよかったのだがちょっと気味が悪かったのでインテルのi740に機種変更交換。こちらは問題なく動いている。
ところでこのi740搭載カード、AGP版で12,800円だった。ビデオメモリはSGRAM-8MB。メーカーはマザーボードでもおなじみのECS。こんなに安くなっていいのか…。そういえば初代RIVA128はこれよりもさらに安いな。
いやーしかし、ここ数ヶ月で一気に高機能3Dアクセラレータが身近になった気がする。S3のViRGE/DX/GX/VXあたりを使っている初期の3Dビデオカードユーザーは一気に取り残された感じがする(かくいう私のメインマシンもVX搭載)。とはいっても、まぁ、ゲームをやらなければあまり関係のない話なんだが。
ゲームといえば、ビデオカードの機能が低いと起動すらできないLUCAS ARTSの「SHADOW OF THE EMPIRE」だが、i740やRIVA128では3D-API不足の警告が1つでる。PERMEDIA2では4つ。この警告が一つもでないビデオカードはあるのか?という疑問が浮上するわけだが、あるにはある。警告メッセージなしのビデオカードは今のところ自分で確認できているのはVooDooT/UとMillenniumG200だけ。今後出てくるRIVA128TNT、Savage3D、T2R4などが果たしてどういう結果を示すのかちょっと楽しみではある。