5/1 お茶漬けの話

 「お茶漬けアンケート」の結果発表。(集計日時=1998年5月1日 午前0時35分)

総計314人の方の意見は以下のような比率だった。

お湯派    196

お茶派    118

 「永谷園のお茶漬けのり」をかけたご飯には、62%の人がお湯、38%の人がお茶をかけているという結果になった。

 まぁ、お湯派が多いのは「パッケージの裏にも書かれている」からまぁ当然だとしても(私は初めて知ったわけだが)、お茶派も決して少数勢力ではないということが分かって安心した。

 今回のお茶漬けアンケートに際してメールを何通かもらったが、不思議とどれも「お湯をかける派」の意見だった。それらによれば「お湯派」の意見の主流は、だいたい

「抹茶がもともと入っているので、お茶を入れたのではお茶の味が濃くなりすぎる」(K.Sさん他)

「昆布系のダシ味がお茶をかけると破壊されてしまう」(K.Kさん他)

このあたりに集中していた。なるほど、論理的だ…という気もするが、あの「お茶漬けのり」の「抹茶」の味ってそんなにするかな?

 また、ユニークな意見としては

「お茶づけのりは『ふりかけ』として食べるのでお湯もお茶をかけない」(T.Wさん)

「お茶漬けのりなどをかけず、白いご飯にお茶だけかけて食べることもある」(F.Nさん)

というのがあった。

 「ふりかけとして食べる」は、ありえそうな話ではあるが、しかし、ちゃんとした「ふりかけ」を買った方がいいと思うぞ。

 「白いご飯にお茶だけ」は私もたまにやる。とはいっても梅干しとかたくあんとかをおかずにして食べるんだけれどね。しらす干しもいいよ。塩鮭があると、ご飯の上に身をばらまいてその上からお茶をかけて食べたりもするかな。

 突然の企画の割には、食べ物の話だけあって結構な盛り上がりを見せたようだ。また、何か機会があればこういうアンケート企画、実施してみようかな。

5/2 トゥームレイダーの話

 「トゥームレイダー2」が終わった。パソコンゲームでここまで夢中になったのは久々。難しかったが面白かった。

 旅は万里の長城、ベニスの街、海上基地(?)、深海の沈没船、チベットと続き、とにかく長かった。よくもまあ1枚のCDROMにこれだけのデータを詰め込んでいるなと思わせる。結局、クリアまで1ヶ月間かかってしまった。本当に大冒険を終えたという気持ち。

 プレイしていない人はぜひともやって欲しいが難易度はかなり高い。その昔、X68にも出ていた「プリンス・オブ・ペルシャ」をやったことがあり、あれが楽しいと思えるゲーマーならば「トゥーム」を面白いと思える資質十分だ。

 ところでこのゲーム、難易度も高いが、快適に動作させるためのハードウェア条件も結構厳しい。まともにプレイするには実質的にMMX Pentiumはもはや大前提で、そしてなにより最近の3Dビデオアクセラレータが必須。これが古いマシンを使っている人にとってはツライかも? そのかわり画面と動きの美しさはコンシューマ・ゲーム機の比ではない。ちなみに私はPentiumII/333MHz、VooDoo1という構成でプレイした。

 しかし、ラストの超巨大&超凶悪に強力なボスキャラを倒して迎えたエンディングは非常に淡白だった。まぁ、いかにも洋ゲーらしいといえばらしいけれども。

 で、この日、ソフマップでトゥームレイダー1の特別編である「TOMB RAIDER GOLD」が売っていたのを見つけたので買ってきた。

 ゲームとグラフィックのデキ自体は良くも悪くも「2」と同レベル。ただ、1はDOSゲームなんだよね。動作させるまでが一苦労だった。DOSなのでDirectXを使っていないため、3Dアクセラレータごとの実行ファイルをインストール・ディレクトリに手動でコピーしなければならいし、ジョイスティックも4ボタン以上は特別なユーティリティソフトを利用しないと使えない(MicrosoftのSideWinderシリーズならばMicrosoftからユーティリティが出ているのでOK)。3Dアクセラレータがなくても画質は粗いがゲームはできるので「2」よりもより多くのハードウェアに対応しているといえなくもないが。

 とにかくしばらくは、また「トゥームレイダー・デイズ」が続きそうだ。

S_tr21.jpg (11871 バイト)S_tr23.jpg (14695 バイト) TOMB RAIDER2の画面。

 TOMB=墓、RAIDER=侵入なので、「TOMBRAIDER」は「墓荒らし」の意になる。遺跡や古墳なんかからお宝を奪うのがメインフィーチャーなのだが、よくあるハリウッド映画のように、敵役やモンスターなどもでてきてそいつらとの戦いも避けられない。

 それにしても邦題がもし「墓荒らし」ならば売れなかったろうなぁ。

 ゲームジャンル的にはバイオハザードに近いものがある。ただし、背景も含めてすべてがリアルタイム3D画像なのが大きく異なる。

 

 

S_tr24.jpg (6627 バイト)S_tr26.jpg (4456 バイト) ここの画像は沈没船のシーンのもの。ちなみに左下は水中シーンだ。水の揺らぎとか良く表現できている。

 なお、これらの画像はTOMB RAIDERのホームページからダウンロードしたものだ。

 

 

 

 

5/3 Z-MUSICダウンロードコーナー更新の話

 Z-MUSIC HOME PAGEのダウンロードコーナーを更新した。

 ムック付属のCDROMに収録されていたPCMデータを一括アーカイヴしたものをダウンロード可能にしている。ファイルサイズは100MBと大きい。分割しても、結局ダウンロードする人は全部ダウンロードすると思われるのでこの形式にした。

 なお、ダウンロードはISDN(64kBps)回線で5時間、33.6kBpsモデムで9時間近くかかる。ダイアルアップ接続の人は注意されたし。内容はまったくムック版と同じなのでムックを持っている人はダウンロードする必要はないです。

5/4 ダークサイドな話

 もうネタとしては古いが変なものを見つけたので紹介しておこう。

S_piegates.jpg (41335 バイト)まずはビルゲーツにパイを投げつけるゲーム「パイ・ビルゲーツ」。ベルギー・ブリュッセルで起きた事件をゲーム化したもの…ということらしい。内容はもぐらたたきそのままだが、パイの流れ具合が妙にリアルで笑える。Imposter!氏のホームページからダウンロードできるので欲しい人はここからどうぞ。

 

 

 

 

 

S_piescr.jpg (28535 バイト) 同じホームページからスクリーンセーバーもダウンロードできる。画面真ん中に事件の時のムービーが流れるが、画面に動きが少ないので「スクリーンセーバー」としての機能はいまひとつ。

 

 

 

 

 

S_pikachu.jpg (9283 バイト) もう一つは、最近、念願の仮釈放となったピカチュウのネタ。

 スクリーンセーバーの形態を取っているが見る人によっては癲癇を起こしかねないので取り扱いには最新の注意を要する。

 「わぁぁ。かわいい。うっ。ガク」となってしまっても当局は一切感知しないからそのつもりで。

 こちらは作者は…秘密だ。Oh!X誌上ではけっこう登場回数の多かったライター、ゲームレビューを中心にやっていた人物…とだけいっておこう(私ではない)。当人から「転載してもいいですけれど版権ものだし、ネタとしてやばいので匿名にしてください」とのメッセージを得ている。

 欲しい人はここからどうぞ。ファイル形式はWindows95/NT4.0のスクリーンセーバーフォーマットである「SCRファイル」だ。

 

5/5 熱暴走の話

 メインマシンとして使っているデュアルPentium Pro/200MHzマシンが突然不調ぎみなった。使っていると突然固まるのだ。IE4.0が暴走したりするのは毎度のことだがWindowsNT自体がハングアップするのは珍しい。ハングアップといっても青色画面がでるダンプ付きのハングではなく、映っている画面をそのままにしてマウスカーソルすら動かなくなるハングアップなのだ。Windows95ではおなじみの現象だがWindowsNTではめったにない。

 おかしいと思い中を開けて動かしてみるとセカンドCPU側のファンが停止していることが確認できた。どうやら原因はファン停止によるCPUの熱暴走だったようだ。ファン自体はPentium Pro標準ファンともいわれるSANYO製のもので品質自体は信頼できるものだったのだが、まぁ故障もするか。

 念のために分解してみたのだが、ヒートシンクとファンとの接合部分に巨大なホコリダマが詰まっているのを発見。これを取り除いてみると見事にファンは復活。ファンはこのホコリダマに引っかかって回転ができなかったようだ。

 念には念を入れてってことでファーストCPUのクーラーも見てみたのだが、こちらはいたってきれい。なんでセカンドCPUのファンだけにこんなにほこりが詰まっていたんだろう。ケース内部の微妙な空気の流れが生み出した偶然といったところか(こんなたいそうな表現をするほどのことではないが)。

 それにしても…オイラの部屋ってそんなにほこりっぽいか。

5/6 光る!ピカプレートの話

s_pikadora.JPG (57157 バイト) スカイラークで食事をした時、レジ際で変ったものを発見。

携帯電話に貼ると着信時や発振時にぴかぴか光るというエンブレム。エンブレム側には電池はいらないというのが特長で価格は1580円。

 「ピカピカしようよ!」という売り文句が、頭の薄くなったおじさんへのプレゼントとするにはややシニカルな要素をはらみすぎて危険だが、とにかく最近の人気の「ドラえもんグッズ」の新参者のひとつのようだ。

 反応する電波の帯域は800MHzと1.5GHzなので、PHSには対応していない。私はPHSしかもっていないので、私には無用の長物グッズのはずなのだが、

・28mmX28mmの正方形

・透明プラスチックでラミネート加工されたエンブレムで見栄えがいい

ということで思わず買ってしまった。

 さて、何に貼り付けたかというと…それは…自作パソコン。

 自作パソコンのケースってエンブレムを貼るブランクの縁取りがたいていはついているのだが、実際ここに貼るエンブレムがない。たまに販促でCPUメーカーがパソコン間系のショーで配っていたり、マザーボードにおまけで付いてきたりすることがあるが、なかなか手に入る機会が無いのが現状。額縁を額縁のままにしてあるマイPCを使っている人も多いんじゃないだろうか。(秋葉原のパソコンショップ「ぷらっとホーム」ではオリジナルエンブレムなんかを販売していたりするが)

 んで、このドラえもんエンブレムがPCケースのエンブレムにぴったりはまるのである。

 ただ「ウリ」となっている「ピカピカ光る!」機能は残念ながら機能しない。それを考えるとPCエンブレムとして1580円というのはかなり高いかな。まぁ…でもドラえもんファンならばどうですかっていうことで…。

 しかし、そのうち800MHzクラスのCPUが登場して、CPUや回路から出る電磁波に反応してピカピカしたりしてね。でも、PC起動中ずっとピカピカしているのはいやだな。それこそピカチュウ事件の再来になったりしてな(不謹慎ネタ)。

 おっといいわすれたが、製品名は「光るピカプレート」、メーカーは株式会社RUN'A(電話:03-5410-5953/06-258-9301)。私はスカイラークのレジで発見したわけだが、携帯電話グッズだし、ドラえもんグッズなのでおそらく街のキャラクターショップとか携帯電話ショップに行けば見つかるんじゃないかな。

5/8 まいっちんぐな話 その1 -日立製作所編-

 日立製作所の海老名工場を取材したことがあったが、あれはそもそも日立の新製品(ノートPC)の広告タイアップ記事を書くためのものだった。

 ところが今日かかってきた電話によればなんと「協議の結果発売中止が決定した」という。

 FLORA Prius270という型番の製品なのだが、カタログまでできていたはずなのだが…!?

 中止の理由は定かではないが「あまり売れそうじゃないから…」というのが本音なんじゃないだろうか。結局「ベンチマーク大好き」に掲載されたベンチマーク結果は幻のデータとなってしまった。

 それにしても、日立に私は以前にもこういう目に合わされている。96年の秋だったと思うが、ディスプレイ一体型モデルの日立フローラのレビューを請け負い、実際にうちにマシンがやってきたので、いろいろとテストしていたら、突然電話がかかってきて「そのモデル、協議の結果、発売中止になりました」の連絡。

 試作機作って、それが「市場に適さない」とか「ライバル製品に勝てない」とか言う理由で実際には発売されないっていうのはよくある話だ。多くの会社がそうやっていい製品を発売しているわけだから。

 だが、社外の人間に評価依頼までして、しかもカタログまで作っちゃってから協議して、発売中止にするのはまわりにすごい迷惑がかかるからやめて欲しい。社内/社外の双方のいろんな人の力を無駄にしているのに気づけ。外に出す前に社内で問題を解決しろ。

 ちなみに私は原稿をとっくにあげて編集者に渡していたし、編集部ではマシンの写真撮影も済み、デザイナーはページのレイアウトも終わっていた。そしてカラー刷りのゲラまで出来上がっていたのだ。これが全部やりなおし。私も今週のスケジュールの再調整が必要になってしまった。

 日立よ、今回の件では一体誰に責任があるのかを十分協議して明らかにしてくれ。

5/12 まいっちんぐな話 その2 -日本ビクター編-

 うちに来た液晶プロジェクター「DLA-G10」は画素落ちが激しいのと、DVDプレイヤーからの映像信号がうまく映らない、という理由で4月から交換してくれ、とビクターと交渉していたのだが、ついに今日、実際に交換が行われることになった。

 また、エフェクトスピーカーを取り付けているBOSEの天吊り金具がどうも「やわ」で、スピーカーの自重に耐え兼ねて首をもたげてしまうのでこれの交換も希望していた。こちらはヤマギワが担当する。

 まず、来たのはビクターの二人。一人の名刺の肩書きには「所長」とか書いてあったのでそこそこ偉い人のようだ。丁寧な人間で大変結構だったのだが、プロジェクターを前日にうちに送り付けての交換というのはちょっと段取りとして変だ。大体、構造的にもとてもデリケートなものなのにそれをヤマト運輸で送り付けてくるか?

 なんだか菓子折りを差し出してきたぞ。もちろんありがたくいただいておくが、みると「十万石まんじゅう」ではないか。私はよくふざけて十万石まんじゅうのCMのセリフをもじった言い回しを使うことがあるが、もしそれを知っていてこれを持ってきたんだとすれば、この二人、うまい、うますぎる…。

 で、一通りの画質チェックもすみ、いよいよ取り付け、ということになったのだが、何とこの二人、ドライバーも脚立も持ってきていなかった。ええ!? 何しに来たんですか、あなたたち私のうちに。ドライバーはあるが脚立はないよ。うちには。

 仕方ないのでヤマギワのスピーカーの金具取り付けスタッフが来るまで待つ。

 待つこと十数分、ヤマギワのスタッフがやってきて、当然彼らは脚立や工具類を持ってきていたので、これらを借りて取り付けることに。

 どうもビクターの二人は「偉すぎて」こうした取り付け作業は本職ではないらしくどうも手際が悪い。情報伝達の不手際で、どうやら今日きたこの二人は実は不良に関して「謝りに来ただけの人」だったようだ。

 スピーカーの金具はBOSEのGCW4からスピーカーと同じJBLの純正のものに変更した。本来は差額が発生するのだが「今回はいろいろご迷惑をおかけしました」って事でタダになった。さすが純正、関節部分もメタルでできていて頑丈そうだ。BOSEのは関節部分がプラスチックだったので堅締めしても緩んできてしまったのだが、JBL純正のはその心配もなさそう。

 DV-S9との相性問題も今日交換されたDLA-G10では発生しなかった。どうやら今までうちにあった機械個体の不良だったようだ。まぁ、なんにせよよかったよかった。それと設定メニューをいじっているといくつか新しい項目が増えていた。マニュアルもリビジョンが上がっていたし、さすが新製品、一月もあればマイナーバージョンアップが行われちゃうのだ。

 とにかく、すべての作業が済み、全員が引き上げていった。

 やっと、全部が終わったか…と思い、システム全体をもう一度チェックしようと全部の電源を入れてみたところ、どうもプロジェクターの映像がおかしい。なぬぬ??

 なんだかフォーカスが甘い絵だな…。フォーカスの調整をしてみるが一向に良くならない。

 あれれ

 スクリーンに近寄ってみると緑プレーンが縦方向に3ドットずれてしまって映っている。たとえば文字を表示するとワープロの影付き文字のように映ってしまうのだ。ゲゲ。画像を映すとすべての輪郭部に緑のラインが表れる。

 ギャーーー

 はじめ人間のオープニングソングばりの悲鳴を上げる私。

 すぐビクターに電話。

 先ほどのビクターの人間がとんぼ返りで帰ってくる。画質をチェックすると「こ、これは…」とJBハロルドシリーズの尋問された容疑者みたいなセリフを吐いてびっくりしていた。その、セリフ、私だって言いたいや。

 うちはプロジェクタ本体を天井に天吊り金具経由で設置しているのだが、どうも天吊り用の画像設定を行うとこの現象が起こるようだ。最初の画質チェックで分からなかったのは、そのチェック自体が天吊りする前だったから。

 しかし、これは絶対仕様だとは言わせないぞ。だって昨日まで使っていたDLA-G10はこんな色ずれはなかったんだからね(画素落ちはあったけど)。

 「いや、これはあきらかに不良ですね。すみません」

と、このビクターの人間。

 一体、彼の「今日という一日」はなんだったのだろう? 私も結構付き合わされたので私の時間も返して欲しい…。

 で、カチンときたのはこのビクターの人間の

「これを修理したいと思うのですが…」

の言葉。

 今日届いた新品を修理って、どういう了見じゃい。大体使っていておかしくなったんじゃなくて、持ってきていきなりおかしかったんだから、どう考えても工場出荷以前の問題のはず。

 「品薄状態ですぐに交換できないから…」

というのが向こうの言い分なのだが、持ってきていきなりおかしくなりだした奴を修理しますってのはいくらなんでもおかしすぎる。

 というわけで、交渉の末、「検討してみます」の回答を得た。

 しかし、今回のホームシアターの件で交換になったものを改めてまとめてみよう。

・AVアンプ YAMAHA DSP-A1(注文したものとはボディ色が違うものが届いてしまい、交換)

・サヴウーファ YAMAHA YST-SW150(上位機種のSW500がきてしまい交換。こっちでも良かったけれどさすがに販売店のヤマギワが損をしてしまうので、向こうが積極的に交換)

・DVDプレイヤー PIONEER DV-S9(音飛びがするので交換)

・DVDプレイヤー PIONEER DV-S9(映像をプロジェクタに映すとPAL/SECAMと認識されてしまうので交換。ただし、結果的にはプロジェクタの方に問題があったのでPIONEERはとばっちりを受けたことになる)

・天吊り金具 BOSE GCW-4(関節が不良で1個を新品に交換)

・サヴウーファ YAMAHA YST-SW150(天吊り金具交換の際、ヤマギワのスタッフが金具を落下させてSW150に深い傷を与えてしまい、これを新品に交換)

・天吊り金具 BOSE GCW-4(関節部分がどうしてもヤワなので結局JBL製のものに4つとも全部交換。差額が発生するのだが、ヤマギワが負担してくれる)

・液晶プロジェクタ VICTOR DLA-G10(画素落ちが激しいので交換)

・液晶プロジェクタ VICTOR DLA-G10(交換したものが今度は色ずれを起こし、交換予定)

 ふう。

 それにしてもこれって私が不運なのだろうか。いったいなんなんだろう?

 NECのFAXのSPEAX22TAの時KORG TRINITYの時も大変だったけど、今回のは私の人生において最大の交換ラッシュ体験ツアーになってしまった。(やなツアーだな。大体このツアーはまだ終わってないし。)

 プロジェクタのある部屋は床がフロアリングなのだが、ふと床を見るとギザギザ状の傷が入っているのに気づく。ガーン。どうやら、今日の一連の交換の騒ぎのうちに付けられたものらしい。なにかを引きずったんだろう。これも、文句言わなきゃ。泣き寝入りするほど、私はお人好しじゃないから。

5/13 Z-MUSIC Ver.3.0ムックプレゼントのお知らせ

 新サイトに移動後のZ-MUSIC HOME PAGEへのアクセス者がそろそろ1万人を超えそうなので、これを記念して1名様に「Z-MUSIC Ver.3.0」のムックをプレゼントします。詳しくは「Z-MUSIC HOME PAGE」を参照してください。

5/13 まいっちんぐな話 その3 −日本ビクター編−

 結局、液晶プロジェクター「DLA-G10」はまたまた交換が決定した。今日、またビクターの人間がわざわざそれを言うためだけにやってきた。

 深々と頭を下げて今度はカステラを差し出してきた。どうせ3000円近いもの持ってくるんだったらDVDソフトとかのほうがうれしいな。

 とにかく今度こそ最後にして欲しいよ。

5/14 インド核実験の話

 インド二回目の核実験か。そういえばフランスがやった時にはワインの不買運動とかブランド品の輸入自粛とかやってた団体とか百貨店があったが今回はどうなんだろうか。そろそろ動きがあってもいいころだとおもうんだが。

 たとえば、ジャスコは今後カップヌードルのカレー味は仕入れません、とか、カレーの王様は副腎付けライスしか販売しません、なんてどうだ?

 あとは、ゲームセンターのキャロット巣鴨なんかで「ストリートファイターEX2」の「ダルシム禁止台」とか設置して欲しいよな。上野動物園じゃ、当然インド象の飼育は当分見送るべきだろうし、入園者も素通りしてアフリカ象の檻に行くべきだ。

 各大学なんかのヨガ研究会とか同好会は活動を自粛するか、カポエラ研究会なんかと合併した方がいい。

 そういえばちょっと前に人に作ってあげた自作パソコンのハードディスク、JTSっていうインドのメーカーのものだったんだよな。4.3GBで21,000円で安かったんでそれにしたんだけれど、あのマシンも当分は使わないように持ち主に言わなければ。

5/15 休刊の話

 なんとスーパーアスキーが休刊か。いよいよアスキーも…。

 はやりにあまり左右されない記事内容が好きだったのになぁ。コラムも結構面白いのが多かったし。

 スーパーアスキーの読者ってこのあと何を読んだらいいんだろう?

 月刊アスキーNTだろうか。

5/16 まいっちんぐな話 その4 −日本ビクター編−

 ビクターが液晶プロジェクタの交換にやってきた。

 画面反転時の画像も正しく出ているし、これで大丈夫かとおもったんだが…。

 どうも常時点灯型の画素落ちが二つやや真ん中付近にあることを発見。

 うーん、画面を真っ暗にした時に緑色に浩々と光る二つの光…やはり気になる。白っぽい画面とか動画はいいけれど、黒っぽい静止画の時は気になるよ。場所を知ってると余計にそこに目がいっちゃうし。

 とにかくこの日はビクターの人間には帰ってもらった。

 このあと数時間使ってランプの使用時間をそれとなくチェックしてみるとなんと「17時間」になっているではないか!?

なんだこりゃ。まさか中古品なんじゃ??? 確かに交換には数週間かかるといっていたのにわずか3日で交換に来たし…。社内とかショールームで使っている奴を適当にパッキングして持ってきたんじゃないのか。怪しい…。

 ドット落ちのことも含めて、また月曜日に文句いってみるかな。ビクターの人も帰り際に

また何かありましたら遠慮せずにいってください

っていってたし、ね。しかし、ビクターの品質って(品質管理も含めて)こんなものなのか!?

 はふ。ちょっとため息(C)闇の血族

5/19 まいっちんぐな話 その5 −日本ビクター編−

 今日、またビクターの人間が来た。意外にも付けたクレームはまともに対処してくれることになった。結果だけ報告するとこんな感じ。

 まず、ランプ使用時間の急激な増加に付いては「原因は不明」だが、「不良かもしれない」とのことだった。

 そして緑の常時点灯型の画素落ちに付いては、「ビクターの品質保証部の基準には達してはいるものの、お客様からのクレームはもっともと判断し、最終的に満足いただける商品を収めさせていただきます」との返答だった。要するにもう一度交換するということらしい。

 で、あまりにもうるさい客だと思われたのだろうか(別にいいんだけど)、今度の交換の時にはなんと製造工場の品質保証部の人間まで来るらしい。まぁ、こちらのクレームに対していろいろといいわけをいってくるんだとおもうが、さてどうなることやら…。

 車1台分以上の価格をする金額を払っている(ローンだけどね)こちらとしては製品に満足できないと納得がいかない。これはちょっとビクターにわかってほしいよ。

 さて、担当者の話を聞いているうちにちょっとわかってきたのは、この「DLA-G10」というのは、やはり企業向けの業務用という位置づけらしく、ぶっちゃけた話、「映りゃあいい」っていう感じで作っているみたいだってこと。どうも企業系ユーザーは画素落ちとかに関して文句いわないらしい。もうカタログスペックだけで満足しているみたいなんだな。確かに1000ANSIルーメンの輝度、10億色の表現力(RGB各10ビット表現)、1365x1024の解像度っていう、現在主流の同価格帯のスペックを大きく逸脱していてすごい。発表後半年が経っているのに競合製品が未だ出てこないというのはすごいことだ。そういうわけで実際かなりの数の注文がきているようで、んでもってどうせ文句いわれないんだから、作ってある程度の品質の製品はどんどん出荷しちゃえーってのが現状のようだ。

 最初に来たやつと二回目交換されたやつは画素落ちは十数個あった。3回目のは消灯型の画素落ちが6個、問題の常時点灯型が2個なので合計8個でぎりぎり二桁に達してないものの、やはり多い。今まで液晶プロジェクタは1024x768の解像度クラスのは、5社5機種を自分の目で見てきたが、画素落ちが2桁ある製品なんて一個もなかったぞ。

 確かにDLA-G10のD-ILA素子ってやつは対角0.9インチに130万個の反射型液晶素子を植え込むっていう気の遠くなるような技術を使って作られるわけで、しかもこのパネルを3枚も使っているので原理的に画素落ちの数は多くなりそうではあるんだけれど、いずれにしても、もし、ちゃんとしたクオリティのものが作れないんならば発売はもうちょっと後にすべきだったんじゃないだろうか。少なくとも個人ユーザーには。

 今日ビクターの人はフジヤのケーキを持ってきた。もうお菓子はいらないから、まともなクオリティのブツを持ってきてくれないかなぁ。

5/20 Windows95が終了しない話

 よく話が登るWindows95の不具合として、Windows95を終了しようとしても「しばらくお待ちください」のメッセージを表示したまま、100億年待っても太陽が白色歪星化するだけで一向に終了しないという現象がある。先日出たDOS/Vmagazine 6/1号で、「Windows95は約50時間周期で100%ハングアップする」というショッキングな記事が掲載されたが、これよりも「終わらない現象」に被害を被っている人の方が多いんじゃないだろうか。

 一度これに陥ると、リセットスイッチを押すことを余儀なくされ、以後起動のたびに「前回、正常な手順で電源が落とされませんでした」みたいなことをいってSCANDISKが動き出してしまう。

 うちのマシンも先日この現象に見舞われてしまった。一度こうなるともうなかなか直らない。

 で、この問題はあまりにもメジャーなのでマイクロソフトのサポートにも掲載されているんじゃないかなと思って覗いてみると、サポートページがリニューアルされちゃっていて、「目的のサポート情報をキーワードで検索する」という形式のページになってしまっていた。

 なんだこりゃ。まぁ、状況によってはこの方が便利なのかもしれないが今までどおりのリストアップ形式のも残しておいて欲しかったな。

 仕方なく、製品名を「Windows95」とし、症状のキーワードはて「ハングアップ」とか「終了」とかを与えて検索してみたんだがどうしても見つからない。なんでないんだ? こんなメジャーな現象なのに。

 ここでもう一度よーく考えてみることにした。…この現象が起こり出したのはいつからだったろうか?…たしかインターネットエクスプローラが出たころくらいだったかな…。まさか…!?

 駄目もとで製品名を「Internet Explorer」に変更して検索してみたところヒット!!

 見事「[IE4]Windows 終了時「しばらくお待ちください」画面で停止する問題 」を探し当てることに成功した。

 しかし、ちょっとまてよ。

 これって確かにIEが原因を作っているのかもしれないけどさ、これのせいでWindows95がおかしくなるんだからWindows95の現象としても報告すべきだし、すくなくとも検索したときにはヒットさせてくれよ。IEが原因だからってIEのエラーとしてしか報告されないってのは「プログラマ的な発想だよね、わははは」という言葉だけでは片づけらんないほどの不親切さだよ。だいたいマイクロソフトの主張はこうだったはずだ。「Windows95とInternet Explorerは一心同体だ」って。

 きっと、こういうパターンで目的の情報が得られないユーザーってたくさんいるんだろうなぁ。

 ヒットしたページを読んだら問題は解決。

 IE4.0インストール後、アクティヴデスクトップとネットワークドライブを有効にしているとこの現象が起きてしまうらしい。要するにIE4.0のバグだ。回避方法は単純明解で「アクティヴデスクトップをアンインストールする」か「ネットワークドライブの使用を辞める」か、だそうだ。要するにIE4.0のバグが効力をおよばさない状態でWindows95を使ってくれって事らしい。また、あるいはアンオフィシャルに配布されているアップデートプログラムを実行する、という手もあるが、これの入手手順が面倒くさい。結局「アクティヴデスクトップをアンインストール」することに決めた。

 ちなみに、この問題、Windows98のβ3やRC0バージョンでも発生する模様。ちゃんと製品版では直っているといいね。

5/21 NTTパーソナル清算の話

 NTTは結局NTTパーソナルの事業をNTTドコモに受け渡すことにしたみたいだ。NTTパーソナルのPHSユーザーはこの統合に影響なく今後も使えるらしいが、「NTTのPHS事業は結局失敗に終わった」という歴史は刻まれたことになる。

 1990年初頭、私の母校の大学に、NTTの偉い人間がやってきて「NTTの今後の展望」みたいな講演をやったことがあった。そのとき、たしか

「2000年までに携帯電話(含むPHS)を一人一台というレベルまで普及させます」

みたいなことをいっていた。当時の私は「そんなの絶対無理だ。」と思ったものだが、気づいてみればほとんどその通りになっている。

 まぁ、PHSの普及を仕掛けたのは間違いなくNTTだし、その通り普及したので、まぁ「成功した」といえなくもないのかな。

 と、いうことは、あの偉い人の展望は見事に適中したわけだ。すげー。でも、自分のところが追い込まれるとは思ってもいなかったかもなぁ。

5/22 切手の話

 MPCM.Xの作者であるWachoman君からアメリカの切手を送ってもらった。

 私は藤子不二雄と手塚治虫も好きだがワーナーも好きなのである。以前彼には97年12月29日に発売された「バッグスバニー」の切手を送ってもらったが、今回は98年4月28日に発売された「トゥイーティとシルベスター」の切手を送ってもらった。Wachoman君どうもありがとう。

 ところで、新宿や銀座に出来たワーナーのお店は、連日、女子高生を中心とした若い女の子達がグッズを求めて出入りしており、なかなかの繁盛ぶりの模様。しかしワーナーのキャラは日本ではどうもディズニーのキャラ達に押され気味の感があり、知名度は驚くほど低い。

 このワーナーの店の新宿店が出来たばかりのころ、こんな事があった。

 ある日、新宿で待ち合わせをしている時、時間が空いていたのでこの店で時間をつぶしていた時のことだ。横にいた馬鹿女二人組が突然猫なで声調の叫び声で

「このひよこちゃん、かわいいー」

と言い出したのである。ふと見ると手にしていたのはトゥイーティのTシャツであった。この叫び声に対して私は思わず「ガーン」と叫び返してしまった。この発言には大きな誤りがあるからだ。

 トゥイーティは「ひよこちゃん」じゃなくて「成長したカナリア」なのである。もう、これはTOKIOとスマップを間違えるくらい、いや、ホンジャマカの恵俊彰とサッカー選手の城彰二を見間違えるくらい基本的な間違いなのだ。もう、こういう連中にはディズニーランドのお土産屋に行ってホワイトミッキーでも買っていて欲しい。

 もしかしたら彼女達はバッグスに「バッグスバニー」という名前があるのも知らないのではないだろうか。彼女たちにとってもしかしてただの「うさぎちゃん」に過ぎないんじゃないだろうか。もしかしたら店員さえもマービンがいったいなにものなのか知らないかもしれない…。

 しかし、このキャラクター達の認知度が低いのは店側の責任もある。このワーナーの店、行ってないひとは一度行って欲しい。ちょっと品物の品質が悪すぎるのだ。

 とくにぬいぐるみ関係。

 元が何のキャラクターなのか判別するのが難しいほどひどいものが棚に並んでいる。あれだけ見れば確かにバッグスもダッフィもウサギちゃんやあひるちゃんと思われても仕方が無い。二次元キャラのぬいぐるみ化は非常に難しいのは分かるが、あのデッサンの悪さはもはや芸術の域に達しているかもしれない。

 なかでも群を抜いてひどいのが「ロードランナーとコヨーテ」の「ロードランナー」のぬいぐるみ。顔が完全に「パーマン」なのである。そう、あの藤子アニメのパーマン。想像できないだろうが、あの米西部に住むカッコウ科の鳥「ロードランナー(和名:ミチバシリ)」をモチーフにして生まれたキャラクタが、体がダチョウのパーマン1号になってしまっているのである。あれはホント一見の価値ありだ。

 話を戻して。

 アメリカのコミックキャラクターの切手は「バッグスバニー」と「シルベスターとトウィーティ」と来たわけだが、今度は何だろう? 同じワーナーからだとすると、次はやはり「ロードランナーとコヨーテ」かね。「ダッフィーダックとエルマー」もいいが画面栄えしないからなぁ。

 日本も手塚治虫キャラの切手のあと、藤子キャラのドラえもんの切手が出たけれど、もう続けないのかな。石ノ森章太郎が亡くなったばかりだし、やはり石ノ森キャラで「サイボーグ009」が有力かな。意外と、ガン患っても元気な赤塚不二夫の「バカボン」とかきたりして。

 先日、自殺したねこぢるキャラがきたら郵政省のウィットには敬意を表しちゃうけど、しかし全国の切手マニアの目にはきっとただの「かわいいこねこちゃん」の切手としか映らないんだろうなぁ。なはは。(やや不謹慎ネタ)

5/23 TOMBRAIDER1の話

 TOMBRAIDER1が終わった。

 うーん面白かった。私の場合2やってから1をやったわけだけれど、1の方が面白かったなぁ。地形のトラップとか巧みだったし、ボスも迫力あるし、敵キャラも2に比べてやや賢い動きをするし。

 演出関係は2の方が上だけれどね。

 数あるトラップの中でもとくに感動的だったのは自分と正反対の動きをするドッペルゲンガーのトラップ。自分が銃を構えると開いてもこちらに対して構える。撃つと自分がダメージを受ける。最初意味が分からなかったが、地形をよーく観察すると「謎の意図」が分かるようになっていて、これに気づいてこのトラップを解いた時の感動は文章では表せない。まぁ、良く考えれば誰でも解けるんだけれど、3Dアクションゲームでこういうトラップを発案したゲームデザイナーには感服しちゃうね。

 ところで、ゲームも終盤にかかって気づいたこと。それはこのゲームにもムービーがあったということ。

 うちは2D表示用として3DLabsのPERMEDIA2搭載カード、3D表示用に3DfxのVooDoo1搭載カードを使っている。というわけで、ムービーはPERMEDIA2を使って表示されることになるんだが、PERMEDIA2はROMBRAIDER1のプログラムがムービー再生時に呼び出すVESAの640x480/65536色のモードを提供できないらしく、結果、ムービー再生が実行されないようなのだ。

 はじめ、この事実に気づかなかったので、ゲームを始めると何の前置きもなく始まっていた。洋ものゲームは淡白だからといって納得していたのだがどうもおかしい。ステージとステージのつなぎがあまりにも唐突すぎる…(TOMBRAIDERの開発元CORE DESIGNはイギリスのソフトハウス)。そう思ってRIVA128のマシンで試したらムービーが表示され、やっとこの事実に気づいたという次第。

 PERMEDIA2ユーザーの間ではもしかしたら常識なのかもしれないが、DOS用のVESAドライバを組込まなくてはDOSベースのゲームがうまく動かないことがあるのだ。普通ビデオカードメーカーからこうしたドライバが提供されているものなのだが私のはバルク品のためそんなものはない。結局どうしたかというとSciTechDisplayDoctorを導入することにした。これで万事解決。ムービーも正常に表示されるようになった。

 しかし、エンディングは…。やはり洋ものゲームらしく非常に淡白だった。

cat07.jpg (66137 バイト)gold03.jpg (63898 バイト) TOMBRAIDER1の画面。

 相変わらずすごいディテールのリアルタイム3Dグラフィックがぐりぐり動く。

 1ではアトランティスの秘法を求めてペルー、ギリシャ、エジプトを旅することになる。 

 

 

 

 

gold09.jpg (65155 バイト)pan2big.gif (133549 バイト) 前半はただの宝捜しなのだが、後半ではその探し当てたアトランティスの秘法が古代文明のバイオ兵器製造の鍵であることが判明し、これをめぐっての一騒動が勃発する。

 後半の敵はほとんどがこのバイオ兵器君達で、後半のゲーム展開はバイオハザードのようなスプラッターの様相を強めてくる。

 これらの画面写真はTOMBRAIDERのホームページからダウンロードしたものだ。

 

 

 

 

5/26 やればできるじゃないか日本ビクターの話

 今日、ビクターの人達が来た。今回来たのは、いつもの営業の人、ちょっと偉そうな年配の人、品質保証部の人、そして工事担当の人の4人。今回で3回目の交換、すなわち4台目のDLA-G10がうちに来たことになる。

 品質保証部の人は

「原理的にドット落ちをゼロにすることは難しいんですよねぇ…」

と前置きして、箱を開ける。

 確かにそうだが、一台目はあまりにも多すぎたし、二台目はそれ以外の問題だし、三台目は数は少ないが目立ちすぎた。別にゼロにしろとはいっていない。とにかく、ホームユースでも満足のいくレベルの製品が欲しい、ということだ。

 つのる不安と緊張。

 テスト投影してみたところ…あれ? ドット落ちが無い…。

 R、G、B、すべてのパネルをテストするようなテスト画像を表示してみたのだがドット落ちが見当たらないのだ。

 液晶プロジェクタはR、G、B、合計3枚のパネルを使うわけだが、どのプレーンにもドット落ちが無いということは凄いことだ。チャンピオン機を持ってきてくれる…とはいっていたが、たしかにこれは「チャンピオン」のDLA-G10かもしれない。

 選定して持ってきてくれたのだろうか。そのあたりは謎だ。

 なぜならさっき「ゼロにすることは難しいんですよねぇ」と自信なさげな事を言っていた品質保証部の人も、画面を見て「ああ、たしかに、これはすごいなぁ」とかいって驚いていたからだ。

 まぁ、いいや、結果オーライだから。

 とにかくやっと満足いく画質が得られるようになった。どうもありがとう。日本ビクター。

 品質保証部の人が驚かなくなる程度にこのレベルの製品がどんどん生産できるよう祈ってます。

5/27 エステデミロードの話

「本番いきます」

「ちょっとまったぁ」

のあとのくねくね踊りは一体なんなんだろう。

 ディレクターの「本番に行きたい」気持ちを踏みにじってまでやるような踊りなのだろうか。

5/28 やればできるじゃないか日本ビクターの話 (つづき)

 結局、使っているうちにドット落ちが出てきた。常時点灯型。また、緑。いまのところ1ドット。

 このペースで出現したらいやだけれど、まぁ1ドットのままならいいか。しかし、何でよりよって常時点灯…。

 ところでロットの新しくなったDLA-G10になって変ったことは…

・ネオジオがちらつかないで出せるようになった

 月下の剣士だけがちらついていたのだがきれいに出るようになった

・色差入力がまともになった

 パイオニアのDVDプレイヤー「DV-S9」の色差出力をまともに出せるようになった。初期ロットでは色味がほとんどなかったのだが、これがまともな色の出方になった。解像度の細かさは抜群で、これでDVDを見てしまうとS端子とかコンポジット端子出力の絵が見れなくなるほど。

・設定メニューが増えた

 自動認識されている画面モードをあえて別のモードで映すような機能メニューが追加されていた。(誤認識時に役立つのか?)

 ところで、液晶プロジェクターに興味ある人はカラーマーキングファクトリーのホームページを見るといい。最近の製品を寸評と一緒に紹介している。

 ここは直販もやっているので見積もりも作ってくれる。個人でもまともに相手してくれた。って実は今日ためしにDLA-G10の見積もりを取ってみたんだよね。私がヤマギワで買った時よりやすい値を出してきた。あなどれない…。


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