3/1 無線式コードレスマウスの話

 またマウスの話。

 PanelTop PCというのがエプソンから出ている。液晶パネルが回転する省スペース型パソコン。

 レビュー用にしばらく借りていたのだが、これはなかなかいいマシンだった。性能も(ビデオ周り以外は)文句ないし、使い勝手もいいし。ただ、売り文句の一つである無線式キーボード&マウスがいまいちだった。キーボードとマウスが受けた入力情報の伝達は赤外線でPCに送られるのだが、その原理上、受光ユニットまでの直線上に障害物があってはならないという大前提があるのだ。これが意外にも大きい制約で、突然文字が打てなくなったと思ったら、机の上のめくれた書類が赤外線送出部にかぶさっていたり、受光ユニットの受光許容範囲角度から外れていたり、結構うざったいんだな。

 そんな事を思っていた矢先、ちかぢか、無線式のコードレスマウスが発売されるというニュースが飛び込んできた。開発元は松下のノートPC「レッツノート」のトラックボールなどを開発したHIDメーカー「ロジクール」。製品名は「Cordless MouseMan Pro II」。無線式ならばたいていの障害物ならば問題ないし、受光ユニットの角度の調整なんかも要らない。これはなかなかよさそう。値段は11,800円ということだから普通のマウスと比べるとだいぶ高いけれど、値段に見合った使い心地はありそうな感じ。インテリマウスのようなスクロール機能も付いているみたいだし。

3/3 ビデオチャットの話

 現在MobilePCにて「FMV-BIBLO/NCV13を使っていろいろやってみよう」という趣旨の短期連載をやっている。LOADTESTというコーナーだ。これの来月号分のネタとしてFMV-BIBLO/NCを使ってビデオチャットをやってみることにした。

 CCDカメラは私愛用(ゲラゲラ)のDC2L。DC2LはCCDで捉えた映像をリアルタイムにビデオ出力する機能を持っているのだ。カメラにはこれを使うことにした。

 ビデオチャットをするにはビデオキャプチャカードも必要になる。そこではじめにインタウェアの「PicPom/ZV」を用意して試したのだが、うまくいかなかった。メーカー側ではNCV13はサポート機種に含まれているのだが、うちにあるNCV13ではうまく動作しなかった。640x480/256色の画面モードで付属のキャプチャツールだとちゃんと取り込めるのだがそれ以外の画面モードでは駄目。また、後述するビデオチャットソフトからはまったくキャプチャできなかった。予想だがマシン側のZVポートがうまく動いていないんじゃないかな。富士通のビデオドライバのアップデート待ちってところか。

 続いて用意したのがIBMのSmartCaptureUという製品。こちらはProgram I/Oでキャプチャする方式だから大丈夫かな〜と思ったんだがやはり駄目。こちらはあらゆる画面モードでキャプチャできなかった。画面がぐにゃぐにゃになっちゃうんだな。しかし白黒モードにすればビデオチャットソフトからも使える事を発見。時間も無いし、こちらを使うことにした。

 試したビデオチャットソフトはマイクロソフトのNetMeeting(Internet Explorerに付属)とCU-SeeMe(マクニカ)の二種類。

 まず、NetMeetingはIE4.0を「完全インストール」すれば勝手にインストールされる。フリーで使えるし一番手っ取り早く始められるソフトだ。

 CU-SeeMeの方はコーネル大学が開発したビデオチャットソフトの古株で、Macintoshをはじめとした様々なマシン環境用のバージョンが世の中にある。国内にもユーザーは多い。なお、オリジナル・フリーソフト版のCU-SeeMeはftp://cu-seeme.cornell.edu/pub/CU-SeeMe/Win32/からダウンロードできる。さらに、これを拡張したEnhanced CU-SeeMe(WhitePine)という製品もある(日本語版はマクニカから発売されている。1コンファレンスに付き15分間の制限時間付きのデモ版もあり)。

 半日、ずっとこの二つのソフトをとっかえひっかえしてビデオチャットを試してみた結果分かったことは…。

 原稿にも書いたけれどNetMeetingは一対一のコミュニケーションがメインて感じ。ディレクトリと呼ばれる電話帳のようなものから相手をピックアップしてコールするというシステムだからまぁ、そういう物になりがちなのは分かる。ただ、相手をコールしても断られることが多いんだよな。

 で、CU-SeeMeの方は公開されているチャットサーバーにアクセスするという方式なので、人がいる会議室に飛び込めばすぐに会話を始められる。ただ、どんどん入れ替わり立ち代わり相手が入ったり出たりするのであまり身のある会話はできないけどね。

 そうそう。

 それにしてもNetMeetingは「ゲイ」が多い。コールを待っているとほとんどのコールがアメリカのゲイの方達からだ。コールをOKするなり

「Oh! Zenji 君はとってもかわいいねぇ」

と始められてしまう事も結構ある。キャプチャの解像度が悪いので女に間違われているのかと思っていたらどうも違うんだな。

 フロリダ在住の薬学のドクターコースの男子学生と話した時も、オリンピックの話題を中心とした普通の日常会話をしていたら、突然

「Zenji、君はガールフレンドはいるのかい」

とたずねられたりして、

「いるよ」

と答えたら

「それは残念だな」

といわれてしまった。おいおいその「残念」はやめろっつうの。

 ためしにマイクロソフトが提供するディレクトリに登録されているアクセス者のプロフィールを一度見てみるといい。あまりにも「ゲイ(GAY)」関係者が多いのだ。実際、周りの人間に聞いてみるとNetMeetingをためしたほとんどの人がゲイに口説かれた経験があると答えた。

 マイクロソフトよ、これからこのソフトの名前、「GayMeeting」に変えたらどう?

 とある女性の話では、ディレクトリのプロフィールを「女の名前」で登録しておいたら男からのコールが殺到したので、もういやになって「男の名前」で登録しなおしたら今度はゲイからのコールが殺到したとのこと。。

 うーん、男と女どっちの名前で登録しても結局かかってくる相手は男ってことだな。ゲラゲラ。

3/5 オーディオがそろった話

 注文したもののうち「液晶プロジェクター以外」のものがそろった。

 それぞれのファーストインプレッションを少し。

 まず、AVアンプ、ヤマハDSP-A1から。第一印象はすごく重いということ。いいアンプは重いというが、一台だけで25kgってのにはまいった。一度置いてしまうと動かすのが一苦労。

 続いてDVDプレイヤーのパイオニアDV-S9。アクセスランプがLEDが「青」ってのがおしゃれ。

 ビデオデッキのビクターHR-VXG1はまだ使っていないので良くわかんない。

 スピーカーだが、JBLのHP88Fはあたりだった。普段聞いていたCDを聞くと今まで隠れていて聞こえなかった音が聞こえてくる。

 おなじくJBLのCM52はエフェクトスピーカーなので音がいいか悪いかは良く分からない。

 センタスピーカーのS-ST9もボディが(人造)大理石だけに重い。音自体は非常にシャープ。ただ、サブウーファの上にのっけるという計画はちょっと無理そう。と、いうのはやはりサブウーファが大鳴動する時はちょっと共振している節があるからだ。スクリーンがきたらスクリーン中央部の左右両端に壁付けしようかなーと思っている。

 サブウーファのヤマハYST-SW150。私はサブウーファを左右ステレオに設置するのは生まれて初めての経験なのだが、映画などはかなり臨場感があってよさそうだ。試しにいくつかの映画のLDをかけてみたのだが爆発音とか衝突音とかの迫力がすごかった。

 ところで液晶プロジェクターの無いこの部屋で、映像を見せてくれているのはX68000の15"ディスプレイCZ600Dだったりする。

 10個のスピーカーの大音響に包まれて15インチの画面に見入る…ってのはなんかアンバランスでシュールだけど、結構楽しいよ。

3/6 デバッグ中の話

 ホームページの更新が出来なくなってから最近までの間に送ってもらったZMUSIC Ver.3.0のバグレポートを今整理中。

しばらくソース見てなかったので結構中身のこと忘れているなぁ。

3/7 がんばっている人の話

 Z-MUSIC Ver.3.02Aアップロードしました。ご利用くださいませ。

 ところで。 

 Webサーフィンをしていたら偶然見つけた「がんばっている人」の姿。

 場所は第8回 コンピュータ将棋選手権で。そう、コンピュータの将棋プログラムを戦わせるコンテストだ。「金沢将棋」「柿木将棋」「森田将棋」あたりが有名だけど、こうした有名タイトルも参加した将棋プログラムコンテストにX68000ユーザーが参加していたのだ。

 600MHzのAlphaマシンが参加しているこのコンテストに逆にすごく目立つ「X68000」という文字と「68000 10MHz」の文字。

 ちなみにプログラム名は「スーパー橋本将棋」、作者は橋本知弘氏だ。残念ながら今回は予選落ちだったようだけれど、今度はX68030かなんかで参加したらどうだろう。

 ところで第8回選手権の優勝プログラムはIS将棋。作者は棚瀬 寧氏(他)で、IS将棋は史上初のアマチュア作品で優勝を勝ち取ったとで話題になっているようだ。詳しくは不明だが市販の予定もあるらしい。興味のある人は氏のホームページを参照して欲しい。ところで棚瀬氏は金田先生の研究室の学生ということを氏のホームページで知った。(金田先生その節はご迷惑をおかけしました。もうあわせる顔が無い…トホホ。)

3/9 国産ハーブ鳥100%使用の話

「ケンタッキーでは国産のハーブ鳥を100%使用しておいしいフライドチキンを作っています」

みたいなナレーションのケンタッキーフライドチキンのCMがあるが、あのセリフを言っている時、テレビ画面右下に

「一部地域では国産ハーブ鳥を使用していません」

という文が豆粒くらいの小さい文字で一瞬出るのに気づいた人はいるだろうか。

 だったら100%って言うなー。白髭デブめがねオヤジめぇ。

3/10 パラッパ時計の話

  近所のディスカウントショップに買い物に行った時に思わず買ってしまったのがこれ。prpclk.JPG (17981 バイト)

 価格は4000円ちょっとだったかな。

 もともと二次元、それもカミッペラな質感のキャラクターのパラッパをよくここまでイメージを壊すことなく立体物に出来たと褒め称えたいほどの出来栄え。はっきりいってプレイステーションのCMにバンディクゥと一緒に出てくるぬいぐるみよりもデザイン的に優れている。

 アラーム音は実際のゲームでメインメニューが出現する時のジングルシーケンス

「♪ぱらっぱらっぱらっぱー♪ぱらっぱらっぱらっぱー♪ぱらっぱらっぱらっぱー」

のループ。帽子のカエルマークがアラームのON/OFFボタンになっている。目や手が動きそうだが、実は動かない。まぁ、4000円程度じゃ無理もないことだが、それにしてもアラーム音として使われている音楽の音質はなんとかならなかったのかなぁ。こりゃあサンプリング周波数8kHz以下じゃないか?  それにせっかく「ラッパー」なんだから1コーラスくらい歌って欲しかったところ。容量的な問題や音楽著作権的な問題から難しいのかな。

 

 

 

 

 

 

3/13 ホームページ分離の話

 きまぐれでZ-MUSICのホームページと日記のページを分離してみた。

 今後は私の個人的な趣味を「突(善)変異」で、Z-MUSICのサポートを「Z-MUSIC HOME PAGE」で行うことにした。

 一応申し訳程度のタイトルページも作ったりしてみた。このタイトルページの背景の画像はX68000ユーザーなら何からとったものか分かるはず。え? わかんない? うーん、あなたはあまりX680x0のマニュアルを読んでいませんね?(ヒント)

3/14 きてみてさわって富士通のお店の話

 人に頼まれて富士通のミニノートPC「FM-BIBLO NCV13」を買いに行った。まず行ってみたのはフリップフラップ近くの「富士通プラザ」。値段がメーカー直営店の割には安い208,000円とのことで、おおそれじゃー、と思って

「クレジットカードで」

といったところ手数料がかかりますっていわれた。まぁ、秋葉原じゃツクモとかソフマップ以外の格安店では常識なのだが、まさかメーカー直営店までそうだとは…。で、その手数料はいくらなの? ってきいたら

「わかりません。調べてきます」

っていって店の奥に消えた。 ガーン。ここってモノ売ったことないのかぁ? 即答しやがればかもん。

 んで、この店員の男、なにやらB4サイズのでかいファイルを取り出してきて、ピラピラと何やら調べ出した。そのファイルに「クレジットカードでお買い上げのときの手数料はいくらいくらです」とでも書いてあるのだろうか。

 男はめくってもめくっても欲しい情報が取り出せないらしく、他のおねーちゃん店員にもひそひそ声で何やら聞いている。私は呆然とカウンターの前に突っ立っていると?

「なにかおさがしですか?」

と別のおねーちゃん店員が声を掛けてきた。おなじこと聞いてこのおねーちゃんまでB4ファイルを取り出してきてしまうと気の毒なので、私の100万ドルのスマイルで適当にあしらった。でも、全員の店員におなじこと聞いて、この富士通プラザ中をB4ファイルの奪い合いのてんやわんやの大騒動にしてやるのもいいかもなぁ…と馬鹿なことを考えてニヤニヤしていたところ、男の店員が何やら回答を得られたようで、満面の笑みを浮かべて私に近づいてきた。

「おまたせしました。ええ、当店ではクレジットカードのお客様には5%の手数料をいただいております」

 ガーン。お、おまえさん、それを調べるためにどれだけ時間かかっているんだね。

 ま、まさか、今そこでそのおねーちゃんと急遽決めたんじゃないだろうな。

「それで、今、在庫はあるんでしょうか」

と、よせばいいのに更に私はこの男に聞いてしまった。ああ、今思えばさっさとこんなウンコみたいな店出てしまえば良かったのだが

「少々お待ちください。調べてきます。」

と言い残して、この男、また店の奥に消えるのだった。また、なにやらファイルを取り出したり、今度は端末みたいのでキーボード叩いて調べている。最初の質問の時にそのくらい調べてこいよぉ。カウンターの横には「春のFMVフェア」とかいうやつの告知看板みたいのがたっていて、そこにはちゃんと手書きの「FMV-BIBLO NCV13 特価」みたいなのが書いてある。これだけ大きく書いてあるんだから無いはずないだろ。それに、ここ、「富士通」プラザだよ。ここになきゃどこにあるんだっていうくらいの店じゃんか。

 そうそう。そういえば最近やっているあのCM。「富士通ナンバーワン」とか街頭の人に言わせるやつ。「富士通のパソコンがアンケートの結果『人気ナンバーワン』に選ばれました」とかいうあれ。大体どんなやつにアンケートしたんだ。まさか高倉健と倍賞千恵子じゃねーだろうな。

 と、またまた、馬鹿なこと考えている間に、男の店員も調べ物がすんだ様子。私に近づいてきた。

「お待たせしました。ただいま在庫はありません。」

 私はこの男が富士通プラザでナンバーワンに使えない男だと確信して店を出た。そして富士通プラザは私にとって秋葉原で二度ときたくないパソコンショップナンバーワンにランクインしたのであった。

3/15 国産ハーブ鳥100%使用の話 #2

 CMをよくみたら「国産ハーブ鳥は100%使用」とはいってなかった。「ケンタッキーでは国産のハーブ鳥を使用しています。」といったあとに「100%植物油使用」といっていた。でも、「一部地域では国産ハーブ鳥を使用していません」と出ているのはまちがいない。

 ところでファーストキッチンのステーキサンドっておいしいな。いやぁ、ロッテリアとかファーストキッチンはいつもすいてていいね。

3/16 セガ・サターンついに撤退の話

 なかなかショッキングなニュースが飛び込んできた。セガがアメリカのコンシューマ事業(セガ・サターン(SS))から事実上撤退するらしい。

 まぁ、ずばりいっちゃえばソニー・プレイステーション(PS)と後発のニンテンドー64に敗退したということになるわけだよなぁ。最初の一年はPSとSSって勢力を二分していたのに。

 なんでも利益が当初の見通しよりも540億円も減少。主な原因はアメリカでの販売不調だそうな。米法人の再編成をおこないつつ、99年の次世代機の発表で巻き返しをねらうとのこと。

 しかし、ここまで差がついたのはどうしてなんだ?

 原因は機能的な問題よりも開発環境の問題なのかな。PCゲーム、PS、N64って相互移植性が高いようだし。そういえばSSの開発環境ってどうなっているんだろう。ずいぶん前の話だけど、セガブランドでSSのゲームの下請け開発やっているプログラマに聞いたら、「3D-APIはセガがいろいろと作って提供してくれるんだけれど、結局それって『セガのお古』なのでセガのゲームをなかなか超えるのが作れない。」なんてぼやいていたけれど、今もそうなのかな。

 機能的といえば開発中の次期サターンって3DエンジンがNECのPowerVR系に急遽変更されたんだよね? たしか当初の予定は3DfxのVooDoo系だったはず。VooDoo系ならば海外のPC系のゲームメーカーが意欲的に参加してくれたと思うんだけれどなぁ。Whyなぜに、PowerVR??(C)矢沢

 セガの幹部も秋葉原いってPowerVR2の山積みの売れ残りみれば気が変わるかしらん。ゲハハハ。(逆に3DfxのVooDoo2は奪いあい状態の売れ行き)

 ところでまたまた不調のコナミの3D格闘ゲーム「ファイティング武術」のコブラ基板だけど、これって3Dエンジンが3DfxのVooDoo系なのだ。興味がある人は見てみよう。

 そういえば次世代PSの話って聞かないねぇ。CPUはMIPSのR系じゃなくてD社のA系というのが有力筋らしいけど…ほんとかな? だとすると家庭用ゲーム機(家電品)で533MHzとか使っていいのか。なんかゲーム機はパソコンと違って法的に最大クロックが100MHzだかあたりに規制されていたと思うんだが。

3/17 コナミも撤退の話

 そういえばコナミのPC向けゲームソフトの子会社が倒産したらしい。ここはWindows95用の「ヘンリーエクスプローラーズ」とか「ときめきメモリアル」とか、あの辺をだしていたところ。

 ということはコナミのPC向けのゲームはもう出ないということか。昔と違ってほとんどのタイトルが外注移植だったようで、コンシューマ(PS,SS,N64)用タイトルのようにコンスタントに製品をリリースできなかったのが敗因らしい。そういえば「ときめきメモリアル」なんて1年半くらい「発売予定」だったもんなぁ。

 ところで、現在パソコンゲームソフトってのは5,000本売れると御の字みたい。1万本超えるとヒットらしい。パソコンの可動台数が10年前と比べて格段に増えたはずなのに、「ヒットの定義」はこのころとたいして変わっていないのが面白い。

 やっぱコンシューマ向けの方が安くて面白いゲームが多いからパソコンでゲームしたがらないんだろうなぁ。普通の人は。

 昔、「うちのソフトが売れないのはコピーユーザーが多いからだ」とごねて雑誌に広告まで出したピンボケなソフトハウスがあったけど、今ならなんていうんだろうか。「みんなCD-Rでコピーしてるから売れないんだ。」とかいうのかね。

3/18 NTTも撤退の話

 うわお。撤退ネタが続くなぁ。

 NTTがPHS業務から撤退するらしい。理由はライバルに太刀打ちできないのでもうやめた、というのが本音らしい。じゃあ今加入している人はどうなるんだ?という疑問に関してはNTTは「さきのことはオラよくわがんね」としらばっくれてるらしい。

 まあPHSはDDIポケットの一人勝ちだからねぇ。「エリアとサービスがすごい」とかいっているASTELなんてマジで繋がんなくて「すごい」らしいし、他のPHS会社もDDIポケットには追従できないようだ。室内からも問題なくかけれるDDIポケットの高出力アンテナの威力とαDATA32の通信機能の充実度は確かに他のPHSサービス業社を引き離しちゃってるもんな。

 しかし、撤退するとして…公衆電話やビルの上に立てた膨大な数のPHSアンテナは今後どうするんだ?

 あ、そうそう、ちょっとしたアドバイスなんだけど、

「NTTはPHSから撤退しました」

っていう幟(のぼり)を立てるのに使ったらどうかな?NTTさん。

 むふふ。

3/19 コンパイル倒産の話

 コンパイル倒産か。ちょっと意外だなぁ。POWERACTYはやっぱり駄目だったんだろうなぁ。

120人あまりの新卒内定者を全員取り消しだそうだが、そんなに取る気だったのか!?

3/20 ライター業をやって学んだこと

 Oh!Xのライターをやって学んだこと→「ホントのこというと怒る人(会社)がいること」(記事に悪意が感じられる、というクレームが某社からきた時はびっくりしたなぁ。愛情しかなかったのに。)

 DOS/V magazineのライターやってきて学んだこと→「嘘が平気で付けるようになったこと」(広告タイアップ企画なんてのに参加するともう…。「…は問題はない」という表現は「一部の人にとってはすごく困る」の意が隠されている場合が多いが、メーカーの人は目くじらを立てないので良く使う。)

 いまだに分からないこと→「嘘とホントの使い分け」(どっちを書いても編集者に直されるので気ままなもんだが) 

3/21 バンダイ撤退の話

 撤退ネタが続いたので無理矢理持ってきた感じがあるが結構ひっそりとバンダイは2月末にピピンから撤退している。

 しかし、ピピンてバンダイのだれがとち狂って始めたものなんだろう。インターネット専用端末っていう着眼はいいと思うんだがメーカー側のやる気にホンキが垣間見られなかったもんな。本当に売る気あったのだろうか。だって、ショップで展示してあるやつってほぼ99%がインターネットにつながっていなくてさ、大して面白くもないガンダムの3DCGみたいのがデモってただけだったし。

 しかし、http://www.zdnet.co.jp/macweek/9802/27/n_bandai.html中のアップル社のコメントが泣けるよ。たしかに「すみません」て謝るわけにもいかないし「まだまだこれからです」と強がるのもみっともないしね。

 ところでX680x0と同じで、根強いファンはやはりいるもよう。ユーザーメイドのサポートページ「ピピンユーザーは死なず」はなかなか熱いサイトだ。

3/22 NTT、PHSから撤退しない話

 「NTTはPHSから撤退しない」と以前報道された内容を覆した。およよ。いったいどういう事?

3/23 どら焼きの話

S_dorayaki.jpg (20321 バイト) ドラえもんの絵が入ったどら焼きなのだが…。

 絵が下手すぎる。きっとメーカーの企画会議かなんかで

「それでは、絵を誰が描くかだが…」

「藤子プロに頼む予算はないし…」

「そうですね…それでは我が社で一番絵のうまいA君(仮名)に頼みますか」

「そうしましょう。」

「A君は確かに絵がうまいからな。うむ、それがいい。」

とかいう感じでデザイン担当者が決まったんじゃないだろうか。きょうびこのデザインはいくらなんでもひどすぎる…。

 もしかして「まるかいてちょん♪」とか歌いながら描いたんじゃ…。

3/24 デスクトップキャラクター「ドラえもん」の話

doradc.gif (6727 バイト) 凶悪キャット「カルロ」のデスクトップキャラクターは昨年12月に発売になったがいつのまにか「ドラえもん」も発売になっていた。

 販売元はオルセン、価格は1200円。「デスクトップキャラクター」とは、Windows95のデスクトップの上をキャラクターがマウスカーソルを追いかけたり様々なアクションパフォーマンスを見せてくれる、まぁ、いわゆるスクリーンセイバーと同じたぐいの環境ソフトソフト。ソフト会社エイチアイの開発した3Dエンジン上で動作していて実に立体的な動きを見せてくれるのがこれまでのこのたぐいのソフトと少し違う点。

 モデリングも当然3Dベースになっている。マイクロソフトの「3Dムービーメーカー」の「ドラえもんキャラクターキット」よりはまともなモデルリングだ(あれはモデルもひどかったが動きがちょっとヤバかった)。

 ドラえもんのデザインはテレビ版、原作版とも違うが、その動きはなかなかいい。最近、ドラえもんの3D CGの絵がはいった文房具が販売されているが、絵的にはあれに近いかな。

 「カルロ」版ではタップダンスやプレイクダンスなどの意味不明なアクションが多かったが「ドラえもん」では「どこでもドア」とか「スモールライト」「通り抜けフープ」の道具を使ったネタや、ネズミに追い掛け回されたりどら焼き食いまくったり…などドラえもんならではのアクションを見せてくれる。

 しかし、それしても残念なのはドラミちゃんがいないことと、サウンドがまったく鳴らないことだな。大山のぶ代の声で「ハープカネヨン」…じゃなくて「どこでもドア」とかいって欲しかったぜ。

3/25 デスクトップキャラクター「カルロ」の話

doradc.gif (6727 バイト) カルロの方も買ってきたのだが、インストールしてびっくり。

 IBMのパソコン「Aptiva」シリーズにプリインストールされているバージョンよりもアクションが増えていてしかもしゃべるのだ。写真の「逆立ち歩き」や「じゃんけん」などのアクションが追加されていた。しゃべる言葉は「いえーい」とか「いやっほう」程度なのであまり知性が感じられないが、PC関連のイベントなどのIBMブースにて無言で徘徊する巨大カルロよりは言葉をしゃべるという点ではちょっと進化しているといえなくもない。もっともIBMが販売する教育ソフト版のカルロは流暢な日本語をしゃべるけれども。このほか「投げキッス」なんていう挑戦的なアクションも追加されている。

 販売元、値段ともに「ドラえもん」とおなじオルセンで1200円。

 ところで、「デスクトップキャラクター」っていろんなのが出ているんだなぁ。

 リカちゃん、ピングー、ウルトラマンとかペプシマンまであるよ。フジTVの「めざましテレビ」の「めざましくん」なんてどんなアクションを見せるんだ??

 ところで、これら全部3Dキャラになっているんだよね。これらのキャラクターを使って3D格闘ゲームをどこかで作ってくれないかな。「カルロVSドラえもん〜因縁のネコ対決」なんていう異色のファイティングカードが実現したら私は間違いなく買って一生遊びつづけるね。

 やっぱそれにはぜひともサザエさん一家とちびまる子ちゃんもくわえて欲しい気がするな。「サザエさん一家」と「ちびまる子ちゃん」って実際デスクトップキャラクター向きのネタだと思うし。どうですかオルセンさん?

 うおお、それにしてもものすごく波平VSともぞうじいさんとか戦わせてみてぇ。

 そういえばQUAKE II(id software)の世界では鉄腕アトムが走り回っているらしいね。

 鉄腕アトムのモデリングが施されたキャラクターでQUAKE IIの対戦が出来るとのこと。もちろんユーザーが勝手に制作した改造キャラだけどね。

 対戦サイトにいくとミサイルランチャーかついだ迷彩服の戦士に混じって、あの3頭身の裸姿に黒パンツのアトムがワラワラと出てきて互いに殺しあう、シュール…というかほとんど地獄絵図に近い光景が見られるらしいぞ。

 こうした対戦型3Dシューティングゲームにもこのデスクトップキャラクターの3Dキャラって流用できないかな。イクラちゃんが「死んでくださいです(Death)ー!!」とかいってジャイアンを蜂の巣にするところとか見てみたい気はする…。

3/26 ステラアサルトSSの話

 久々の「へんな英語」ネタ

 セガサターン用「ステラアサルトSS」のマニュアルの裏表紙から。

THE FURIOUS COSMOS!

FINAL BATTLE HAVE JUST STARTED NOW!

WHY THEY COME TO ATTACK US BIYEARLY?

WHERE ARE THEY FROM?

AND WHO ARE THEY? 

 ふふふ。さあ、受験生の皆さん書き換え問題だよ。この文章は明らかにおかしいところが2つ、怪しいのを見積もると3つおかしいところがある。

 しかし…よくわからなきゃ日本語で描けばいいのに、なぜこんな英語使うかな。

3/27 旭化成をぶっ殺したい話 #1

 液晶プロジェクターがついに到着した。スクリーンの取り付けが先に行われ、いよいよプロジェクターを取りつける…となったとき恐ろしいことが判明した。

 天井に補強版が入っていないのだ。ガーン。

 プロジェクターを天井に取り付ける場合、その重さによって転落してしまわないように、天井を補強する必要があるのだ。このことは家の設計時に営業の人間や工事担当に散々いってあったし、実際、図面にも補強板の絵が入っている。スクリーンの取り付け場所にはちゃんと補強板がはいっているようだし、そうなると「工事ミス」以外に考えられない…。

 さっそく旭化成と連絡を取り、工事担当を呼びつけて事情を聞いたところ、

旭化成「棒状の補強を入れてありますけど。イヒ!」

といいやがった。

善「棒状って…」

 プロジェクターの取付金具がどこに付くかも分からないのになんで取り付け位置を限定してしまうような補強板にしたのだろうか。理解に苦しむ…。だいたいスクリーンや4つのエフェクトスピーカーの設置位置の補強板には板状の物を採用しているようなので、なんでプロジェクタの部分だけ棒状にしてしまったんだ?? なんだか適当なことをその場でいっているような気がしないでもない。

 で、ここで工事が中断してしまってはせっかくきてくれたヤマギワの液晶プロジェクタ取り付けスタッフに申し訳ないし、私も今日という日を楽しみにしていたので「何とかならないか」と旭化成の担当に詰め寄ったところ

旭化成「棒状の補強に対して板を取りつけ、その板を補強板としてプロジェクターを取りつけてはどうか?イヒ!」

とのアドバイス。なるほど。

 ただ、真っ白な天井に茶色い板が張られるというなんとも間抜けな構図になってしまう。とりあえず「応急処置」としてこの提案をのむことにし、さっそく旭化成の人間にその場で板を買ってきてもらって取り付けが完了した。

 ただ、その後づけされた補強板の厚みが15mmあるのでレンズ位置が当初の予定よりも下になってしまった。

 もともと取り付ける予定で設計段階であれほどいったのにこうなってしまったのは非常に腹立たしい。現在もなんとかならないか交渉中だ。

 旭化成め、こんどイヒイヒいったらぶっ殺すぞ。

3/28 旭化成をぶっ殺したい話 #2

 旭化成に交渉した結果、「天井をくり貫き、補強板を要れ直す」ということに決定した。その部分だけ結局「くり貫いた跡」が見えてしまうのが、なんとも納得いかないところではあるが…。

 ところで、どうせ「くり貫く」ならば、プロジェクタの取付金具を天井に飲み込ませるような形にして、より高い位置にプロジェクタを付けられないか、ときいてみたところ、それは可能だという。

  購入した液晶プロジェクタ、ビクター「DLA-G10」の取付金具は非常に背が高く、天井に取り付けた場合、レンズ位置がかなり低くなり、その結果、映像の投射位置も低めになってしまうのだ。この金具自体を天井に潜り込ませられれば、この問題も解決することが出来るはず。

 まさに、「怪我の功名」というやつで、結果的には当初よりももしかしたらいい環境になるかもしれない。

 もっとも今度の修正工事を行うのも旭化成。最後の最後まで油断は出来ないが…。

 

3/28 ガイナックスの話

 裏筋情報によると私の購入した液晶プロジェクタ「DLA-G10」をガイナックスも入れたらしい。さすがエヴァンゲリオンで儲けているだけあって社屋ビルを東京のど真ん中に新たに購入して、そこにドンと設置したんだとか。ただ、うちなんかとスケールが違うのは、向こうはDLA-G10だけでなくソニーの3管プロジェクタなどなど、結構な数を複数フロアに設置はたとのこと。すげーぜ。

 あとはリモートコントロール可能なコンソールパネルも入れたらしくて、そのコンソールルームから各フロアのAV機器を自動制御できるシステムまで作ってしまったんだと。ビルは結構小さいらしいけど、なんだか秘密要塞でも作ってるみたいだね。

 もっともまったく無関係な私が知っているくらいなので「秘密」の要素はからっきしみたいだが。


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Music : "Along the Seashore/SC88" By Z.Nishikawa