5/1 坂本龍一ライブの話

 知っている人も多いと思うが、ヤマハXGのサイトで坂本龍一が主催する「インターネット・ライブ」の 参加者を募集している。

 このインターネット・ライブとは簡単に言うとライブ会場で坂本龍一が演奏するキーボードの生MIDI情報が インターネットを通じて送られてくるというもの。まぁ、演奏のクオリティは 絶対CDやSMFになっているもののほうがいいのに決まっているのだが、 遠隔地にいる奏者の演奏が手元のMIDI楽器をリアルタイムに鳴らすというのは、それはそれで 実に感慨深い。

 さて、興味のある人や応募したい人はヤマハXGホームページ(http://www.yamaha.co.jp/xg/index.html )を覗いてみるといい。ちなみに、応募の方は今日から。もちろん私も応募した。当選するといいな。

5/2 ドラえもんの切手の話

 ドラえもんの記念切手が発売になった。まぁ、ちょうど出かける用事もあったので郵便局に寄ったのだが、 そこそこに混んでいた。郵便局側が特別に設けた臨時記念切手販売専用窓口の成果もあって、並ぶこと5分で 手に入れることに成功。

 切手シートは80円が5枚1組になっていて400円。具体的な図柄はhttp://www.postal.mpt.go.jp/3-5-5.htm を見て欲しい。絵のタッチはテレビ版ではなく漫画版だった。よかったよかった。藤子ファンとしては、これはうれしい。 きっと購入者の多くはそんなことは気にもとめていないのだろうなぁ。

 この切手、シール方式を採用しているので実際に使うときはホントにシールみたいに台紙からはがして葉書や封筒に貼り付けることになる。 そんなわけで「おもちゃみたい」といわれているそうだが、私はそんなことよりも切手の図柄が全部ドラえもん(ドラミちゃんはいるけど)というのが 気になる。オバQとか、キテレツとか、パーマンなどのメジャーな藤子・F・不二雄キャラも記念切手に出演させて欲しかった。どうせ藤子キャラを使った 記念切手なんてこれが最初で最後なんだろうし。これが唯一の機会なのだから、もうちょっとオールスターって感じでやって欲しかった。ほら、 手塚治虫の記念切手のときは鉄腕アトム、ジャングル大帝、ブラックジャック、リボンの騎士が出てたでしょ。あんな感じで。ねぇ?

 しかしそれよりもっと気になるところがこの記念切手には存在する。シート左側のキャンディだ。

 切手の図柄がオール・ドラえもんになってしまった関係で、漫画「ドラえもん」のメインキャストであるはずの 、のび太、スネオ、しずかちゃん、ジャイアンがシート左側に申しわけなさそうに「切手としては使えない単なるシール」として レイアウトされちゃっている。この「単なるシール」群の中に1つだけ意味不明なキャラ「キャンディ」がほかのメインキャラ達と 同列しているのだ。この「キャンディ」も確かに藤子タッチなのだが、存在感はゼロに限りなく近い。せっかくシールにする以上は なんかほかの意味あるキャラにしたほうがいいとおもうんだけど。まぁ、レギュラーメンバー以外にあと一人だけだれを起用するか というと難しい問題ではあるけれども(出来杉?ママ?パパ?先生?それとも...ジャイ子?)。

 切手シート以外に、専用レターセット(?)が3種類1部50円で販売された。当然これも全3種類購入した。でかした郵政省、50円は安いぞ。 きっと小学館あたりがちゃんとしたキャラクタ商品として出したら300円ではきくまい。ところで、こういうのってもったいなくて使えないんだよなぁ。

 さてさて、こうした漫画の記念切手が続々出てくるということになると、次はネームバリュー、風格からいって...うーん...サザエさんあたり? いや、意外に漫画から離れてウルトラマンとかゴジラ・モスラとか特撮方面だったりして。

5/3 バーストエラーの話

 C'Sウェアの「バーストエラー・EVE」というのを友人から借りてプレイした。いわゆる推理もののアドベンチャーゲーム。 PC98版なんかもあるらしいが、どうもそっちはあの手のゲームらしい。Windows95版もあるのかな。 私が借りたのはセガ・サターン版で、危険な表現はすべて「セガ倫」によってカットされているため(あるいは自粛?)、 とにかく終始普通の「推理もの」に収まっていた。

 このゲームのユニークなところは、主人公が男と女の二人がいてそれぞれにプレイヤーが扮し、話を進めていくという点。 男は私立探偵、女は内務省捜査官。男は外国人学校の校長から紛失したイスラムの文様絵画の捜索を依頼される。一方、女は、中東の 発展途上国エルディア(架空の国です)大使の娘の護衛を依頼される。どちらからゲームをプレイしてもかまわない。

 一見無関係にまったく別の場所からスタートする二人の主人公の物語だが、「中東」というキーワードが2つの事件を 次第に1つに結び付けていく。

 ゲームは片方の主人公でプレイしていると行き詰まる局面が必ず生じ、この時主人公を変えて プレイして話を進めるとその行き詰まりが解消されるという仕組みになっている。二人の主人公が偶然顔を合わせるシーンもいくつかあり、 こういう場合は、その時プレイしている主人公の視点になってもう一人の主人公と対峙することになる。こうした遭遇シーンは もちろん主人公を切り替えれば視点は逆転する。(このゲームではこれをザッピング・システムと呼んでいる。)

 このほか、システム面で私が気に入っているのは、テキストを溯って読めるところ。この手のゲームは行き詰まると シーンごとに決まったメッセージしか出てこなくなるので、そうなるとメッセージスキップを多用しがちになるものだ。。 しかし、別シーンでの行動によりその行き詰まりが溶けた場合、それまでは同じメッセージしなかったところでも 突然重要なメッセージが表示されたりする。このとき、ついそれまでの「慣れ」でメッセージを飛ばしてしまい、 「あれ?今のって読んだことのないメッセージだったかな」なんて思ったりすることがたまにある。このゲームでは それまで表示されたテキストがパソコン通信のログのようにバックスクロールして読むことができる機能がついているのだ。 バッファ量はかなりあるので、かなり昔まで溯ることができるため話の展開をもう一度じっくり振り替えるときにも便利だ。 これはこの機能はすべてのアドベンチャーゲームに欲しい機能だ。

 ゲーム内容は、なかなかスリリング。それぞれの主人公が手がけている事件の重要参考人が 「TERROR」と呼ばれる謎の暗殺者によって殺されていく物語中盤で、その緊張感は絶頂に達する。 その殺人者がいったいだれなのか、考え様によってはだれもがこの「TERROR」のように思えてくる、という 推理小説「お約束」の面白さもちゃんとある。汚いナリなのにモテモテの主人公の軽率な行動か、思いを寄せている 女達の誤解を招くという、最近の少年漫画系のラブコメの要素も持っていたりして、このあたりも殺伐としたゲームの 雰囲気をうまく緩和しているといえる(元がもとだけにこういう要素はあって当たり前なのかもしれないが)。

 結構誉めておいてなんだが、ラストはむかついた。殺人者の正体もつまんないし、物語の収束の仕方も イマイチ面白味がない。

 まぁ、中盤までは面白いゲームなので途中までやってやめるというのがこのゲームの正しい遊び方かも。

5/4 クラッシュ・バンディクーの話

 パラッパとともにプレイステーションのイメージキャラクターになりつつあるSCEの「クラッシュ・バンディクー」。 これも借りて今遊んでいる。ゲーム内容はそのものずばりスーパーマリオ64だが、演出の巧みさはこちらのほうが上か。 技術的にもかなり優れていてプレイステーションってこんなことができるのか、というのを随所で見せてくれている。

 ゲームの難易度はかなり高め。セーブもボーナスゲームのゴールに辿り着かないと行えないというシビアさなので、 見た目の可愛さに反してプレイする人を選ぶゲームかも。

 難易度を高くしているのは3D視点のときのオブジェクト間の三次元的な相対位置関係がつかみにくいところ。 「え?今のは当たってないだろう」という疑念を抱いたまま死ぬことがよくある。「死ぬ」で思い出したが、このゲームはやたら プレイヤーキャラが死ぬ。穴に落ちて一発で死亡というのはわかるが、カメに触れたり、スカンクに当たっても死ぬし、水溜まり触っても死ぬ。 このゲームの主人公バンディクーの体力はライフ制ではなく、敵の攻撃に1回でも触れたら死んでしまうのだ。 もちろん死んだらエリアの先頭まで戻されるので、このあたりもこのゲームの難易度を引き上げている気がする。(マリオ64はライフ制だった。)

 あと、このゲームではステージ中に登場する木箱をすべて破壊するとダイアモンドがもらえるのだが、途中で死ぬとそれまで 壊してきた箱がすべて壊していないものとしてエリア先頭に戻されるため、事実上各ステージ、ノーミスでクリアしないとダイアは手にできない。 ダイアを取るとどうなるっていうのは、今のところ謎なのだが、もしゲームクリアに必要な条件だとしたら、これはかなり 難しい要求といえそう。

 とはいっても、このゲーム、面白いことは面白い。久久の、しくまれた地形に挑むタイプのアクションゲームなので、 私は死ぬたびにイライラしつつも必死になってプレイしている。現在到達度40%。「ドラム缶ステップ」の面で悪戦苦闘している。

 ただ、ゲームオーバーになるとその日はもうやる気失せるけどね。

5/5 スターフォックス64の話

 スターフォックス64を買ってきた。(最近ゲームしてばっかりだな。)

 ニンテンドー64のソフトの中でもひときわ注目度の高かった作品だけに、私もかねてから楽しみにしていた。

 基本的なゲームシステムはスーパーファミコンのものと大差はない。主人公フォックスの乗る宇宙船をあやつり、 仲間3人と力を合わせてアンドルフ軍を叩くというもの。あいもかわらずカエル野郎が「たすけてよ〜フォックス〜」と 泣き叫ぶところまで同じ。ただ、今回はハードの進歩の甲斐あってキツネ、カエル、ウサギ、ワシ、メンバー全員 はっきりとした口調の日本語をしゃべる。個人的には前作のゴニョゴニョした宇宙語っぽい「しゃべり」は気に入ってたんだが。 そもそも、登場人物が動物なんだろう!? 対象年齢はゲーム内容からいったらそんなに低いものではないはずなのに...。

 さてさて、ゲーム内容の方はさすがに時間かけているだけあって細部にいたるまでよく作り込んである。低空飛行すれば 水面に自機の影が映りさらに水飛沫が上がる。敵を打ち倒し水面に墜落させれば当然水柱があがる。(対戦では低空飛行すれば 対戦相手のレーダーから姿を隠すことができたりする)。とにかく芸が細かい。 一人の天才が作ったのではなく、ものすごい数の人力をそそいで作られたという感じを受ける。

 実際のゲーム内容だが、単純明快なシューティングゲームなので基本的に出てくる敵を打ち倒すだけ。しかし、敵をどう倒すか、 どこをどう飛ぶかなど、隠された条件によってゲーム展開が変わってくるあたりが面白い。また、今作からボス戦などに 導入されている固定空間内で自由に飛行できるモード(オール・レンジモード)もゲーム展開に起伏をもたらしてくれているようだ。 それと、これは好みが別れるところだが、仲間がものすごくおしゃべりになっており、敵の弱点や自機の操縦テクニックを こと細かく教えてくれる。おしゃべりになったのは敵も同じで、やたらと話し掛けてくる。「奴等をこれ以上進ませるな!」 「さすがたな...だがこれでおわりだ!!」などなど敵軍の通信もぼんぼん飛び込んでくるありさまで、よく言えば ドラマチックに(悪く言えばやかましく)ゲームが進行する。

 具体的にどんな感じでゲーム展開が変わってくるかというと、たとえば、惑星フィチナでは味方基地の解放を 命ぜられるのだが、これを邪魔しに「スターウルフ」なる賞金稼ぎ達がフォックスたちに戦いを挑んでくる。 ここでは前述のオール・レンジモードとなり、このスターウルフ達とのドッグファイトが開始される。そしてこのとき 味方基地には爆弾が仕掛けられ、4機のスターウルフすべてを撃墜するまで爆弾解除に向かえない。主人公達は 映画などでありがちな絶体絶命の危機状態に陥るのだ。

 ちなみにスターウルフ達はそれまでの雑魚敵と違い、積極的にスターフォックスのメンバー達の後ろを取り攻撃を仕掛けてくるし、 また、積極的にこちらの攻撃を回避してくる。気分的には対戦のドッグファイトのような雰囲気になるのだ。 刻々と迫る爆弾の爆発時間。すぐスターウルフ達に後ろを取られて助けを求めてくる役に立たない仲間たち。 プレイヤーはゲームの中とはいえ実に厄介な立場に立たされるのだ。

 ここで、もし、スターウルフ達を全機撃墜すれば爆弾の解除も行われ基地の自爆が避けられ任務完了となり、難易度の高い 別の惑星へ進路がとられる。一方、スターウルフの撃墜ができなかった場合は、基地は爆発、任務は失敗となり、難易度の低い ステージへ進むことになるのだ。で、前者の任務完了の場合は、ゲーム後半で死んだはずのスターウルフ達は、 スターフォックス達の戦闘機よりも格段に性能がいい新型機に乗り換えて再登場してくる。この再登場スターウルフの面々は しゃれにならないくらいパワーアップしている。後者の任務失敗ケースは後半、さっきの基地解放作戦のときの生き残りの スターウルフ達が再選を挑んでくる。このときのスターウルフ達の戦闘機は前のまま。つまり、惑星フィチナの作戦の結果によって そのあとの作戦の難易度が変わってくるというわけだ。こうしたゲーム展開はゲームバランスに貢献しているし、 それをゲームストーリーに無理なく盛り込んでいるところは「うまいもんだ」と思わされる。

(ゲーム展開の詳しい条件解説は http://www2t.biglobe.ne.jp/~yama/game/s-fox64/route.htm を参照のこと。)

 だれがどう見ても商売としては失敗しているニンテンドー64だが、このスターフォックス64はかなり楽しめる1作だと感じた。 打ち落とした敵の数でランキングが出て、しかもこれが保存されるのでスコアラ系ゲーマーにもけっこうお勧め。

 そうそう、振動パックは思ったより楽しいが、ただ、これ、「乾電池が別途必要」というのが、なんか気にくわないよ

5/6 続・DC2Lの話

 リコーから電話があった。修理に出していたデジカメDC2Lの件についてだ。

どうも、初期不良品と認めて、新品交換に応じるとのことだった。別にもう どうでもよくなっていたので「はあ」とだけ答えておいた。例のレンズの中に見える 気泡のようなゴミ、そして写真を撮ったときに出るシミの原因はわかんないということらしい。 ま、そういうわけで、新品に交換しますってことなんだろう。

 翌日、その新品が送られてきた。液晶モニタまで新品だ。気に入っているモノならばこういう処置は うれしいが、ほとほとDC2Lの使いにくさにはあきれていたので、傷一つない新品のDC2Lを見ても それほど、ときめかなかった。新しくなったところで、写真を写すときには核爆弾並みのセキュリティを パスしてからでないと液晶モニタが映らないし、バッテリは1時間も持たないし、「すみません、写真とって もらえますか」といって手渡してシャッター押してもらえば、どうせ撮影者の指が映っているだろうし (DC2Lは持ち方が特殊なのでオーナー以外の不慣れな者が撮るとレンズに指がかかりことが多く、その結果 写真にぼやけた撮影者の指が写ってしまうのだ)DC2Lは所詮DC2Lにすぎないのだから。

 うーん、新品のうちに売ってしまうかな。これ。

 おや?DC3が発表だって!? 別にもういいや、リコーのデジカメはもう興味なし。 これからはカメラはカメラメーカーの物を買うよ。

5/7 トイ・ストーリーの話

 トイ・ストーリーのLDを買った。「メイキング・オブ」なんかも同梱された二カ国語デラックスタイプのやつ。 LD-Gで英語字幕を読みたいだけだったのだが、まあ、それにはこういった限定版を入手するほかなかったのだ。

 トイ・ストーリーははじめてみることになるのだが、確かに絵はすごいねぇ。全編CG、実写ゼロというのは 聞いていたがここまでやっているとは。

 ストーリーも一応ハッピーエンドだけどなんとなくさみしい感じを残しているのが気に入った。 夢は結局夢でしかない、現実を、身の程をよく知りなさいよ、というきわめてクールなテーマを、 本来なら夢を与えるべき「おもちゃ」が語っているところ、ニヒルでディズニーぽっくなくていいねえ。

 おっと、原作、制作はPIXARのジョン・ラセッターだが、そうか、この人は脱ディズニーの人だったか。

5/8 ドラえもんのぬいぐるみの話

 王ドラとドラ・ザ・キッドのぬいぐるみが見つかった。あとはエルマタドーラのみだ。どこかにおいてないかなぁ。

そうそう、今日、朝、テレビを見ていたらテレビ朝日でキャラクターグッズを集める人の特集をやっていて その中でドラえもんグッズを集める人が紹介されていた。画面の中をドラえもんグッズに目をやっていたら なんとエルマタドーラを発見。

 エルマタドーラは本当にあったんだ!!

5/13 ピピンの話

 5月13日の日本経済新聞で「バンダイ・デジタル・エンタテインメント(BDE)がピピンアットマークから撤退」のニュースが報じられた。

 道を歩いている人が突然目の前で転んでしまい、その場では見て見ぬふりをしてあげるが、転んだ当人がいなくなったところで思わず「ぶはは」と吹き出して笑ってしまう、なんてことがあるが、今回の報道は見るものにそんな印象を与えた。

 ところが、BDEはこれを「事実と違うよ、おい」と否定し、日経に抗議を申し入れた。

インプレスPC Watch編集部(http://www.watch.impress.co.jp/pc/)の取材によれば、BDEは

BDE「今、ピピンはもう作ってないけど、作るの止めたわけじゃないよ。作って欲しいっていわれればまた作れるんだよ。」

ってなことを言ったらしい(もちろん語調は違うだろうけど)。それでさらには

BDE「次世代ピピン『ピピンアットマーク-EX』も開発はしてるんだよ。いつ出るかはぜんぜん未定だけどね」

BDE「あ、そうそう日経の記事中の『97年からピピンの開発スタッフを半分の20人に縮小しちゃった』という記述は本当なんだ。でも、ピピンはまだ終わったわけじゃないからね。」

いやぁ、ちょっと、不謹慎だけど面白いよ、これ。

きょろきょろ(周りを見回して)

ぶはは。

おっと失礼。

5/18 ナムコ・ヒストリーVol.1とぷよぷよ通の話

 パソコン用のゲームソフトを久々に買った。

 ナムコの「ナムコ・ヒストリー Vol.1」とコンパイルの「ぷよぷよ通」の2本。

ナムコ・ヒストリーのほうは知っている人は知っている、電波新聞社のX680x0用ビデオゲーム・アンソロジー・シリーズのスタッフの一人であるUssy氏が制作したもの。これは移植ゲームものではあるが、そのつくりはいわゆるエミュレータもので、そのためゲームの移植完成度は極めて100%に近い。オリジナルのゲーム基板のハードウェア構成からソフトウェア的にエミュレートしているため、敵キャラのアルゴリズムはそのまま、ゲームセンター登場時のプレイテクはそのまま生かすことができるのだ。

 特筆すべき点は、この手のエミュレータものではおろそかにされがちなサウンドチップのエミュレーションも行っている点だ。この手のエミュものではゲームサウンドはそのままサンプリングしたものを鳴らしているか、あるいはまったく音無しのどちらかなのだが、このソフトではあのナムコPSGをもエミュレートしているらしい。つまりあの独特の音がソフトウェア的に合成され発音されるのだ。なかなかの感動ものといえる。

 収録ゲームは「ゼビウス」「スーパーゼビウス」「マッピー」「モトス」「トイポップ」5タイトル、そして壁紙やスクリーンセイバーなどのおまけがつくのだが、これで値段が定価5,200円だって言うんだから安い。私は店頭価格4400円で買った。

 ただし、このゲームものすごい欠点があるのだ。それはCDROMを入れないと起動できないのだ。やられた。

 実行ファイルは1MBにも満たない大きさで、当然オンメモリで動作するためゲーム進行中のディスク読み込みなどもない。それなのに、だ。このためリブレットをはじめとしたCDROMドライブを持たないサブノートPCでは遊べない(外付けCDROMドライブをいつも携帯している人はいいけどね)。

 ズガーン。何というアホタリ仕様なのだろう。

 要は違法コピー防止対策なんだろうが、これはあんまりだ。出先で時間潰しに遊べるかと思ったのに...。ゲームの出来がいいだけになんか残念、というかむかつく。

 で、一方、ぷよぷよ通はインストールするとCDROM無しでプレイできる。

 前作「ぷよぷよ」のWindows版は出来がウンコちゃんだったので心配したのだが(確か制作はコンパイルではなくてボーステックだったかな)、「通」は満足行く出来。ぷよたちはちゃんとはずむし、画面はゆれるし、サウンドもよく鳴ってるし、文句無し。「なぞぷよ」も入ってるし。(ぷよぷよ通は3,999円で購入)

 パッケージにはPentium100MHz以上とあったがリブレット50(Pentium75MHz)でもストレスなくプレイできた。(そうそう、ぷよぷよ通のパッケージには「ノートパソコンでの動作は保証しません」と書いてあったけど、特に問題はなかった。)

 さて、今回の件で思ったことは1つ。

 よくパソコンゲームソフトのパッケージにハードウェア条件が書いてあるけど、あそこにインストール後にCDROMドライブが必要か(すなわち、ゲームプレイ時にCDROMが必要か)という項目を追加して欲しいということだ。書いてあってもメーカー側には損はないわけだし。

 あ、そういえば、思い出したぞ。去年買ったパズルボブル(ゲームバンク)もゲームプレイ時にCDROMドライブがいるんだったなぁ。

5/21 サウンドブラスターとリコーの話

 ホームページの読者の方から内容に対する指摘をいただいた。

 まず、さんざんレッツノートのことでいっていた「レッツノートはSoundBlaster PRO互換じゃないから駄目だ」ということについて。

 お便りによればサウンドブラスターシリーズの系譜は

 SoundBlaster   PCM:22kHz 8bit MONO

 SoundBlaster Pro PCM:44kHz 8bit MONO/22kHz 8bit STEREO

 SoundBlaster 16  PCM:44kHz 16bit STEREO

のようになっているため、たとえSoundBlaster PRO互換でも結局ソフトウェアシンセは鳴らせないよ、ということだった。なるほど、おっしゃる通りです。

 もう一つは「リコーはカメラメーカーです」という指摘。なるほど、キャノンがプリンタメーカーである理屈と同じだな。これは失礼しました。

 ただ、指摘文に「リコーは高級カメラは作ったことがないメーカーです」とあったように、あまり真剣にカメラは作ってないみたい。とはいえリコーってコピー機メーカーとしてはキャノンに出し抜かれたとはいえトップメーカーだし、ほかにもいろいろと光学系の製品出してるし、レンズとかの技術もそこそこあると思っていたんだけど、DC2-Lの接写モードで撮った画像のひずみを見るとちょっとその信用もがた落ち。(魚眼レンズで撮ったみたいなあの画像は何とかせいという感じ)

 そうそう、リコーの話が出てきたんで思い出した。もう一つDC2-Lのクソ仕様を発見したんで報告しよう。

 それは液晶モニタをつけているときはストロボのモードが変更できないという仕様。ストロボをON/OFFするには、一度液晶モニタを意味もなく消してからでないと行えない。当然再び液晶モニタをつけるには液晶モニタのスイッチを入れなきゃいけない。もしかして、こういうバグっぽい仕様は新しいDC2-E,DC-3なんかでは直っているのかな...。オーナーからの情報待つ!!

 ところで、このホームページで紹介しているDC2-Lのクソ仕様はリコーに文書で「質問書」という形で送り付けてあり、現在返答待ちです。さて、返事はくるかな...

5/22 HATE TELL A LIEの話

 「ちょっと変な和製英語タイトル」が2つ投稿されてきたので紹介しよう。コムロファミリーがまたやってくれました(あれ、前回のは誤解だったんだっけ?まぁいいや。)

 お題は華原朋美の「HATE TELL A LIE」。これは発音じゃなくて文法的に変というお話。正しくは不定詞使って「HATE TO TELL A LIE」。または動名詞使って「HATE TELLING A LIE」。

 しかし、天下のコムロファミリーには英語の辞書がないのか。だれか買ってあげろ。HATEで引けば用例が出てるぞ。

 もう一つはトム・クルーズの映画「ザ・エイジェント」。まぁ、これは邦題だから、仕方ないかもしれないけど。正しくは「ジ・エイジェント」だ。

いつも思うんだけど、冠詞の日本語発音はカッコ悪いからやめてほしいな。この場合「エイジェント」だけでもよかったと思うんだけどね。なにゆえに「ザ」をつけたのよ。

 わたしゃ、「ザ」と聞くと「カゲスター」を想像してしまうのだが、この時も子供心にカッコワリイーと思っていたっけなぁ。しらねーか。カゲスターなんて。

 和製英語はかっこいいのもたくさんあるけど、カタカナの冠詞は、ほんと、みっともないから日本語ラップ並みにやめて欲しいことの一つです。

 ちなみに今後もこの手のネタは募集しています。

5/23 Z-MUSIC Ver.3.01Dアップロード報告

 Z-MUSIC Ver.3.01Dをアップロードしました。ご利用ください。

 また、気づいたと思いますが、ムックプレゼントの当選者を発表いたしました。


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Music : "SPRING/GS" By Z.Nishikawa