3/1 デュアル・ペンティアムの話

 ついに我が家でも家庭内LAN(10BASE-T)を構築しようとサーバーマシンの導入が審議された。といっても、とどのつまり、私が思いついて決めただけのことなのだが。

 OSは一応流行りもののWindows NT 4.0にするとして、さて、マザーボードは何にしようか。Windows NTは4つまでのマルチプロセッサに対応したOSだ(それ以上もサポートする特殊バージョンもある)。どうせやるならばツインCPUで走らせてみるか…。そういうことで「デュアル」マザーボードの調査を秋葉原で早速開始したのだった。

 まず候補に上がったのはASUSTekのP/I-P65UP5。これは同一マザーボード上にCPUドータボードを差す、という形でペンティアム・デュアルまたはペンティアム・プロ・デュアルが利用可能なタイプだ。候補に上がった理由は、はじめペンティアム・デュアルで行って、プロが安くなったらそっちへ移行…なんて事を考えていたから。だが、Windows PCのグレードアップというものはマザーボードの交換になるので、あまり1つのマザーボードに固執するのは無意味なのである。マザーボードは安ければ1万円台からあるので、時代の古いものを大事に使うよりも、新しくて安いものを買ってしまった方が結果的に安いし性能的にも優れているのだ。ちなみに、後で分かったことなのだが、このP/I-P65UP5用のペンティアム・プロ用のCPUドータボードは単体売りはしないそうな。P/I-P65UP5+デュアル・ペンティアムCPUドータボード、あるいはP/I-P65UP5+デュアル・ペンティアム・プロCPUドータボードのセット販売しかしないんだそうな。それじゃ、その、いかにもグレードアップ出来そうな製品構成には一体なんの意味があるのだろうか。理解に苦しむ。

 じゃあ、普通のペンティアム・デュアルマザーボードは…と探してみたところ結構いろんなものが出ている。人気なのはギガバイト社のGA586DXとか。ただショップ側の話だとペンティアムのデュアルはペンティアム同士の相性によってうまく動作しない場合がよくあるとのこと。ペンティアムにはいくつかのバージョンがあるらしく、そのバージョンが異なるとダメと言うことらしい。そういう意味では最新のペンティアムであるMMXペンティアムのデュアル同士は高い確率でうまく行くらしい。まぁ、いずれにせよ、一般人は止めた方がいい、とのいわれてしまった。これは一店舗でなくて数店でいわれたので本当なんだろう。まぁ、私は眉毛が濃くて足の親指が大きいくらいで、「一般人」に分類されると思うし、やめることにした。

3/3 デュアル・ペンティアム・プロの話

 現在、ペンティアム・プロとペンティアムの価格差はほとんどない。どうせデュアルでやるんだったら「安心を買う」つものでプロにするか。ということで今度、私の目はペンティアム・プロのデュアルマザーに向けられた。

 ペンティアム・プロだとクロックの違うCPU同士のデュアルも可能らしく、同一クロック同士ならば成功率はほとんど100%らしい。

 もう私の頭のなかは「プロ」で一杯だった。日常会話の語尾に自然と「プロ」がついてしまうくらい一杯だったプロ。

 候補に上がったのはギガバイト社のGA686DXとTYANのS1668だプロ。性能的には大した差はないので増設メモリスロットが2つ多いS1668にしたプロ(もうやめます)。S1668のメーカーTYANは基板の設計をアメリカで、製造を台湾で行うメーカーで、同社のペンティアム用のマザーボードであるTOMCATシリーズはマニアの間でも評判が高い。多くの同系マザーよりもPCIスロットが1つ多い(5つ)というのもいい。一応266MHzまでのCPU駆動に対応しているので「遊び甲斐」もある。

 もちろん、この購入を決めた時点で、ペンティアム・プロにMMXがついたいわば「MMXペンティアム・プロ」である「ペンティアムII」の登場が近いことは知っていた。が、出たばかりのものは、大概ヤバイものがおおいので、やはり成熟期に達しているただのペンティアム・プロの方が安心だ。結局買い揃えたパーツはこんな感じになった。何かの参考までにここに挙げておこう。

M/B:TYAN S1668(P6-DUAL)

CPU:Pentium Pro 200MHz X 2

MEMORY:128MB(Birst EDO DRAM)

VIDEO:I・O DATA GA-PG3DVX8/PCI(ViRGE/VX VRAM=8MB,1600x1200 65536色)

SOUND:Creative SoundBlaster AWE 64(FM音源+PCM音源+GM音源)

HDD:Quantam FireBall TM3200S(Ultra SCSI 3.2GB)

CDROMドライブ:TEAC CD516SK(SCSI2 16倍速ドライブ)

FDD:TOMCAT TC-FD35M-3B(3MODE 3.25"FDD)

SCSI I/F:TekrAm DC390U(Ultra SCSI)

LAN I/F:KYE Systems GE2500II(PCI 10BASE-T)

 一見豪勢に見えるが知っている人がよく見れば、怪しいものがちらほらしているのがわかるはず。たとえばSCSI I/F。安定性を取るならばADAPTECのAH2940Uあたりにするはず。TekrAm製のコレは秋葉原でやたら大量に安く出回っているがどの店でも「SCSIデバイスとの相性を保証しない」という条件つきで売っている。値段はADAPTEC製の同等製品の1/3くらい、なんか怪しい。しかしSCSIデバイスに相性って…人づきあいじゃないんだから「相性」は勘弁してくれ。「初期不良は良品に交換します」って…「相性」があるんじゃ不良かどうか分からんじゃないか。わけ分からん。しかしWindowsパソコン(PC/AT互換機)の世界なんてこんなものなのだ。

 あとはLAN I/F。PCIバスのものなのになんと¥3980円。ISAバスのものならば2,000円台のものまであった。X680x0の拡張インターフェースなかで最も高いのはLANボードだったが(*1)、Windowsパソコンの拡張パーツの中で最も安いのはこのLAN I/Fなのだ。PC98用も1万円以下のものが多く、今は亡きICMのものならばアウトレット扱いで3,000円以下で入手できる(取扱店「パソコン工房」他)。

 その他のパーツも安い。参考までに値段と購入先も挙げておこう。すべて秋葉原を歩き回って購入したものだ。値段はいずれも税別で、3/3時点でのものだ。

CPU:後述

M/B:48,000円 (ロビン電子)

MEMORY:64,000円(=16,000x4) (クロスオーバー)

VIDEO:38,000円 (パソコン工房)

SOUND:18,800円 (パソコン工房)

HDD:45,000円 (C-BOX)

CDROMドライブ:19,800円 (A MASTER)

FDD:5,800円 (A MASTER)

SCSI I/F:12,500円 (C-BOX)

LAN I/F:3980円 (フリップフラップ)

*1 X68000用純正品は約20万円するが、最近「Neptune-X」という同人ハードが登場した。ISAバスのPC/AT互換機用のLAN I/FをX680x0のスロットに接続できる変換ボードで約1〜2万円程度で配布されている。基本的に市販はされていないが、有志が希望者を募ってときどき制作・有償配布することがある。くわしくはホームページ「http://www.com.cs.osakafu-u.ac.jp/~shimada/ether/」を参照。

3/8 中古CPUの話

 さて、Windowsパソコン(PC/AT互換機)のパーツのなかで最も高いものといえばCPUなのだ。ちなみに200MHzのペンティアム・プロ(L2:256kB)は1つ8〜9万円。2つで16〜18万円だ。上の価格リストでざっとCPU以外の価格を合計すると26万円くらい。パソコンの価格の4割くらいがCPU代が占めることになる。

 なんとか安く買えないものか...と買い込んだパーツを両手で抱えながら悩んでいたところ、訪れた1軒の店で中古の200MHzペンティアム・プロを発見。お店の名前は「湘南通商」。LaOXザ・コン館の裏、千石電商とか秋月電子のある道の、クロスオーバーとかトライサルかなんかが入っている、どう見ても現在の消防法には適合してなさそうなビルの2F。階段上がって左側の店。そこの親父に「これってデュアルで動かしても大丈夫?」と聞いたところ「大丈夫」さらに「初期不良なら交換します」

 この親父を信用してこの6万円のCPUを2つ買うことにした。新品は1つ8万円だから、1つ当たり2万円、2つで4万円特したことになる…やったぁ。

 結果は…動きませんでした。デュアルどころか1つでも。なんか古くさい中古のハードディスクとかガラクタばかり売っている店なので怪しいとは思っていたのだが…。CPUも現在秋葉原で出回っているペンティアム・プロは「(C)94,96」の刻印のものがほとんどなのだが、この湘南通商のものは「(C)94,95」、ロット番号もやたら若い(0013だった)、それに裏面はインテルのサポートシールが剥されている。

 ズガーン!!ヤ・ラ・レ・タ。

 すぐに電話。送り返してくれたらチェックしてくれるという返事。もし不良品ならば良品と交換してくれて、良品だったならば返金してもいいといってくれた。ホッ。

 で翌日。この湘南通商から電話がかかってきて調査の結果「CPUは動作した」という。嘘くせえ。交渉してみたところ返金してもらえることになり、翌日原稿抱えているのに、その電話の後すぐ店へ直行。返金を頼んだところ「調査費で3,000円引いた117,000円返金します」といいやがった。ゲゲ、なんだその「調査費」ってのは。電話で3000円引くとは言ってなかったぞ。

おやじ「うちのパーツは中古品だが全部店に並べる前にすべてチェックしている。だからおかしいはずがない。」

おやじ「あんたの持っているマザーボードが怪しいものなんだ。」

といいだし、挙句の果てには

おやじ「だいたいそのTYANのS1668なんて聞いたこともない。」

といいだした。客に向かって「あんた」といいやがったのに私はカチンときたが、このまま1円も返金してもらえなくなると痛すぎるし、やくざみたいのが奥から出てきたりしたらヤバイので、まぁ、ここはおとなしく行こうと思い直し、しかたなく117,000円を返金してもらった。TYANを知らないのは秋葉原に店を構えているものとしては勉強不足。まぁ、しかし、それを差し引いたとしても、新品のマザーボードと中古のCPUがあったとして、この組み合わせで動作しなかった時、普通どちらを疑うか…ってそりゃあ…ねぇ。もっともこの湘南通商、ISO9000認可だったらちょっとは考え直すけどさ。ゲラゲラ。

 その後ロビン電子で(C)94,96の刻印入り、インテルのサポートシール付きの新品200MHzペンティアム・プロを2つ買って帰宅。

 今度は動作しました。ふぅ。

 往復の電車賃やら「調査費」やらで結局普通に新品購入した場合よりも5,000円も高くかかってしまった。

 しかし、私がその中古CPUと約8時間悪戦苦闘したときの「調査費」は誰に請求したらいいんだ??

3/11 Windows NT4.0の話

 マシンは無事組みあがり、電源を入れるとAward BIOSの画面が出てくるようになった。浮き上がる

PENTIUM PRO-S 200MHz 2 PROCESSORS DETECTED

の文字。とりあえず2つのCPUを認識し正常に動作しているようだ。

 Windows95はデュアルCPUに対応していないOSなのでこのマシンに入れてもあまり意味がない。サーバー用途として使うことだし、 ドメインを設定してのTCP/IPベースのLANなんかにも挑戦してみたかったので、OSはWindows NT4.0 Server(5クライアントライセンス付き) に決定。このOS、インストールはFDとCDROMの両方から行う方式を取る。当然、FDD,CDROMドライブを使うことになるので、 このマシンの総合動作チェックにもなることだろう。さっそくインストール用起動FDを入れてPCの電源を入れた。

 しばらくしてインストール画面が出てきた。FDDはうまく動作しているということだ。さて、問題はこのあと。このマシンはCDROMドライブそして HDDもSCSI仕様にしてしまったので、デフォルトではインストール先どころか、インストール元さえ認識されていないのだ。 SCSI I/Fは、マシンの電源を入れたときにSCSI BIOSの画面が出てくるのでハードウェア的には認識されている。これをソフトウェアレベルで 認識させなければインストールの続行ができないということだ。

 まぁ、まず無理だろうと思いつつも、SCSI I/Fの自動認識をインストーラにさせてみた。はい、失敗。ADAPTEC製のものは自動認識して くれるらしいがやっぱりこのTekrAmの怪しいSCSI I/F「DC-390U」は駄目だった。OSのパッケージに付属している「動作確認済みハードウェアリスト」 を参照したもののやはりTekrAmのものは掲載されていない。まぁ、あせらない、あせらない。だってこのDC390U、箱に 「Windows NT 4.0対応」のシールがはってあるんだかもの、ダイジョブ、絶対。

 インストーラにFDDからSCSI I/Fドライバを外部組み込みさせる指定をして、DC390U付属のドライバディスクを入れてリターンキーを押す。

「ドライバ組み込み中」

の文字。やった...............。

 しかし、いくら待てども「ドライバ組み込み中」の文字が消えない。おかしい。ガーン。

 そうだ、最新のドライバをダウンロードしてこよう、そう思い、Windows95マシンのマイクロン君(P5-133マシン)を起動し、 インターネット上のTekrAmのサイトを検索。ちゃんとホームページは存在し、最新バージョンのSCSIドライバも公開されていた。 すぐさまこれをダウンロードし、最新バージョンのドライバディスクを作成した。これでダイジョブ、きっと。今度こそ。

 固まっているマシンをリセットしてもう一度インストーラを起動、最新ドライバが入ったFDを突っ込んでリターン。

「ドライバ組み込み中」

の文字。やった...............。

 だが結果は同じ、ガーン。

 不良品か? すぐさま日本の販売代理店に電話したところ、「デュアルマシンだと不安定なんです」との返事。 ゲゲ、SCSI I/Fのくせ、接続相手の「相性」があって、この上さらに、対応マシンまで選ぶというのか。 そんなもの販売するなよ...と思いつつ電話を切る。

 CPUを1つはずしたり、クロックを落としてみたりしたがドライバを組み込んだ瞬間に暴走してしまう。うーん。

やっぱりDC390Uが故障しているのかも、と考え、マイクロンに取り付けてあるADAPTECのSCSI I/Fを取り外し、 デュアルマシンのDC390Uと交換してみた。ADAPTECのものならば「動作確認済みハードウェアリスト」にも掲載されているし 自動認識もするはずだ。

 しかし....。ガーン、こんどはドライバを組み込んでくれない。なぜ〜? これ、あんたNTの好きなADAPTECのやつだよー。 ドライバを読み込みもしないなんて、TekrAmのときより始末の悪い...。

 もしかして、お得意のIRQ(割り込みレベル)の競合かなんかが起こってるのでは? だめもとで、サウンドカード、LANカードなど、 マシンからあらゆる拡張カードを取り外し、メモリとビデオカードだけの最小構成にしてインストーラを試してみることにした。

すると、どうだろう。TekrAmのDC390Uのドライバを読み込み、「ドライバ組み込み中」の文字は消え、次の画面が出てきたではないか。 やはり、原因はこれだったのだ。

 その後は、順調にインストールが成功。めでたくWindows NTは起動した。やったー。

 最後に先ほど取り外したカード類をもう一度取り付ける作業がある。これをやったら、またハングアップしてしまうかも。 不安にかられながらも全カードを元どおり接続しなおしてマシンを再起動。かくしてNTは正常に起動し、音源カード以外のハードは起動時にすべて 認識をしてドライバを組み込むだフェーズに移行してくれた。

 音源カードは?というと、Sound BlasterはISAバス仕様であるため、Windows NTはこれを「標準状態」では自動認識してくれない。 私はたまたまSoundBlasterのメーカーのクリエイティヴ社のサイトを読んでいたから知っていたのだが、NTのCDROMの奥底に眠っている pnpisa.sysというドライバを組み込んでやらないとWindows NTはPlug and Play対応のISAカードを正常にセットアップできないのだ。 ちなみに、Windows NTのパッケージ付属のマニュアルにはそんな事は書いていないので、結構ビッグな落とし穴だ。さすがマイクロソフト、 やることがにくい。

 というわけで、なんとかWindows NTをデュアル Pentium PROで動かすことに成功。ここんとこ、ホームページのアップデートが なかったのは、原稿が忙しかったのと、コイツのセットアップに時間が取られていたからなのだ。

 クライアントがPC98とマイクロンしかないのに、このデュアルマシンはDHCPサーバーとして動作してます。

 小規模だけど、私、このLANの最高管理者、すなわちアドミニストレータなんですよ。わっはっは。

 でも、クライアントユーザーも私だけだけどね。

 これってなんか、部員が私一人だけだった中学時代の美術部を思い出すな...。

 部長兼、副部長兼、部員…。

3/15 アップロード報告の話

 Z-MUSIC Ver.3.01Bをホームページにアップロードしました。ご利用ください。

3/16 Windows NTでダイアルアップの話

 サーバーマシンでダイアルアップ接続もないとは思うのだが、一応機能としてあるわけだし、メインマシンをNTにしたいので やることにした。

 ところがうまくいかない。ちなみに、ダイアルアップ接続がらみで問題が報告されているというあの「Service Pack 2」は いれていない。

 ちなみにプロバイダはRIMNETだ。

 スクリプトは「Generic Login」を使っており、ターミナルで見てみると「Login名」、「パスワード」の認証はうまくいっている。 この認証のあと、固まり、勝手に切断をする。

 この筋にくわしい友人に聞いたのだが「Windows NTはネットワークOSとかいっても、ダイアルアップはいろいろと問題(バグ)が あるようです。わはは」とのこと。

 よわったなぁ。

 はーあ。ここんとこ、セットアップばかりしてるよ。

3/17 DTMマガジンの話

 大したことではないのだが、私個人にとってはすごく重大な問題なので触れておく。

 それはDTMマガジン4月号P.62-63の記述に関してだ。ここでパナソニックのレッツノート(AL-N1)の音源についての記述が、 誤解を生むような書き方がなされている。

 知ってのとおり、レッツノートの音源はSoundBlaster互換であり、SoundBlaster Pro互換ではない。すなわち、 16ビットステレオPCM再生機能は持っておらず、16ビットモノラル(あるいはステレオ8ビット)PCM音源の機能しかもっていない。 よって世間で話題のソフトウェアMIDIは動作保証対象外のマシンである。(これは私はローランドからもいわれたし、ヤマハからも同様。 私は1ユーザーとして問い合わせた結果、そう断言されたので間違いない。)

 で、同誌ではこれをレッツノートは「SoundBlaster Pro互換8ビットPCM音源機能を有する」という記述をしているのだ。うーむ。 ちなみにレッツノートのカタログには(現在の最新(150MHz)モデルのカタログには音源に関しての記述がないが)「Sound Blaster互換」 としている。これをあえて「SoundBlasters Pro」として記述し、さらに「8ビットPCM音源」という言葉を添えるというのが、ちょっと 私には意図が読めなかった。

 もしも、このホームページを読んでいる人で関係者がいるならばどういう根拠でそういう表現を使っているのか、教えてほしい。

私もDOS/V magazineのVideoカードのテストで一部誤解を招くような表現を使ったことがあり、読者に同様な指摘を受けたことがあるので、 単なるミスならば深く追及するつもりはないが、もし、(レッツノートは)ロットによって音源仕様が変わっているとか、 別の意味があるならば教えてほしいと思う。

3/18 アーケード・ゲーム・エミュレータの話

 http://www.vu.union.edu/~peekb/arcade/index.html (あえてリンクはしません)

で、ゲームのロムイメージの吸出しとそのエミュレータがアップロードされている。ゼビウスがちゃんとMS-DOSで 動いているのが驚き。エミュレータなので当然だが、何から何まで本物そっくり。ただしここでダウンできるバージョンは 音が出ない。

 今度、ナムコから正式な形で出るというWindows95版ビンテージ・アーケードゲーム(こちらもゼビウスが含まれる)も 「移植もの」ではなく「エミュレータもの」なのでまったく「本物と同じ」らしい。また、そちらは音源なども エミュレートしているらしく、サウンドも昔なつかしのナムコPSGサウンドのホンモノが聞けるとのこと。 楽しみだ。今度のTHE WINDOWS誌の付録CDROMに体験版が掲載されるので興味のある人は見てみよう。ちなみに、このエミュレータの 作者はOh!X読者ならおなじみの人。

 ところで、インターネットの世界には、この「エミュレータ関係」がいろいろとあり、アーケードゲーム基板のほかにも パソコンのエミュレータのたぐいまでもが数多く出回っている。なかでも有名なのがMSXエミュレータで、ゲームソフトから 実用ソフトまで、かなりのソフトが動いているようだ。

 もしかして、だれかすでにX68000エミュレータとかつくってたりして...?

3/19 DEATH AND REBIRTHの話

 今、大ヒット中のテレビアニメの劇場版を見てきた。いわずと知れた、アレ。

 「神」とはなんなのか、「生命」とは何のために生き続けるのかを 考えさせられた。

 生と死の狭間で神を見るというのは、よくあるパターンだけれども。

 あと心理描写と複雑な人間関係が見物だ。愛と友情、テーマが壮大でもこの部分に筋が とおってないと物語はやはり面白くない。そういう意味でも期待通りの面白さだった。

 見終わっても謎が残っているので、知っている人がいたら分かっている人がいたら教えてほしい。

 まず、あの気弱な主人公が、人類の創造主と思しき「神」と邂逅するところ。地球と火星に「種をまいた」 そうだが、どうしてそのようなことをしたのか、というのが、まず1点目。

 2点目は、主人公の前に現れた「神」が「これは試練なのだ」といってあの場を離れてしまう点。何のための試練なのか? そして「神」はどこにいったのか。そもそも、「神」は主人公達に発見されるまであそこで何をしていたのか。

 3点目は、物語の鍵ともいえる、あのモノに生命を与える金色のアイテム。ラストシーン近くで主人公が敵に発砲した際、 敵も同時に彼に発砲するが、その弾はそれて、このアイテムにあたり、弾痕を残す。この弾痕がかなり長く 意味ありげにクローズアップされるのだがそれっきりこのアイテムについての言及はなし。 あの長いクローズアップにはどのような伏線があるのか。

 4点目はオープニングでふわふわと飛び回っていた金色の彗星が「神」なのか、というところ。あの時に植物の星に「種をまいた」のか。

 以上、これらについて何か思い当たることがあれば教えてください。

 ちなみに、私、まだ、エヴァンゲリオンは見ておりません。今日私が見たのは猫型ロボットの話です。わはは

3/23 RIMNET接続成功の話

 Windows NT 4.0でもRIMNETがつながるようになった。

 RIMNETのサポートに問い合わせたら「スクリプトはなし」にしてください、とのこと。実はこれでもうまく行かなかったのだが、 一度、このRIMNETのエントリを削除して新規にエントリを作り直したら、うまくいってしまった。

 あとはNIFTYマネージャだなぁ。これがWindows95未対応なんだよなぁ。たしかWindows95ロゴってWindows NTでも動かないともらえなかったんだよね。 別にロゴつけてないからいいのか。

3/25 X68030 & X68000 XVIがやってきた話

 X68030(CZ-500)とCZ-613D-TN、そしてX68000 XVIを某所より貸してもらった。

 管理責任者の方に聞くところによると、近年はほとんど使われていなかったそうな。 ダメもとで「いらないのならください」といったところ「うーん、あげるのは管理上無理だけど 『貸す』ことはできるよ」ということで「貸して」もらえることになったのだ。

 さて、マシンの方は、不特定多数のユーザーが使ってきた割には外観の状態は悪くない。動作の方もまとも。 ディスプレイのフロントパネルの扉が割れているとか、ディスプレイに取り付けるスピーカーがもげているとか、 細かく見ればいろいろと粗はあるが、極限に誓いX68不足(誰も不足している!!とは言わないけど) の世の中で、この2機種がうちにやってきたのだ。これは素直に喜ぶべきだ。

 おや、X68030はハードディスクが抜かれている。ゲゲ、パクられたんじゃないか? まぁ、いいか、贅沢は言うもんではない。 XVIのほうは80MBのハードディスクが(パクられないで)入っていた。

 さて、現在我が家にあるX68は初代X68000(BLACK)、X68000PROII(with Xcellent30pro),X68000XVI,X68030compact,X68030と いうことになる。作ったプログラムの動作チェックに今後困ることはまずないだろう。わはは。

 それはさておき、この2マシンの導入に伴って、いくつかのパーツ移動を行うことになった。

 まず、X68030compactの分解を行ったのだが、これが困難を極めた。底、両側面ボディは簡単に外れたのだが、 フロントパネルが外れない。パネル上部に、外からは極めてみにくい部分にツメがあるようで、これが深く、内側ボディに 食い込んでいて、簡単には取れないようになっているのだ。グリグリやってたら取れたが、このときパネル上部にうっすらと ヒビが入った。あーぁ。

 上部パネルもかなり取り難かった。内蔵スピーカーに入り込んでいるツメをやや強引に取り、それから後ろ方向へ スライドさせたら取れたが、かなり「しなる」ので心臓に悪かった。

 分解は成功。

 しかし、X68030compactのボディはすごいなぁ。ネジをほとんど使わず、組み立てられているのだ。 この造型設計はものすごい技術かもしれない。うーむ。

 あ。

 ここで重要な点に気づいた。

 ハードディスク取るだけだったら、ここまでばらす必要はなかったのだ。

 とほほ。ボディにヒビまで入れて、馬鹿みたい。

3/26 NAKED SPACEの話

 「裸のガンを持つ男(NAKED GUN)」のレスリー・ニールセン主演の映画「裸の宇宙銃を持つ男」という ビデオを見た。私は彼の大ファンで、もちろん、知る人ぞ知るあの「ゴルフレッスンビデオ」も待っている。

 で、このビデオ映画「裸の宇宙銃を持つ男」は原題が「MAKED SPACE」で1983年の作品。結果からいうと 恐ろしくつまらない。台詞がかみ合ってないし、ストーリーもセットも日本のコント番組以下だし、 挿入映像はかってに(許可は得ているんだろうけど)日本の特撮番組の映像を使用しているし、 なにからなにまで最悪。

 コメディ仕立てのSFホラーなのだが、コメディになりきっていなくて、笑えない。そしてもちろん恐くもない。 レスリー・ニールセンの演技もやや大根だし。途中で見るのを辞めたくなったのだが、 途中で、めちゃくちゃ私の笑いのツボをつくシーンにでくわした。

 それは、敵対する謎の生命体がジャズ・ソングを歌うところ。

 それまでシラーっとしてみていたのだが、このシーンだけは2分くらい笑い転げて、あやうくおしっこを漏らしそうにまでなった。

 まぁ、そういうわけで、最後まで見たのだが...。ラストシーンは意味不明で最悪だった。

 うーん、宇宙人が歌うシーンだけは一見の価値あり、なのだが、私の「偏った笑い」にハマッただけなので 一般論的にいえばこれって「お勧めできない作品」なんだろうなぁ。

3/27 Mercury-Unitの話

 満開製作所製のX680x0用のPCM音源ボード「マーキュリー・ユニット」を使う機会を得た。

 手元に届いたマーキュリーはOPN3が2つ載っているタイプ。OPN3を使ったプログラムは 発音テストプログラム以外付属しておらず、FM音源12CH,PSG6CH,リズム音源12CHの 大アンサンブルが聞けなくて残念。

 目玉のPCM音源は、MPCM.X互換のドライバがあるので、すぐに実用レベルで活用できそう。 まずは、これをつかってZ-MUSIC Ver.3.0用のPCMオンリーの曲データ(Z-MUSICのサンプルアーカイヴに 含まれるアレ)を演奏させてみることにした。

 うーむ。確かに音質は高い。音の輪郭がはっきりしていて気持ちがいい。が、しかしX68030をもってしても、 16bit ステレオ 再生周波数16kHzでも、4〜5声が実用上の限界のようで、かなり頻繁に音切れを起こす。  ZPDがADPCMデータなので、PCMドライバは再生時にADPCM→PCM変換処理を行わなければならず、これが 結構な手間となっている模様。

 また、マーキュリーのPCM音源もX680x0のADPCM音源と同じくハードウェアの機能として、多チャンネル再生機能、 音程音量変換機能は持っていないので、そのようなことをさせる場合もソフトウェア処理が入る。 Z-MUSIC Ver.3.0のADPCMオンリー・サンプル曲は、演奏時、これらの処理をすべて要求してくるので、 相当PCMドライバに負荷がかかるみたい。

 結局、マーキュリーのPCM音源環境下で「Z-MUSIC Ver.3.0を用いて音楽をやる」場合、 (音質は格段に向上するものの)同時発音数はX680x0内蔵ADPCM音源環境下のときよりかなり減少すると 思ったほうがいいみたいだ(ADPCMデータを扱わないだけでだいぶ状況は変わりそうな気もするけど)。

 やっぱ060しかないか。

3/31 カウンタ停止の話

 ホームページのアクセスカウンタサービスとして http://www.ask.or.jp/~sugioka/counter/usage.html

を利用しているのだが、どうも管理側でトラブルがありカウンタデータが消えてしまったらしい。

 仕方ないのでカウントし始める初期値を6800としてもう一度登録しておいた。確か昨日チェックしにいったとき、 そんくらいだったから...。

 ついでにカウンタのフォントスタイルも変えてみた。


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Music : "QUACKY MARCH/GS" By Z.Nishikawa