1/1 小室ファミリーの話

 小室ファミリーのみなさんへ。

 You're the oneという歌詞の発音ですが、みなさん揃いも揃って大合唱でユーアー・ザ・ワンはやっぱおかしいと思います(それにちょっと恥ずかしい)。

せめてユーアー・ ・ワンといってください。英語をまじめに勉強している学生がまねするといけませんので。

1/2 エネミーゼロの話

 セガ・サターン用アドベンチャーゲーム「エネミーゼロ」をプレイした。設定、ストーリー、結末、 すべてが、ほとんどそのまま映画「エイリアン」なのだが、世界観にその独自性が現れていて、 まぁまぁ、満足。楽しめた。恋人が人間でなくて、主人公までもが人間でなかったというショッキングな 展開は、なるほど、「デジタルの悲しみ」という主題を語るにふさわしい。買え!とは絶対いわないけど、 買って損する作品でないことは確か。

 ただ、キャラクターたちのアクションは最近のモーションキャプチャばりばりの3D格闘と比べるとやや堅い。 キャラクターたちのモデリングも何となく不自然。特にキンバリーの体型はおかしい。ちゃんと黒人モデル みてほしいなぁ。黒人のケツはあんなんじゃないぜ。あと、口パクがセリフ回しと全く合ってないのが むなしい。口閉じてるのにセリフが鳴ったり、口がまだ開いてるのにセリフが終わっちゃったり、 アニメのサザエさんだってもうちょっと口の動きに合ってるぞ。

 また、リアルタイムシーンでの戦闘シーンはやや面白味に欠ける。

 まず、ムービーシーンとのイメージの統一感がない。敵を破壊したときに親父の吐いたお好み焼きみたいなのが画面に出てくるだけでなんか拍子抜け。「見えない」敵って言うアイディアと動体センサーで敵を補足するというアイディアは脱帽ものだけど、全く画面に何も出てこないと言うのはやや手抜きっぽい。ほら、映画「プレデター」のエイリアンみたいに、敵の向こう側の景色がやや屈折して見える程度の敵の「存在感」くらいは ちらつかせた方が、いっそう恐怖が高まったと思うのだが(X68版「エトワールプリンセス」ではこの処理 やってたよね)。

 あとはセーブロード回数制限について。

 このゲームでは、ロードとセーブをボイスレコーダーというアイテムに対して行うのだが、セーブしても ロードしてもこのアイテムのバッテリを消費してしまう。バッテリ残量がゼロになるとセーブしてあっても ゲームを再開する事ができなくなってしまうのだ。そうなったら、なんとゲームをはじめからやり直すしか ない。ムービーシーンは飛ばせず強制的に見せられるので、「やり直し」時は、かなり苦痛と「時間の無駄」 を実感させられる。

 ゲーム後半は、画面に全く見えてない位置から幼虫エイリアンも飛び出してきたりして、わけもわからないうちに殺される。そのたびに当然ゲームオーバーとなり、ロードしての再開を余儀なくされる。ロードすると当然バッテリーを消費する。もちろん、サターンの電源を切ってからのロード再開もバッテリを消費するので、 自ずと長時間プレイを強いられる。せめてイージーモードではこのシステムは廃止すべき。あるいはイージー モードではセーブ回数制限だけで、ロード回数制限はなくしておきべきだっのでは? 数日に分けて遊ぼうと 思っている人にとっては「むかつく」要素以外のなにものでもない。ゲームは私のような暇人だけが 遊ぶものじゃなくなってきてるわけだしね。

 ちなみに私はなんとかエンディングを迎えることができた。ラストのデビッドとの再会シーンはナイスアイディア。これは「デジタルの喜び」ってとこかね。

 ところで、限定20セットの20万円のスペシャルパック「エネミーゼロ」って一体なんなの。ローラの実物大フィギュアがついてるとか? いやーん。 ちょっと首の辺り切ってみたい感じぃ。

 ところでこの「エネミーゼロ」、様々な要因が重なるとハングアップ(暴走)してしまうらしい。サターン本体にその原因があると認定されると、たとえ保証期間外でも無償修理(部品交換)してくれるらしい。このことに関する詳しい説明は

http://www.sega.co.jp/sega/saturn/main/

http://www.sega.co.jp/sega/p_cafe/BBS/bbs1/vol46/46_9.html

をどうぞ。

1/7 プロの目の話

 日経金融新聞1/7版の記事より。

この日、いきなり平均株価が18,000円台になった。ちなみに17,000円台への突入の可能性も噂されている。 うーむ、プロの目って一体...。

1/8 プレイステーションの話

 SCEから速達でプレイステーションの不良に関する手紙が送られてきた。なんでも、96年12月9日以降の 出荷分において、電源ケーブルに不良が発見されたそうな。該当製品番号はA1419441〜A1959560で、 電源ケーブルのコンセント面に

〒41-20591

 HITACHI

  CJ

 7A 125V

SJ-1   2-1(〜2-6)

の刻印があるものが該当品だという。該当品の電源ケーブルは芯線の露出の危険性があり、最悪感電のおそれがあるという。なお、問い合わせは先はフリーダイアル0120-040580とのこと。なお、このニュースは朝日新聞96年12月22日版にも掲載されたそうなので、詳しく調べたい人はそちらもどうぞ。ちなみに我が家のは全く問題なかった。

1/9 続・プロの目の話

 あーあ。ついに平均株価、17,000円台にいっちゃった。

1/10 大リーガーの話

 正月の特別テレビ番組かなんかで。

峰竜太がニューヨークかなんかで現地のレストランのウェイターに向かって 片言の英語で野茂選手の事を聞いていた。

峰竜太「ドゥ・ユー・ノー・ジャパニーズ・ 大リーガー ・ヒデオ・ノモ?」

ウェイター「Oh! yeah! of course!」

通じてはいたが「大リーガー」は英語じゃないぞー!!

 「大」って君...。

1/11 新宿ジョイポリスの話

 去年10月にオープンしたばかりの屋内型のアミューズメントパーク「新宿ジョイポリス」に行ってきた。 新宿南口の高島屋の10〜12Fにある。

 セガがプロデュースしているという事でちょっと期待していったのだが、かなりの肩すかしを食わされた。

 まぁ、結果から言えば、ほんとにデパートの遊技場そのまま。入場料を取る分こっちの方が始末が悪い。 同じ金と時間をかけるなら映画でも見るか、ディズニーランドでも行った方がいい。まぁ、こんなにひどいもんだったとは知らなかったーという話のネタにはいいかも知んないけど。はっきりいうと、以前行った、閑古鳥の鳴いていた土浦の「ネオジオワールド」の方が10倍はおもしろかった。

 とにかくアトラクションが値段の割にはせこい。

 まず、12Fの3Dシアター「アイマックス」。ここでは、液晶シャッター方式の3Dヘッドギアをかぶって 立体映画を楽しめる映画館。入場料1300円。再生システムや環境はともかくソフトの内容が最悪。 おそらく、全世界探しても、ああいう立体映画システムを採用した映画館で視聴者を眠たくさせてくれるのは あそこだけだろう。いや、ほんと。マジでつまんなかった。

 ロシアから無賃旅行してきた少年がニューヨークをさまよいながら、昔アメリカに移住してきたはずの 家族を捜すという、いわば現代版「母を訪ねて三千里」的ストーリーで、上映時間約1時間。タイトルは 「遙かなる夢・ニューヨーク物語」

 なぜ、アイマックスの立体映画システムを使ったのか謎な内容で、始終、少年が家族探しの手がかり として持ってきた20世紀初頭のニューヨークの風景写真を見せられる。まぁ、昔のニューヨークは こんな感じで現代ではこんな都会になっています、ということを言いたいのだろうが、静止画が多いので 面白みがない。ニューヨークなんかちょっとお金出せば直接自分たちで行けるし、ましてただの風景 ならば毎日のようにやっている海外レポート番組で見飽きているし。視聴者の大半はファンタジーを 感じたくてやってきてるはずなのに、それをちっともわかっちゃいないようだ。  ちなみに、アイマックスシステムを責めているわけでないので。ところで同じアイマックス・システムを 採用したVR映画館がネオジオワールドにもあるが、こちらは20分たらずの短編であるにもかかわらず、かなり 内容が濃く楽しめた。2本の全く別のシナリオを上映しており、こちらは両方とも最高におもしろい。 1つは「クレッシェンド(クラッシュ・エンドにかけている?)」という作品で、坂道を下りながらピアノ リサイタル(?)を楽しむというもの。もう一つはタイトルを忘れたが、ローラーコースターに乗って 地底迷路を探検するというもの。ネオジオワールドのアイマックスは「立体映画」ではなく、油圧で ぐりぐり座席が動く「体感映像」ものだが非現実感を楽しむという意味ではネオジオワールドの アイマックスの方が絶対楽しめる。

 さてさて、私はこの後、眠い目をこすりつつ11階に降りた。

 11Fには実車のトヨタ・セリカに乗り込んでセガラリーチャンピオンシップが楽しめる「セガラリー・ スペシャルステージ」というアトラクションがあった。セリカは3台あり液晶プロジェクタが3つある。 各セリカには添乗員が一人ついていてお客さんを各セリカに案内して操作方法なんかを説明している。 順番待ちの列は1列で、一見すると3台のセリカにそれぞれ乗り込んで3人同時にレースをするような アトラクションに見えるのだが一人はフォレストコース走ってるし、一人はデザートコース走ってるし、 一人はまだオートマかマニュアルか選んでるし、なんかおかしい。  そのほか、いくつか疑問があったのでジョイポリスのインフォメーション・コーナーに 座っている美人のお姉さんに聞いてみた。

善「あのー、あのセリカのセガラリーなんですけど。あれってセリカが3台ありますけど、あれって お互いに通信対戦できるんですか。」

お姉さん「はい。そのとおりです。」

善「でも、みんなバラバラのコース走ってますし、バラバラにスタートしてますけど。ほんとにほんと?」

お姉さん「えーと。ちょっと私よくわかりません」

 ガーン。インフォメーション・コーナーのお姉さんが解らないことが私には解るはずもないし、 他の不細工な従業員が一生懸命働いているのに、ただ美人と言うだけで一人座って爪の色を気にしている だけで、給料がでているのかとおもうと、腹が立ってきた。

善「調べてください」

お姉さん「セガ・ラリーのコーナーの方で手の空いている方、インフォメーションまで」

おっといきなり無線機取り出して働き者の不細工従業員を呼び寄せやがりました。やるなぁ、 インフォメーション。ちょっとは自分の足で調べろよ。

 で、そそくさとやってきた不細工ちゃんに聞いたところやはり 通信対戦でない ことが判明した。しかも、 コースやゲームシステムは普通のゲームセンターのセガ・ラリーと同一。 さらにさらに!! 助手席に連れが乗っても料金(¥400)をとる とのこと!! 助手席の人間はただのギャラリーなのに!! ぼったくりだ!!

 というわけで、セガラリーはやるのはやめにした。

 次は「アクアノーバ」とかいうディズニーランドのスターツアーズみたいな奴にトライすることにして、その順番待ちの列に並んだ。並ぶこと30分、「ニューヨーク物語」よりはマシだが、あれだけ待ってこれだけ...?という内容。ただの体感映画じゃなくて一応シューティング的なゲーム要素も入っているのだが、誰が何を 攻撃して相手がどうなったかという情報が全く出てこないので張り合いがないのだ。ナムコ・ワンダーエッグの ギャラクシアン3なんかと比べてしまうとアクアノーバの存在価値の是非にまで話が行き着いてしまい そうなのでここでこの話題は終わり。

 あんま関係ないけど、ここで並んでいるときに新宿ジョイポリスを取材に来たロケ隊に遭遇した。 レポーターは誰だろう?と列に並んでるみんなが興味津々に首を伸ばしはじめた。で、直後に みんな「なーんだ」の声。おいおい、みんなそれはちょっと失礼だぞ。...にしても一体誰が来たんだ? ちょっと私も首を伸ばしてみた。見えたのは林家ペーとパー子。なーんだ。で、セガラリーに並んだ ロケ隊だったが、列が長いので途中で並ぶのをやめてどこかに行ってしまった。

 アクアノーバで落胆したあと「パワースレッド」というボブスレーの体感レースゲームをやった。 こちらは15分待ち。結構すぐじゃん。

 ボブスレーの形をした筐体に縦に二人並んで乗り込んで実際にレースを行う体感ゲーム。 乗り込んだ二人とも操舵が可能で、二人が異なった操作をした場合は操作の平均が実際に挙動に 反映するそうな。こちらも二人乗ると料金を二人取られるが、二人ともゲームに参加できるのでまぁ、 さっきのセガ・ラリーよりはましかな。

 こちらは4台の同時対戦でなかなかよかった。今日ここ来て初めてアトラクションを楽しんだ気がしたよ。 こちらは午後6時から午後9時の間だと、レース優勝者には アルツ磐梯スキー場のリフト券 がプレゼントされる そうな。なんかもらっても得したんだかどうかわかんない賞品だよね、これ...。

 さて、あとは何しようか。占い(「フォーチューン・ミュージアム」)や体力測定(「スーパーランキング」) になんて600円も出したくないし。

 で、結局は行ったのは「ミッションQ(QZER)」というレーザーガン撃ち合いゲーム。10対10の2つのチームに 分かれて相手側の基地のターゲットを破壊するという団体戦ルールを採用していた。これはネオジオ ワールドにもあるのだが、ネオジオワールドでは個人戦を採用していた。そっちは自分以外は全部「敵」と いうサバイバル・ルールを採用していた。どちらがおもしろいかは好みによるが、ただ、団体戦ではチーム戦と いう事を忘れて目に入るものを闇雲に打つバカがいるので、なんかやる気が失せてくることも。味方に 撃たれても敵に撃たれても、撃たれた人間は反撃不能状態に陥り、完全な「的」に成り下がるので、せっかく こちらが敵をねらっているのに、後ろから味方に撃たれてその硬直中に敵にも撃たれて、ランボー・プラトーン 状態に陥ってしまうことが結構あるのだ。まぁ、でも、これはジョイポリスの中では数少ない楽しめる アトラクションの1つであることは確か。

 ミッションQのあとは何もやるものがないので、もう出ることにした。(「ゴーストハンターズ」は ネオジオワールドにあるものと全く同じで、しかも並んでやるほどはおもしろくないので、今日はパス)

 出口に向かう途中、林家ぺーとパー子がジョイポリス内に設置されているプリクラでシールを作っている のを見かけた。わざわざカメラマンとか音声さんとかスタッフ引き連れてジョイポリスに来てんのに プリクラなんか...。それとも、「他になにもやるもんがない」という、めざとい判断の 結果なのか。むむ、だとしたら、なかなか 見所があるぜ、ペーとパー。

1/12 パラッパラッパーの話

 巷で大人気のプレイステーション用ゲームソフト「パラッパラッパー」。私も当然買いました。

 基本的には旗揚げ(+モグラたたき的要素すこし)ゲームなのだが、「音楽のリズムに乗りながら」 というのが新感覚。また、登場キャラクター達が立体じゃなくて紙っぺらみたいな二次元世界(?)の住人 というアイディアもなかなか。(踊りはもうちょっと派手だとよかったかな)

 そして音楽が最高だ。マーケティングとか予算の都合で、いまや「イ」の字も聞かなくなった イーストエンド×YURIとかスチャダラとかを使ったりして、日本語ラップだったらやだなーと 思ったら違いました。日本語一切なしで、しかもネイティヴスピーカーを使った本格的ラップ・ミュージック になってました。よかったよかった。ちゃんとラップの基本であるライム感のある歌詞になってるし。 ラップ以外にもレゲエとかグルーブ系のポップスなんかもあって曲だけ聴いてるだけでも楽しい。

 また、歌詞が英語字幕と日本語字幕があるのがうれしい。英語の勉強というわけじゃないけど、 ラップの歌詞ってのは韻を踏むために、言葉を縮めたり普段使わない言葉を持ってきたり 悪い言葉を持ってきたりと、教科書で勉強する英語にはない、発見があるからね。実際に ラッパーのボイスに同期して字幕が出るのもいいかんじ。でも、できれば字幕なしの設定とか、 ゲームクリア後はカラオケが楽しめるとよかったなぁ。

 こんなにセンスのあるソフト、よく作れたよね。もしかして海外ものの移植?とか思ってたんだけど エンディングクレジットにはほとんど日本人の名前が出てきてて、どうやらほとんど日本だけで作った ものみたい。日本人だけでもこんなにすごいものが作れるんだなぁ、とうれしくなっちまいました。 ストーリーがログインの(元?)ライターの伊藤ガビンというのが心憎い。なつかしいなぁ。

 ちなみにゲームは全然難しくないので、いろんな世代にこの人気はますます拡大しそう。

 第2作目が出る事が決定しているらしいけど、今から期待しちゃうねぇ。

 で、このパラッパラッパー、すでにサントラCDが出てる。

「パラッパラッパ オリジナルサウンドトラック」

CD:SRCL3742

ソニーレコード

¥2,000(税込み)

 早速買ってきたんだけれど、挿入歌やムービー中のBGMも完全収録していた。ゲーム中のラップはメモリの 関係からか、同じセリフ(歌詞)は1通りの音声データしか持っていないみたいで、使い回しを行っているのが 結構解ったでしょ。それに対してCDは編集前のパラッパ君の生ラップの方を収録しているみたい。 同じフレーズのリピートでもニュアンスやアクセントを変えていて、グルーブ感がいっそう高くなっている。

 また、一部の曲は、ゲーム中では画面との同期を図るために編集が施され短くなってしまって いたのだが、CDにはフルコーラス版を収録している。

 まぁ、そういうわけで、このゲームのファンは絶対このCD買うべきです。また、ゲームに興味を持った人も このCD買って曲を聴いてからゲーム本編に挑戦するのもいいかも。

1/14 RGB21ピンセレクターの話

 秋葉原に取材に行った帰り。

 秋葉原駅の中央通りの鉄橋の下にあるゲームショップ「ゼット」に「RGB21ピンのセレクタ」を 買いに立ち寄った。

 我が家にはプロフィールプロというSONYの29インチモニタがあり、プレイステーション、セガサターン、 ネオジオといったゲーム機はRGB21ピンを介してこのモニタに接続されている。プロフィールプロは 民生品の中でも特に高画質なトリトロン管採用のモニタで、知る人ぞしるオタッキーなアイテムだ。  私のは4:3モデルで、最新のではないが、私の手持ちのグッズの中でも数少ない実用上不満の少ない製品。 画質もさることながらRGB21ピンの入力をはじめ、S端子入力が4系統(+1)入力あるのが、お気に入りの点で ある。

 ちなみに最新のプロフィールプロは16:9化されたほか、Dsub15ピンの入力端子を備え、 パソコンとの連携を意識した製品になっている。興味のある人はどうぞ。

 さて、そのプレイステーション、セガサターン、ネオジオの接続なのだが、 接続するゲーム機を変更するたびに、後ろに回り、ごっつい21ピンのコネクタを、はずしては差し、 はずしては差ししなければならず、はっきり言って面倒。プロフィールプロは普段壁に寄せて設置 されているので、この作業のたびに背面に回らなければならないのだ。部屋が汚いときなんかは、カシャとか 変な音がしたかと思ってふと下を見ると、ヒビの入ったCDケースがでっかい足の親指の下にあったりして。 部屋の汚いのを棚に上げて、プロフィールプロに意味不明に八つ当たり、なんて事もしばしば。こりゃ、 いかん、いくら替えのCDケースがあっても、こりゃたまらん(部屋をかたせという話しもあるが)、 ということで、去年辺りから21ピンのRGBセレクタを探し始めたのだった。幸い、私はDOS/Vマガジンで パソコンショップの訪問記見たいのを書いていおり、(「THE SHOPPER」)、その関係で、めずらしいグッズを 置いた店を訪れる機会も多いのだが、さすがに、「RGB21ピンのセレクタ」だけにはお目にかかったことが なかった。自作するにもオス、メス、両方ともRGB21ピン用のコネクタは入手しにくいし、途方に くれていたのだった。

 だが、先日、Z-MUSICのバグレポートをしばしば送ってくれるZTOM.Xの作者さんから、「ゼット」と いうお店にある、というのを教わった。次回秋葉原に行った時には必ず購入しようともくろんでいたのだが、 意外にその機会はすぐやってきた。まぁ、それが今日というわけ。

 ゼットに入店。この店、一見1Fだけのようだが、実は4Fくらいまで売場があって、上に行けば行くほど 雰囲気が怪しくなる、なんだか出来の悪いRPGの暗黒魔王のタワーみたいなところなのだ。

 まぁ、RGB21ピンのセレクタというと見るからにゲーム用という感じなのでとりあえずゲームソフト なんかを扱っている1Fで聞いてみることにした。1Fには木箱の上に乗った店員が店内を見回している。 ポートボールのゴール担当みたいだが別に遊んでいるわけではなくて、店内の万引き防止のための 監視をしているようだ。「コンピュータ関連」の賞品を扱っていながら、このローテクな体たらくぶりは 実にサイバーパンクであるが、ブレードランナーの世界を目指して狙ってやっているのではなく、ただ、 監視カメラの設置予算がないか、暇で無能なバイト店員くんの妥当な使い道を見いだして、仕方なく やっているだけだろう。

 さて、眼鏡をかけたこのポートボーラー君に聞いてみることにしよう。

善「RGB21ピンのセレクタがゼットで売っているという話を聞いたのですけれども。」

木箱に乗った眼鏡店員は、私を見下ろす。なんか偉そうでやだな。

ポートボーラー店員「あ、そうなんですか。ねぇ、RGB21ピンのセレクタってうちで扱ってるの?」

問いかけられたレジ前の店員がこちらを向く。

レジ「えーと、前扱ってたけど、売れちゃったよ。今ない。」

ポートボーラー店員「だ、そうなんですけど。」

 まーこんなことだろうとは思っていたのだが、実は、このRGB21ピン・セレクタの情報の 入手と時期を同じくして、別の経路で違った情報も入手していた。それは電波新聞社が 同じような製品としてセレクティ21というのを開発しているらしいという情報。すでに 15ピンのセレクタである、セレクティ15が6800円で発売しているそうなので、21の方も 大体同じくらいの値段になるはずである。そんなわけで、今買えないとしてもここゼットで 取り扱っていたものがいくらか知りたくなった。電波新聞社の奴と同じくらいの価格帯だったら 電波の方がなんか信頼性ありそうでそっちが出るまで待つし、安いのなら、また、ここに立ち寄りたい。 とにかく価格情報は購入時の選択に際して有効な情報になることは明白。よし。

善「あのー、ここで扱っていたその21ピンセレクタって価格いくらなんですか。」

ポートボールの店員は、あろうことかこんな返事を返してきた。

ポートボーラ店員「さぁ、わかりません。」

 スカタンめ、わかんないじゃない。お前「個人」に聞いてるんじゃない、「お店」にきいてるんだ。 別にケンタッキーのタンドーリチキンバーガーの値段聞いてるんじゃねーんだ。自分の店の商品の 値段を聞いているのだ。自分がわかんなきゃわかる奴に聞け。お前は木箱の上に乗って監視する仕事、 アーンド、お客さんの案内役、すなわち「店員の仕事」もするんだよ。ちょっと木箱の上に乗って 相手を見下ろせるからっていい気になるなよ。はぁはぁ。

ポートボーラ店員「すんませーん。それっていくらだったんでしたっけ。」

レジ「ちょっとわかんないです。」

 揃いも揃ってバカヤツラか、ここは。

善「いつ頃再入荷しますか。」

 聞くだけ無駄だろうが一応聞いてみた。

ポートボーラ店員「わかりません」

 お前じゃない。続いて、かぶる感じで

レジ「わかりませんねぇ。」

 「ねぇ」が付いただけで同じ答え。はぁーあ。ダメだこりゃ。

レジ「あのー、別のフロアでも扱ってたので、別のフロアで聞いてみてください。」

 ああん、それが面倒だからここで聞いたんだよ。ふぅ、見事に無駄な会話の時間をしてしまった。

 この間にも、重油が日本海沿岸を汚染し漁民達はこれに立ち向かっていて、一方リマの大使館公邸では 70数名の人質が囚われの身になって身の危険におびえているかと思うと、同じ時間を過ごしていても、 その価値は一様ではないのだなぁ、とかよくわかんない思考を巡らせながら、狭い階段を 上がっていった。

 で、結局、3Fに そのセレクタは存在した!!  この製品は3入力1出力構成のセレクタで、実際の切り替えは前面のダイアルで行う仕組みになっている。 単なるセレクタなので電源はなし。ローテクな製品だが、まぁ、機能的には問題ないだろう。問題があると すればこのフロアだな。なぜに、ここまで暗いのだ...。ここ3Fは照明がついてないのだ。マジで暗いぞ。 おまけに店員まで暗いぞ。店員が暗いから店内が暗いのか、店内が暗いから店員が暗いのか... どっちでもいいや。

 価格は、セレクタ本体と、今では貴重ともいえる0.5mのオス−オスのRGB21ピンケーブルと併せて 2800円。まぁ、安いといえるのでは? というわけで、結局購入。

 念願のRGB21ピンセレクタを購入したという満足感と、あの1Fの店員の誰よりもゼットの取扱商品を知っているのだ!!という、クソの役にも立たない優越感を抱きながら、店をあとにした。ふう。

1/16 イ・ヤ・ヨの話

 1月28日からNTTが電話番号表示サービス(http://www.info.hqs.cae.ntt.co.jp/dlij/SER_J/pstn/CLI_J.html参照)を開始する。

 このサービスが出てきた背景にはいろんな建前があるが、やはり一番の目的はもはや社会問題にもなっている イタズラ電話の防止にあると思う。

 怨恨関係の留守番電話は、人脈からおおよその犯人の予想ができるが、まったく無関係な人からの イタズラ電話は全く着信側が無抵抗な立場に置かれ、抵抗のしようがない。この手のイタズラ電話 で最近増えているのがワイセツ電話系。こうしたイタズラ電話フリークは、出る相手が女性であると いうことを知っていてかけている確信犯が多いという。たとえば会社や学校なんかの女子寮などの場合、 電話番号が連番であるため一人の電話番号を突き止めればその寮内の電話番号をすべて知ったものと 同じ事になる。なんとも恐ろしい話だが、そういった女子寮の電話番号がその手の雑誌やホームページに 掲載されているらしい。受信側が完全な弱者となっている現在では深刻な問題なのだ。

 この電話番号表示サービスとは、対応の電話機を用いたり専用別売アダプタを取り付けると、その ディスプレイにかけてきた相手の電話番号が表示されるというもの。つまり、見覚えのない電話番号の 相手からとか、出たくない相手とわかる場合には、受話器を取らずにやりすごすことができるのだ。 「今かかってきた番号の電話は今後は一切着信したくない」ということもできなくはないそうだ。 こういったサービス自体はNTTにはないそうだが、電話番号表示サービスに対応した電話機には、 「識別着信機能」というものを持つ機種もあるそうなので、特定の相手からの電話を「自動的に出ない」 ようにすることもできるらしい。こういったシステムは映画「ペリカン白書」を見てもわかるとおり、 欧米では結構昔から導入されていて、日本はだいぶ遅れてからの導入と言うことになるのだが、 まぁ、なんにせよ、すばらしいシステムだ。

 と思いきや、恐るべきNTTの商魂たくましさがこのシステムには隠されていた。数年前のドラクエ ブームの時、ファミコン版ソフト「ドラクエ」に全く関係ないPCエンジン版ソフト「カトちゃんケンちゃん」 とを抱き合わせで売っていた某ファミコンショップよりもあこぎといえるような...。

 実は、この電話番号表示サービスとは矛盾するサービスも同時に始まるのだ。それは俗称「イ・ヤ・ヨ」 サービスと呼ばれる「電話番号非通知」サービス。

 これは電話番号表示サービスに加入している相手に電話番号を表示させないサービスだ。ガーン。 なんだよ、そりゃと思うかもしれないが、そのサービスも並行して始まるのだ。NTTの言い分としては 表示された電話番号を悪用される可能性があるのでその対応手段...ということらしいが、これって なんだか戦争やっている国同士に武器を売りつける死の商人みたいじゃんか。これでは、せっかく イタズラ電話の犯人を突き止めようと思って電話番号表示サービスに加入しても、イタズラ電話を かける相手が非通知サービスに加入してしまえば前と状況は変わらないではないか。

 さて、これはまずいと思ったのか、電話番号表示サービスの他に、「電話番号非通知サービスに加入 している人からの電話をうけない」サービス「番号通知お願い」サービスも用意している。 イタズラ電話などに困って番号表示機能に加入した人は当然この機能がなければ役に立たないので このサービスも同時に加入することになるわけだ。  さて、料金についてだが、ここでも疑問が生じる。 電話番号表示サービスは有料 なのだが、 番号非通知サービスは無料 なのだ。で、 番号非通知サービス加入者からの電話を拒否する機能である「番号通知お願い」サービスは有料。

ということは、力のバランスで見ると「かける側の方が有利」という前の状況と変わらないことになる。

 前と状況は変わらないのにNTTは儲けられると言う図式....やっぱ NTTって死の商人?

1/16 続・イ・ヤ・ヨの話

 上で話した電話番号表示サービスと電話番号非通知サービスだが、システム的な欠陥があることが 判明した。このことに関してNTTに問い合わせてみたところ、現在改善案を模索中だという。

 さて、その欠陥とは?

 電話番号非通知サービス、俗称「イ・ヤ・ヨ」サービスに加入後は、電話をかけるとき、1、8、4を 先にダイアルしてから相手の電話番号をかけると、相手の電話機に電話番号を表示させないことができる ようになる。で、いちいち184をダイアルするのは面倒だという人のために、184をダイアルしなくても 常時相手に電話番号を表示させないサービスも作られた。いいかえれば、かける電話全部に対して 184をつけたのと同じになるというサービスだ。これが「全番号非通知」サービス。

 ところで電話番号表示サービスを加入している人は、同時に「番号非通知サービス加入者からの電話を拒否する機能」である「番号通知お願い」サービスに加入している場合が多くなるだろう。そこで思いつくのは、 はたして「番号通知お願い」サービス加入者が「全番号非通知」サービス加入者の電話を受けられるか? という疑問。この疑問を私はNTT(0120-848521)に問い合わせてみた。担当者の返答は 「受けられません」のひとこと。しかし、同様の問い合わせは結構来ているらしく、事態を重く見たNTTは、 この矛盾(欠陥?)を改善するために新たな 「全番号非通知サービス、一時解除」サービス を思案しているとのこと。

 死んじまえ、バカタレ。

1/17 続・小室ファミリーの話

 You're the oneという歌詞の発音について。よく考えてみるとONEの発音はWANなので「ザ」で よいことが判明。(honestは発音がONESTであることから「An」honest manになるのとおなじようなこと)。

 というわけで、こら、失礼いたしました。お詫びにといっては何ですがアムロナミエのポリゴンが踊る セガ・サターン用ソフト「デジタル・ダンスミックス」を買わせていただきました。ちょっと音楽との同期が ずれるところもありますが、なかなかよかったです。

 しかし、今回の件をきっかけにして、いくつかの間違いENGLISH歌情報が読者のみなさんから 寄せられましたので紹介しておきましょう。

 黒夢のLike a Angel。これはLike an Angelではないかという情報。これはたしかにAnですね。

1/25 ナンジャ・タウンの話

 池袋・サンシャイン・ワールドインポートマート内にあるナムコ「ナンジャタウン」に行ってきた。

 オリンパス製(?)の3Dスコープを使ったVRシューティング「ファイアーブル」がお目当て。 これはヘッドマウントディスプレイをかぶって操縦桿を握り、迫りくる敵をバカスカ打ち落とすだけの 単純なゲームだ。イメージ敵にはセガ・アフターバーナーに近いけど、敵の攻撃はほとんどないので 簡単といえば簡単。とはいえ、迫力はなかなかのもので、上を見上げると上の景色が、下を見ると下の 景色&自分の手が、さらには、真横をみれば連れの間抜けな顔が拝めるという、本当にコンピュータの 仮想空間の中にいるという感じが新鮮。コクピット内が一面緑に塗られているので、CGと自分達の身体の 合成には、単純なクロマキー合成のたぐいが用いられていると思うのだが、その効果は大きい。

 敵をロックオンするときは、実際に自分の首を動かして照準を敵に合わせることになり、密集した 敵の編隊をまとめてロックオンするときには、小刻みに首を回すことになるわけで、この動作が 端から見るとかなり間抜け。薬屋の前に置いてある像の人形、あれの首をポカっとひっぱたくと ドイ〜ンとかいって首が揺れ出すが、まさにあんな感じ。

 このほかのアトラクションはパッとしたものがない(ガンシューティングは最悪)のだが、ちょっと ユニークなのは園内散策型のアトラクション。ナンジャタウンの中に設置された仕掛け(チェックポイント)を あるルールのもとに巡回する、そう、ちょっとしたオリエンティーリングのようなかんじ。たとえば 「ボムレンジャー」はヘッドフォンをつけてそこから聞こえる音を頼りに、園内に仕掛けられた爆弾を 解除するというゲーム。「のらねこ探偵団」は猫の置物を持ち歩き、こいつのニャーニャーとなく声を頼りに、 園内に仕掛けられたチェックポイントを探し出すゲーム。こんな感じのが全部で6,7種類くらいあった。

 こりゃぁ、なかなかナイスアイディア。園内を結構歩き回るので、園内の構造や他のアトラクションが どんな感じなのかも知れるし、乗り物系よりも相対的にプレイ時間が長いので、コストパフォーマンス(?)も 悪くない。ディズニーランドにも似たようなのはあるけど、あっちは完全にガイド付き。全く参加者達が 自分の意志で回れるというのが新しいよね。

 少々気になったのは、設置アトラクション機材のメンテナンスがかなり悪い点。「銭湯クイズどんぶらこ」 はボタンが壊れていてせっかく正しい答えがわかってんのに得点できないし(一番前の列のアヒル)、 ボムレンジャーも爆弾の解除ボタンが割れていて、爆弾が解除できなかった。そのほか、ヘッドフォンの音量が おかしかったり、ヘッドマウントディスプレイのピントがおかしかったり、結構ぼろぼろ。駄菓子屋系ゲーセン よりも始末悪いかも

 あと、参っちゃうのが、散策型のアトラクションの景品が無いというヤツ。「よくぞ任務を完了してくれた。 後ろにある証明書をとっていきたまえ」とかいわれて後ろを向くとその『証明書』だかなんだかは見あたらず、 それが入っていたとおぼしき、空のケースがあったりして、ナンジャリアン(パーク内従業員をこう呼ぶらしい) にそのことを伝えても「もうないんですよ。ははは。ごめんなさい。」とかいわれちゃうし。ちょっと詐欺臭い ので「 なんじゃそりゃあぁぁ!! 」といいたくなっちゃったけど、まぁ、それがここの名前の由来なのかな、なんて思ってあきらめました。けっ。

 まぁ、ジョイポリスよりは断然おもしろかったからいいんだけど、ディズニーランドなんかと比べると やっぱりちょっと二流臭さが拭えてないんだよね。まぁ、いいか。


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Music : "Gather Way!/GS" By Z.Nishikawa