9月4日 PCを買った話

新しいPCを買ったぜ!

といってもパソコン(PC)じゃなくてポケコン(PC) ゲヘヘ

仕事柄、ちょっとした計算やデータの可視化ってのが必要になる局面が多いんだけど、パソコンでプログラムを組むほど大がかりにしたくはないし、電卓だとちょっと無理だし。

そんな用途にピッタリなのかポケコンなんだよね

私は大学生協で買った、名機「PC-1480U」をずっと使ってきて、まだ使えるんだけど、ある日、ふとコイツが壊れてしまったときのことを想像したらゾーっとしてしまって。

そういや、今、ポケコンってどうなってるんだと思って調べてみたら、案の定、最新モデルの開発は2002年で終了していました。

やばいなぁ、もう買えないのかなぁ、と思って心配してさらに調べてみると、ここ最近、ロボットのプログラミングと情報処理を学ぶ学生向けの教材として再注目されているらしくてその2002年最終モデルの期間限定再生産が始まったという情報をキャッチ。

めでたくここで購入することが出来ました。

その名もPC-G850V

凄いね、今の(というか最終型の)ポケコンて縦6桁表示なんだね。(自分のPC-1480Uは縦4桁)
BASICだけじゃなくて、ランタイムCも使えるとは…。

でも、メモリ容量は64kBで、ユーザー領域32kB。
メガバイトじゃなくてキロバイトね(笑)

あと、オプションでUSBでPCと繋がるキットが出ていたのでそれも念のために購入しておきました。

ちょっと使ってみたけど、表示桁が増えた分、ファンクションキーが無くなっているのがちょっと不満。

ちなみに、ポケットコンピュータというわりには冬物のオーバーコートのポケットにもギリギリ入るか入らないかの大きさなんだよね。
 

9月12日 ヴァルキリープロファイル2講座の話

3Dゲームファンのための「ヴァルキリープロファイル2」グラフィックス講座
次世代機を睨んだユニバーサル設計エンジンの秘密に迫る

トライエースの五反田さんのところに行ってきてまとめたのがこれ。

PS2のグラフィックスエンジンではもっとも先進的なものの1つです。

もっとも「ヴァルキリープロファイル2」では、そのエンジンの機能を限定的にしか使っていないようですけども。

自分的には半球ライティングの効果が高いと思いましたね。
コストパフォーマンス的に。
他のスタジオでも結構みんな使ってるのかな??

で、この記事の末尾にある技術比較ムービーは必見!!

しかもなんと1080pのハイビジョンですぜー!!

わざわざ、この記事のために作ってもらっちゃいました…。 感謝感激。

あ、ちなみにHDムービーの再生にはPentium4/3GHzクラス必須(笑)

9月13日 サムスン40V型液晶テレビの話

40V型ハイコストパフォーマンスモデル「LN40R71B」
 

サムスンの液晶テレビの広告企画をやった。

40インチ、1366×768ドットで、地デジチューナー無しで199,800円はちょっとお買い得感が希薄な感じもするかなー。

なにせ、その下の32インチモデルが109,800円だから。

149,800円あたりに価格が下がったら買い時という感じか。

ちなみに、パネルそのものの画質自体は、以前と比べると大部良くなっている。

HDMIも付いているし、でかいゲームモニタ、ビデオモニタとして活用するにはお勧めできる。

これ、解像度が1920×1080ドットだったら魅力倍増なのにね〜

9月14日 CEDEC2006の話

 今年のCEDEC2006では、私が自ら壇上に立つなんて言うハプニングもありましたね。ははは

 私がモデレータを務めた「ワンダと巨像」のセッションのレポートは軽く、GameWatchがレポートしてくれています。

 ホール内が凄く暑くて、汗かきまくっていたのですが、なんつうか、この記事の写真の私もすげえ汗かいてる。とほほ。

 会場は昭和女子大。女子大だから冷房の効きが悪いのか…。来年もここならば今度はちゃんと冷房きくようにして欲しいな…。

 レポートは毎年恒例、MYCOMジャーナルに寄稿しています。

CEDEC 2006 - マイクロソフト、DirectX 10とWPFについて解説

 第三のプログラマブルシェーダ「ジオメトリシェーダ」の登場まであと、少しって感じですが、Windows Vistaじゃないと使えないってのが、いろいろ物議を醸しそうですよね。

 ジオメトリシェーダ自体には期待は大きいし、 D3D10はCapsもないし…ってことで歓迎ムードではあるけど大半の一般ユーザーがVistaに乗り変えきるまで半年…いやいや1年近くはかかるだろうから、これらを活用したアプリが出てくるのは、なんだかんだいって結構先になるような雰囲気も。

 Vista登場とほぼ同時にHALO2(PC版)やフライトシミュレータ(PC版)がマイクロソフトからでるけど、こいつらのD3D10対応度が、1つの方向性を占いそうな気がするね

CEDEC 2006 - Havok物理シミュレーションエンジンの秘密

 HAVOKの日本支部長のボナム氏って日本語上手でしたね。

 敬語もちゃんと使えるのって凄いと思った。

 ボナム氏とはあのパーティでもちょっと話したけど、 GDCの時に書いたあの記事

3Dゲームファンのための物理エンジン講座 〜HAVOK編〜
余ったそのビデオカードで効果物理を加速しよう!

 
は読んでいてくれたらしくて、「お前か、あれは」 っつうことで、CEDEC2006でのスライドはすんなりくれました。

 ムービーはくれなかったけどね。ははは。

 悔しかったので、ATI経由で入手したムービーを記事に入れてあります。ムフフ。

 にしても、HavokとPhysXって結局どっちが使いやすいんだろう?

CEDEC 2006 - CellプロセッサをGPU的に活用することができるのか

 CELLプロセッサにグラフィックスパイプラインを実装させる実験的プロジェクトの紹介。

 セッションでは4基のSPEによるプログラマブルシェーダベースのグラフィックスパイプラインの実装と、もうひとつはレイトレーシングエンジンの実装の話が紹介された。

 余談だが、PS3プロジェクトの最初期はCELLプロセッサそのものを複数搭載し、これでグラフィックスを賄う案も検討されたことは結構有名。

 今すぐは無理にしろ、あと数世代先のCELLプロセッサならばNVIDIAやATIといい勝負になるんじゃないかという夢を見せてくれたセッションだったね。

CEDEC 2006 - PRT最新事情、3Dゲームグラフィックスが大局照明ベースでグリグリ動く

 Precomputed Radiance Transfer…通称PRT技術の最新事情を取り扱ったセッションのレポート。

 毎年、ピラミッドの田村氏のセッションは面白いんだけど、テーマが高等すぎて一般メディアキラーでした。

 今回は、ちょっと編集部を説得することに成功。なんとかレポートさせてもらうことに致しました。

 一応、MYCOMジャーナルの読者の反応を見て、それなりにPVが稼げるようであれば、今後も、この手のネタも取り扱うようにしたいとのことでした。

 ということで見てやってください。

 田村氏から直々にムービーを頂きましたので、それも掲載されています。

9月22日 東京ゲームショウ2006の話

 東京ゲームショウに行ってきた。

 今年発売される次世代ゲーム機といえば「Wii」と「PS3」なわけだが、任天堂は東京ゲームショウに参加しないので、Wiiは実質セガブースでしかみられず。

 PS3は発売前の土壇場の値下げ…というよりは価格変更?の演出効果もあって大注目を集めることに。

 PS3のグラフィックスチップがスペックダウンされたりもしたが、展示内容にはその影響はあまり見あたらず。日本の技術力侮りがたし。

 Xbox360のタイトルもかなり充実してきており、グラフィックス、げーむそのものが洗練されてきている傾向にある。

西川善司の3Dゲームファンのためのグラフィックス講座
開発者セッション“CEDEC”プレミアムレポート

 東京ゲームショウのショーフロアと同時開催されていたのが、開発者向けのセミナーイベント「CEDECプレミアム」

 初日の15時からはなにかと話題の「Unreal Engine3.0」の開発元EPIC GAMESの副社長Jay Wilbur氏がしゃべるセッションが行われた。

 この後、世界で最も有名なプログラマのウチの1人Tim Sweeney氏が講演したんだけど、GDCの内容とほぼ同一だったので、自分のレポートではWilbur氏のプレゼンのみを取り扱うことに。

 全然、グラフィックス講座じゃないんだけれどもね。ははは

西川善司の3DゲームファンのためのTGS出展ゲームグラフィックス講座

 PS3はセガが頑張っていて、ソニック、VF5、パワスマ3の全てが、完成度の高いプレイアブル展示を実施。

 SCEブースは相変わらずムービー出展が上手。プロジェクタもいい物を使っていたね。

 Xbox360のタイトルで面白そうなのが目白押し。日本の開発者が送る「ジャパニーズ次世代パワー」はむしろXbox360から。

 個人的にはベストオブTGS2006は「ロストプラネット」ということで。  

9月28日 フルHDプラズマ時代の幕開けの話

第70回:50型フルHD「VIERA」はコントラストで勝負
〜 プラズマもフルHD時代。「松下 TH-50PZ600」 〜

ついにプラズマテレビにもやってきたフルHD化の流れ。

昨年、当時としては価格破壊ともいえた65V型フルHDを99万円で販売した松下VIERAは、今年も本気だ。
フルHDプラズマの新製品を一度に4製品も発表。
画面サイズは50/58/65/103インチ。
103インチは400万円なので、企業&セレブ向きだから、まぁ、おいておくとしても、現実的な大きさである50インチのフルHDプラズマを実売50〜60万円前後で出してきたことはかなりセンセーショナルだ。

ということで、自宅に持ち込んで、その画質評価を行ってみた。

暗部階調はパイオニアのフルHDプラズマ(PDP-5000EX)に負けてるが解像感はバッチリだし、プラズマにしては発色もいい。

価格はパイオニアのPDP-5000EXがチューナ無しで80万円だから、チューナ付きテレビとして成り立っている松下のTH-50PZ600の方はやはり、絶対的なお買い得感がある。

ただね、やっぱ、フルHDプラズマって、画素隔壁の微細化に限界があって開口率が下がるため、画面の明るさにおいては同画面サイズのフルHD液晶にはまだ及ばないのよね。
だから、やっぱりちょっと暗いです。
そう。プラズマはここに来て自発光のメリットがフルHDにおいてはハンデになりつつあるのだ。

フルHDプラズマを買うんならば、無理してでも65インチの方がいい。
画面の大きさ以上に明るさが違います。
画素が大きくできる分、開口率上がるので。

日立も去年公開した試作品55インチフルHDプラズマをキャンセルして最終製品を60インチとして出すことにしたのは、 この辺りの事情が多少なりとも関係していると思うな〜。どうだろう?
 

戻る