1月3日〜10日International CES 2006の話
今年もラスベガスに。
滞在中に会場にてA型インフルエンザをうつされた模様で機内で発病。隣の席に座っていた小寺さんにも感染。
なんか、CESって毎年終わると体調崩してるなー
ビル・ゲイツ氏、やはり今年の基調講演は今年年末に出す(出したい?)といわれるWindows Vistaに関連した内容がメイン。 印象的だったのは、HD DVDの合法的リッピングのデモ。私も初めて見たし、多分多くの人がそうだったのではと思うが、HD DVDでは映像を合法的にハードディスクにコピーできる。もちろんこのファイル自体を他人と受け渡すことは出来ないわけだが、家庭内ネットワークで共有して見られるようにはなっている。 このマネージメントを助けるのがVisa世代のWindows Media Centerというのがマイクロソフト側の構想。どうもBD優勢っぽくなってきている最近の風潮の中でPCとの連携を強調して巻き返しを狙おうという戦略なんでしょうな。 北米では圧倒的な人気のXbox360に対しても外付けHD DVDドライブを提供することも発表。 北米ではDVD+R/RWが微妙に人気だったりするし、そうした特殊性も配慮すると北米でHD DVDが巻き返したりする可能性も否定できない…? |
西川善司の大画面☆マニア第59回:International CES特別編 |
今年もやっぱり、ありました。各社の大画面、世界一自慢大会。 ここ数年は韓国勢が圧倒的だったわけだけど、今年はパナソニックが103V型フルHDプラズマを展示して世界最大に。 それでもLG電子は「当社調べの世界最大」として102V型フルHDプラズマを展示。LG電子は毎年、「独自の世界一」を貫くのがキャラクターになっているので誰も文句は言わない。来年もどんな「世界一」を見せてくれるのか楽しみ。 勢いに乗るサムスンは市販品最大という80V型フルHDプラズマ、世界最大の82V型フルHD液晶も展示。82V型はRGB-LEDバックライト液晶タイプもあり。 |
西川善司の大画面☆マニア第60回:[CES特別編] |
ついにTI…というか単板式DLP陣営も動き出しましたな。 "液晶"のシャープが、久々に単板式DLPを発表したと想ったら、いきなり1080pフルHDモデルでした。 時分割画素描画のSmooth Pictureではなくてリアル?1080pのパネルを採用しているので、まぁ、安心といえば安心。 ただ、開発はそれほど進んでいない模様で、会場に展示されていたのはモックアップ。 シアター内の実動デモ機は撮影禁止で、ちょっときな臭い感じも漂っている。まぁ、シャープなのでちゃんとしたものは作ってくるでしょう。それでも発売は年末に近いものになりそう。 ヤマハもさりげなくWXGA(1280x768ドット)のLVP-HC3000対抗機を発表。 |
西川善司の大画面☆マニア第61回:[CES特別編] |
RGBの3原色LEDを光源にした単板式DLPリアプロジェクションシステムが登場。 時分割フルカラー表現は従来と同じだが、RGB-LEDの明滅とDMDチップの映像描画をシンクロさせることでロータリーカラーホイールを廃止することができるのが特徴。RGB-LEDの高速応答性と短残光特性を利用することで48倍速カラーホイール相当の画質が得られるということでも注目を集めている。 一方、透過型液晶方式のリアプロでもRGB-LED光源を使ったリアプロ試作機を三洋が展示。こちらは単板ではなく透過型液晶3板式。 それでもって、ビクターは、LCOSのリアプロにRGB-LED光源を使った試作機を展示。 RGB-LEDは液晶TVだけでなく、リアプロTVにも応用が進んでいるようだ。 |
西川善司の大画面☆マニア第62回:[CES特別編]おもしろネタ探訪編 |
Optomaも1080pフルHDの単板式DLPプロジェクタを展示。しかもインターフェースボックスを分離した高級志向タイプ。画質的にもかなり頑張っている印象。 こちらは、シャープ製のXV-Z20000よりも低価格設定してくることは確実で、現時点ではUS$10,000を予定している。日本では100〜110万円前後という見通しが立つわけだが、意外にもそれより安く設定してくる可能性も大。 この他、RGB-LEDを光源にした手の平サイズの単板式DLPプロジェクタの試作機が3機種も展示されていた。実際に発売するモデルのようだけど、ビジネス用途にしてはかなり暗い。 EPSONもこれまたDLPに対抗して作っちゃったみたいな感じの、RGB-LEDを光源にした手の平サイズの3板式透過型液晶プロジェクタを展示していた。こちらもかなり暗い。大きくてもいいから実用レベルのRGB-LED光源フロントプロジェクタって出てこないものですかねぇ。 当面、このRGB-LED光源システムはは完全密閉できるリアプロ向けが主流になるのかな? |
西川善司の大画面☆マニア第63回 |
1280x768ドットパネル採用で1280x720ドット、1024x768ドットの両方にネイティヴ対応できるというリバーシブル解像度モデルの単板式DLPフロントプロジェクタ、三菱LVP-HC3000。 実勢販売価格が20万円前後ということもあって、年末年始のヒット商品となっている模様。 光漏れが強いのと色深度が浅いのが気になるが、画質は上々。DLPならではのハイコントラスト感は体感できるし、カラーブレーキング(色割れ)現象も、最新世代のエンジンなので最低限に抑えられている。 当面は液晶普及機のよいライバルとなりそう。ヤマハがほぼ同スペックのDPX-830を発表予定なので今後の動向にも注目。 |
4gamer.net 西川善司の3氏ゲームエクスタシー |
先代X1800が10月に発表されたときは 「ピクセルシェーダ16基かよ、ちぇ〜」 と言われたのを根に持っていたのかどうかはわからないが 「もう、怒った。じゃあ、3倍にしてやる」 と逆ギレ気味の48基っつう冗談みたいな仕様で登場。 シャアも 「ATIのGPUは化け物か」 といったとかいわなかったとか。(いわなかったです) GeForce系と比較して分岐命令実行時のパイプラインストールが少ないらしいヨ。ほんとかな〜。 |
リアルタイムストラテジーの金字塔、AGE OF EMPIRESのIIIが発売に。 久々にゲームレビューを書きましたよ。 大航海時代がテーマで、当時のヨーロッパ列強がアメリカ大陸に植民地化していく様をゲーム化したもので中世時代をテーマにしたこれまでと違って微妙に近代よりになっているのが特徴。 ネイティブ・アメリカンも多数、当然登場するんだけど彼らは、中立の立場をとっていて、プレイヤー扮するヨーロッパ列強からみると、味方に付けられる資源的要素として描かれているのが興味深い。 まぁ、なんにせよ、アメリカ開拓史の黒歴史のコアな部分をうまーく避けて、グレーゾーン周辺で描いている当たりはさすが、というかんじ。 グラフィックスはNVIDIA全面協力でHDRレンダリングベースのセルフシャドウ付きという気合いの入りようで、上の画面写真もPCからのリアルタイムグラフィックスです。 プログラマブルシェーダバリバリの活用でかなり重いゲームに仕上がっていますが、グラフィックスのインパクトは近年類を見ないほど。 うちのGeForce7800GTX×2のSLIでも1600x1200ドットフルオプションで40fps程度でした。 |