11月4日 EPSON EMP-TW600の話

大画面☆マニア第57回:1,600ANSIルーメンの高輝度に沈む黒
〜 720pドリーミオ完成形。エプソン「EMP-TW600」 〜

 

 720p透過型液晶プロジェクタお家元の2005年最新モデル「EMP-TW600」。

 EMP-TW600ということでEMP-TW500の後継ということは一目瞭然なのだが、価格帯的にはEMP-TW200クラスに降りてきているので、実際のところEMP-TW500とEMP-TW200の統合モデルという位置付けの模様。

 NEWスムーススクリーンとかデュアルアイリスだとか、競合機が派手な機能実装に走った今年モデルの中で、極めて地味な拡張だけで挑んできた"家元"だったが、実際のところ、その画質は今年モデルの中ではトップだった。

 ファンノイズはちょっとうるさいが、ダイナミックレンジの高さと暗部階調の正確性は文句なし。

 お勧め。

11月5日 サムスンLN32R51Bの話

大画面☆マニア番外編サムスンLN32R51B

家族一緒に梨びん゛ぐの大画面で映像鑑賞!、PCディスプレイとしても使える

 サムスンの地デジチューナー無しの32インチ720p(1366×768ドット)液晶テレビ。

 日本製品の研究が進んでいるのか、1年前の同等品と比べて大部、画質は良くなった。発色もバカ騒ぎしない理性的な落ち着きを持っているし。

 ただ価格が198000円というのは、今となっては高い。この企画に携わったのは夏で、その当時は意欲的な価格だと思ったのだが、なにしろこの夏、秋で32インチモデルは激戦区になってしまったからねぇ。

 例えばイイヤマ「PLC3200-S1」は129,800円に設定してきたし、ユニデンの「TL32WRJ」も同じく129,800円だ。

 そして、なんとノジマはヒュンダイ「HLT-3272」を99,800円で販売を開始。

 記事が上がって、早々だけど、たぶん、198,000円は、そのうち、価格改定されるんじゃないかなぁ。

11月6日 ナムコ、フレームシティの話

西川善司の3Dゲームエクスタシー

「フレームシティ」に見るUnreal Engine3.0の現在(前編)

「フレームシティ」に見るUnreal Engine3.0の現在(後編)

 ナムコのXbox360用完全オリジナルタイトル「フレームシティ」が、EPIC GAMES社の新世代ゲームエンジン「UNREAL ENGINE 3.0」(UE3)にて開発されているというので、話を聞いてきた。

 マスターアップ直前で追い込みまっただ中と言うこともあり、画面などは一切見せてもらえず、プロデューサとディレクターのお二人へのインタビューがメインの取材となったが、UE3を使っての開発現場の最先端が、どんなものであるか、ということはおよそ窺い知ることが出来た。

 「最新テクノロジーをこう使ってやろう」という気負いみたいなものは全くなく、合理的な開発スタイルを信条とするナムコらしく、「短期間に凄いものを造るための便利な道具」という意味でUE3を活用したようだ。

 …といっても、UE3自体が未完成な中での開発だったので、それほど生やさしいものでは無かったようだが。

 発売ベースのUE3タイトルはおそらく、このフレームシティが世界初となる見込みで、ナムコ以外のXbox360ゲーム開発の現場にも結構採用されているといわれている。

 Xbox用タイトルとして超有名なあのタイトルやこのタイトルもUE3!?という話もあり、来年、EPIC GAMESは、徐々に明らかにしてくると思われる。

 UE3ベース開発のPS3のタイトルも、実は、そろそろ…。

11月11日 ベストプロジェクタの話

大画面☆マニア第58回:2005年のベスト720pプロジェクタは?
〜 D5液晶パネル搭載最新モデル【タイプ別購入ガイド】 〜

 2005年秋発表のエプソン製D5透過型液晶パネル採用の720pプロジェクタ製品紹介のまとめ&総集編。

 3年にわたって低価格720pプロジェクタが人気を博してきたわけだが、今年モデルはこの3年間の集大成的なものに仕上がっており、720p製品としては最も熟成されたものになっていると感じられる。その意味では、買い時か。

 ただし、不安材料もある。

 おそらく来年、あるいは再来年にはこの価格帯かあるいは+10万円程度で、どこかがフルHD(1080p)を出してくると予想されるため。その意味では、「あと1年待ってから」という思考が働くかも。

 今年モデルについて言えば、本文では言わなかったけど、私だったらEMP-TW600を選ぶかなぁ。

 今年前半までは日立のPJ-TX100Jだったんだけど。値崩れする旧モデルを狙うのであればこちらがお勧め。

11月24日 Half-Life2:Lost Coastの話

西川善司の3Dゲームエクスタシー

Half-Life2:Lost CoastでHDRレンダリングの実体をチェックする

 2005年のE3で密やかに発表された次期Half-Life2エンジンのテクニカルデモの「Lost Coast」が、プレイアブルで公開された。

 結局のところ、HDRレンダリングのショーケースであり、それ以上でもそれ以下でもないという感じ。

 当初は、HalfLife2本編もこのLost Coast同等のHDRレンダリングモード対応に生まれ変わるという話だったのだが、結局のところ、今回の「Lost Coast」は、本当の続編「Half-Life2:Aftermath」のテクニカル予告編という位置付けとなった模様。

 開発者自らが語るテクニカル解説モードがユニーク。日本語字幕も出るようになっており、なかなかよくできている。

 


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