5月31日〜6月3日 COMPUTEX TAIPEI 2005の話
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1つ1つは中規模程度の展示ホールが全部で4つ。それぞれのホールが別の建物で移動が大変。1つ1つのブースは結構小さめだけど数が尋常じゃない。たとえるならば飲茶的。 |
当初いくつもりはなかったのですが、突然4gamer.Netからの要請があって、急遽、台湾のCOMPUTEXに行くことに。
初めての台湾ですわ。
まず、地におり立って感じたのは凄く蒸し暑いということ。日本の蒸し暑いなんて「オコチャマレベル」ですわい。冷房がギンギンに効いていても汗だけは出てくるという温度無関係な高湿度感はすげーとしかいいようがなかった。
まぁ、でも、人々はやさしいし、食べ物も美味しいし、たまに訪れる地としては最高かも知れないが。
我々が泊まったホテル。ADSLインターネットが無料で朝食付き、一泊約6000円という格安ぶりで何か裏があるなと思っていたら、元ラブホテル。
あとで聞いた話では、台北市内では、ビジネスホテルとラブホテルを兼業でやっているところが少なくないんだとか。
我々が滞在したところは台湾人家族の子連れもいたので、結構、みんな普通に活用している様子だった。まぁ、割り切れれば、悪くないんではないかと。
てなわけで、レポートは下記の通り。
時差がほとんど無いので、ホテルに戻って休む暇もなく原稿を書かなければならず予想以上に大変だったです。
”真の”デュアルコアCPU,Athlon
64 X2発表 |
なんで今さら発表会をやるのかよく分からないくらいに、事前情報が浸透し、評価基板が各PC誌編集部に配られているAthlon64X2。
まぁ、そこはそれ、お祭りってことでしょうな。
確かに、2CPUを結ぶ内部バスがフルスピード(2GHz動作のCPUだったら2GHzバスで接続)というのは、PentiumDに対しての絶大なるアドバンテージなわけだけど、その分、値段は高い。メモリがDDR1オンリーというのも、実性能的に問題はないにしても、マーケティング面でのイメージでどうなのかってのもある。 |
マルチスレッドベンチ「Mechanoids」とは |
3DMark05のFuturemark社がインテルと共謀(いいすぎか?)して作ったのがこれ。
実験的な意味合いも込めて、必要以上に、マルチスレッド化されていて「Heavy」モードではPentium
Extreme Editionでもコマ送り状態に。
タイトル画面(写真参照)をみても分かるようにIntelの全面協力の下に作られていて、AMD-CPUでどう動くかは不明。
そもそも、一般提供されるのかどうかも怪しい。
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ゲームのローディングを30倍速くする機器
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GIGABYTEが計画中のRAMディスクボード。
DDR1 SDRAMを4枚搭載して最大4GBの1ボリュームのディスクドライブとして使用可能になる。
インターフェースはシリアルATA。システムからはHDDとして認識されるが、実効性能はHDDの30〜60倍高速になるという。
ゲームソフトをここにフルインストールして使ってみてよ…という提案。ちょっとしたオバカグッズだけど、値段によってはかなり人気を集めそうな製品でもある。
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ATI,「CrossFire」技術の詳細を発表
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ATIもビデオカード二枚差しソリューションを発表。
その名も「十字砲火」の意を込めた「Cross Fire」テクノロジー。
負荷分散を均等にしやすいSupertilingモードや、2GPUを画質向上のみに活用するSuperAAなど、NVIDIA-SLIにないユニークなアイディアも盛り込まれていて興味深い。
会場では既に実際にCrossFire動作状態で3DMark05を動かしているカードベンダーブースも結構あった。
某社ブースでのAthlon64-3800+とRADEON X850XT×2で3DMark05の実測スコアは「9705」だった。
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GPUの第3勢力「Volari」が満を持してSM3.0に対応
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GPU第三勢力のXGIが、プログラマブルシェーダ3.0(SM3.0)仕様のGPU、Volari8600を公開した。今年10月より出荷予定で、GeForce6600やRADEONX700よりも性能的には上で、価格は10〜15%安を想定だとか。
モバイル版も用意され、これはNVIDIAが提唱するMXMボードで提供される。
同じGPU第三勢力に分類されるS3がSM3.0を見送ることが確定している今、健闘が期待される。
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原子炉冷却機構採用にファン隠蔽仕様のビデオカード
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熱伝導率が水の65倍という、液体金属を循環させてGPUを冷やすRADEON
X850XTビデオカードが登場。
冷却効率はすごいがそのぶん電気は喰うというのが気にかかるが、究極のオーバークロック性能を求める人にはいいのかもしれない。
この他、ヒートパイプと隠蔽式電動ファンを組み合わせたGeForce6600GT/256MBカードやファンレス仕様のRADEONX800XL/512MBカードを紹介。
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ビデオカードはテレビに近づく
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MSIブースに展示されていたのは世にも珍しいAGP/PCI-Express、どっちにも接続可能なリバーシブル仕様のRADEON
X800XLカード。AGPマザーボードのユーザーは未だに多いので、今のような移行過渡期にとってはまさに時代が要求した形態という感じか。
あの安値重視のSPARKLEが、突然の高品位ブランド「Calibre」を展開していくことをアピール。基板設計も品質保証ラインもCalibre専用だそうで、なんと3年間の無償保証付き。AGPモデルとPCI-Expressモデルの両方あり。
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オーバークロックとSLIはビデオカードの華
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GeForce6800系デュアルを1ボード搭載したカードが3社から展示。
ASUSやMSIのGeForce6800Ultra×2はどうやらコンセプトモデルっぽくてとても市販を考えていそうには思えないのだが、GIGABYTEのGeForce6800GT×2の「GV-3D1-68GT」は7月から本気で発売する模様。
既にGeForce6600GT×2の「GV-3D1」は発売済みの実績があるのでかなり信憑性はある。
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6月15日 Xbox360の番組の話
“第3次 ゲーム機戦争” |
Xbox360のことについて、どう考えてもマジメに取材していないへんてこなオンラインTV番組をキャッチ。
後半のオリジナルソングの熱唱はかなり凄いっす…。MSの宮田さんの困惑気味っつうか、なかば軽蔑気味の表情も一層の笑いを誘いますな。
“第3次 ゲーム機戦争”
をクリックして「WATCH
番組を見る」をクリックすればOK。
一見、経済番組風ですが、アンカーマンの1人ボケがどんどん暴走していきます…。 |
6月16日 パイオニア、最新HDD[サイバーナビ]の話
6月22日 GeForce7800GTXの話
NVIDIA,新世代グラフィックスチップ「GeForce
7800 GTX」を発表 |
NVIDIAがGeForce7800GTXを発表した。
基本的にはパイプラインの増強と内部アーキテクチャのリファインによるマイナーチェンジ版だが、熟成が進んだだけあって完成度は高い。GeForce3に対してのGeForce4Tiのようなイメージ。
Ultraは今回発表されず「GTX」が当面のハイエンド…とのことだが、すでにヒートパイプ付きの7800Ultraがテスト中という情報も飛び込んできている。
さらには、G71(NV49)、G72(NV46)というコードネームも漏れてきており、合わせてG72はGeForce7600になるというたれ込みもキャッチ。するとG71は7200か?
とにかく、Longhorn登場までにGeForce7に順次置き換わっていく模様だ。 |
6月23日 CrossFireの話
CrossFireの秘密に迫る |
NVIDIA-SLIに対抗してATIが登場させたデュアルGPUソリューション、CrossFire技術。
これの解説記事を作ってみた。
32x32ドット単位で交互にレンダリングするSuperTilingモードと2GPUで高品位な同一フレームの生成を行うSuperAnti-Aliasingモードが特徴的。異なるモデル間の2枚差しも可能。
かなりユニークで、その登場が待ち望まれているが、CrossFire対応版RADEONの投入時期がまだ見えてこない。
R52xの発表も春から夏、夏から秋へ延期された模様。そろそろATIから派手なニュースを期待したいところだけど…? |
6月24日 最新PC-3Dゲーム事情の話
刮目せよ!! UT2007&Unreal Engine 3プロモムービーをUp! |
E3では、撮影禁止だったUnreal Engine3.0ベースの「Unreal
Tounrament 2007」がGeForce7800GTX発表会では、撮影解禁に!
というわけで、4Gamer.netの依頼により寄稿した次第。
法線マップでディテールを描き込まれたグラフィックスは確かに凄いのだが、ゲーム的には意外にも代わり映えしない感じ。なんというか、荷重移動感の欠如した地面を駆けている感じのしない、ムーンウォーク的なウォーキングモーションは良くも悪くもUT伝統という感じ。 |
ノルマンディを堪能できる「Call of Duty 2」デモムービーをUp! |
Game Of the Yearに輝いた「Call of Duty」の正統なる続編。
グラフィックス的な見どころは、爆炎の表現のパーティクルシステム以外に実際のところあまりないのだが、ゲームそのものはかなり面白そう。途切れることなく進んでいくゲーム進行は圧巻で、敵や味方のNPCの動きもなかなかいい感じ。 |
Unreal
Engine 3ベースのMMOFPS「Huxley」デモムービーをUp
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Unreal Engine3.0はすでにサードパーティへの提供が始まっていて、韓国のWebzen社も、そのライセンスを受けて、新作ゲームを開発している一社だ。
Webzenが開発中なのは、「Huxley」というMMO-FPSゲーム。
今回公開されたのは、開発初期バージョンでゲームにはなっておらず、ゲーム世界を歩き回れる程度のもの。
発売は2006年第三四半期。 |
Bill
Roper氏の解説付き「Hellgate」直撮りプレイムービーをUp
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アクション系オンラインRPGの元祖「ディアブロ」シリーズの仕掛け人Bill
Roper氏が手がける最新作オンラインRPG「Hellgate:London」。
このムービーではBill Roper氏自らがプレゼンしている。
見た目はQuakeとかUnrealみたいなFPSテイストが押し出されているが、基本的なゲームシステムやプレイ感覚はディアブロと同じ。
自動ランダム生成されるマップも3Dとなった今作はディアブロの時と比べて、トータルな技術の進歩が感じられる。
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時間を操る新感覚FPS「TimeShift」のデモプレイ直撮りムービーUp
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これまたFPSだが、時間を止めたり、遅らせたり、巻き戻したり…といった時間制御の概念がついているところがちょっと新しい。
開発はニューヨークのSaber Interactive社、配給はATARIが担当。
ATARIは去年まで看板FPSタイトルだったEPICの「Unreal」シリーズに逃げられちゃった関係で、FPSタイトルラインナップの強化に注力している様子。当のEPICは、MIDWAYに鞍替え。
発売は今年、2005年秋。
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Futuremarkのマルチスレッド3Dベンチ「Mechanoids」直撮りムービーをUp |
Futuremark社のマルチスレッドパフォーマンス計測用の新ベンチマーク「MECHANOIDS」。
インテルと共同開発したということで、ベンチマークソフトというよりテクノロジーデモソフト的な位置づけ。AMDのAthlon64
X2で動作するかはナゾ。一般公開される可能性すら怪しい。
ムービーは分ほどで、デモ一周分の映像を収録している。 |
6月29日 GeForceFX5200が焼けた話
原稿書きマシンが突然クラッシュして電源が落ちて再起動しなくなって、しかも焦げた松ヤニの匂いがしてきちゃった。
ゲゲケゲ。とあわくってケース開けたら、GeForceFX5200(PCI)のファンがベアリング摩耗か何かで回転できなくなり、その負荷で回路が焼けてしまったみたい。
この焼けたカードを抜いたら起動も出来たし、ハードディスク等のダメージもなく被害は最小限だったんだが、やはりマルチデスクトップじゃないと使いにくい感じがして。
そう。マルチデスクトップするためにAGP版のGeForceFX5600とPCI版のGeForceFX5200を組み合わせて使っていたのだ。
(MillenniumII/PCIも同時使用で5画面環境で使っています。1600x1200が2枚。1200x1024が3枚)
結局、またPCIのビデオカードを買ってきた。今度は玄人志向のファンレスタイプのGeForceFX5200(PCI)。
GFX5200-P128C
これを挿したら、BIOSで「AGP VGA Init. First」(AGPビデオカードを最初に初期化)設定すると起動不能に。
GeForceFX5200(PCI)を先に初期化する設定だと問題なく動くんだけど。ちょっと気持ち悪いけど、とりあえずこのまま使ってみることに。
それにしても、ビデオカードのドライバさ、充実のオーバークロッキング機能もいいけど、ファンの回転数に異常があるか、温度は大丈夫か、みたいな情報を知らせてくれるセルフモニタチェック機能を付けてくださいよ。
今のマザーボードにあるような簡易的なヤツでいいんで。
6月30日 パイオニア、HDD[サイバーナビ]の話(PART2)
開発スタッフに訊くHDD[サイバーナビ]、誕生の秘密 |
パイオニアのHDD[サイバーナビ]最新モデル広告企画第二弾。
今度は開発者インタビュー。
パイオニアの最新ナビって、サーバーと通信を行うAirNaviと、このハードディスクベースのHDD[サイバーナビ]の2つが技術的な側面から見たフラッグシップなわけだけど、最近は、両者の融合が始まっている。
それはそうだとして、果たして買うべきはAirNaviの方なのか、HDDナビの方なのか、などを聞いてきました。
今年のモデルは、確かによくできてます。いや、ほんと。ギャラ、現物支給でも良かったくらいですわ。向こうが嫌がるだろうけど。 |
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