8月6日〜12日 SIGGRAPH2004の話
今年は夏休みのコアタイムと言うことでスポンサーを見つけるのが大変だった。
結局今年はリアルタイムレポートはMYCOM PCWEBでやらせて頂くことに。
「グラフィックスプロセッサ(GPU)で科学技術計算やデータ処理や信号処理などの汎用計算をするのに活用しよう」という研究グループの報告会。
GPUを並列ベクトルプロセッサとか、プログラマブルDSP的に活用しようという発想は、最近ではにわかに盛り上がりつつある。 ところが、今回の研究報告会の多くの発表者は「現行のGPUでは制約が多すぎて…」と言う意見が大半。 特定計算のアクセラレーションのみに活用できるのが現時点での限界…というのが今のところの仮の結論のようだ。
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NVIDIAはプログラマブルシェーダ3.0仕様の優位性を訴え、ATIはDeferred
Renderingのテクニックを発表。久々の新世代GPU「REALiZM」の発表に活気づく3Dlabsは同GPUで動作する最新デモを初公開した。
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SIGGRAPHのもう一つの看板イベントの映画祭も開幕。
世相を反映してなのか昨年はやたら暗い作品が目立ったが、今年は逆に明るい作品が多かった気がする。 去年はNVIDIAのGeForceFXのイメージキャラクター妖精「Dawn」が入選したが、今年はATIのRADEON X800のイメージキャラクター「Ruby」が入選した。 ATI対NVIDIAの図式はSIGGRAPHのコンピュータアニメーションフェスティバルへも波及するのか!?
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世界の企業や大学の研究機関の最新技術動向が垣間見られるEMERGING
TECHNOLOGIES展示セクションのレポート。
白色LEDを使ったハイダイナミックレンジ液晶ディスプレイや6原色による280兆色のプロジェクションシステムなどなど…、今年はディスプレイ関連技術の展示が目立っていたようだ。 |
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バーチャルリアリティ関連のユニークな研究発表も多数行われた。
バーチャル水泳シミュレーション、動く床、触れる立体ディスプレイ、三人称視点のロボット操縦システム、気流によるフォースフィードバックシステムなどなど、ユニークなアイディアが満載でまさにミニ万博状態。 |
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NVIDIAブースで面白かったのが、左の写真にも示したGeForceFXのイメージキャラクター妖精Dawnのリアルタイムデジタルパペットのデモ。あのDawnがリアルタイムの振り付けとトークで来場者とインタラクトしちゃうのだ。
私が見たのはDawn版のみだったがnalu版のステージもあったらしい。 次回はDawnとNaluの漫才とかコントとか見てみたいね。 |
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3DMark03のFuturemarkが携帯電話やPDA向けのベンチマークソフトを作ってしまった。
OpenGL/ES1.1ベースで動作するこのベンチマークソフト。組込用GPUの標準ベンチマークとなるのか。 |
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メインストリーム向けのGeForce6シリーズとしてGeForce6600シリーズが登場。
上位のGeForce6600GTはデュアルVGAシステムのSLIにも対応。 DOOM3 GPUの異名を与えられ、価格も抑えめのGeForce6600シリーズ、久々の大ヒットの予感。今年はNVIDIA、復活か? |