6月某日 GeForce6800シリーズの謎の話

GeForce 6800シリーズに秘められたNVIDIAの戦略とは(前編)

 GeForce6800シリーズにはFPバッファの直出力機能があるとアナウンスされたが、実際にはプリセットシェーダーで値を丸め込むだけの処理系であった。

 噂されていたFP-RAMDACの搭載は無し。

 FP-RAMDACっていう仕組み自体は、あっても面白いと思うんだけど、どうなんだろう?

 お相手はTony Tamasi氏。

GeForce 6800シリーズに秘められたNVIDIAの戦略とは(中編)

 今世代もGeForce6800シリーズとRADEON X800シリーズは、ピクセル陰影処理演算精度においてFP32対FP24の図式をとることとなった。今世代もRADEONはFP24でだいじょうぶなのか?

 ATIがその優位性をやたら強調するPCI-EXPRESSネイティヴ対応。対するNVIDIAは、それから見れば消極的な印象を受けるブリッジチップ経由での対応姿勢。ブリッジチップ経由での対応は本当にいわれるように不利なのか…。

 今回もお相手はTony Tamasi氏。

 

GeForce 6800シリーズに秘められたNVIDIAの戦略とは(後編)

 まとめ的な回。今回もお相手は…というか、1回のインタビューの内容を3分割して掲載しているだけなのだが。

 なんでGeForce6はLow-k 0.13μmを使わなかったのかとか、プロセスルール周りの質問の他、高次曲面とか、メインストリーム、バリューモデルのGeForce6の登場の可能性などについて伺った。

 

 

6月某日 日立のプロジェクタの話

第35回:大口径レンズ搭載の720p対応モデル
〜画質と設置性を両立した 日立「PJ-TX100J」〜
 

 日立のプロジェクタ PJ-TX100J を評価した。

 日立製品のプロジェクタというとデータプロジェクタのイメージが強いので、あまり期待していなかったのだが、思いのほか出来が良かった。画質に関してはこのクラス、実際、トップレベルだと思う。

 特徴は大口径レンズだが、この大口径レンズの性能が素晴らしい。日立もこういう尖った製品作りが出来るようになったんだなぁ。

 さて、誌面スペースの都合で入れられなかった、PJ-TX100Jの縦縞模様を含んだ投射映像の写真を実寸でここに挙げておく。

  この薄墨を画面上から流し垂らしたようなうっすらとした縦筋が中明色の単色を表示したときに見えてくるのだ。スポーツ中継とかでもよく見えるし、こうして写真にも撮影できる。PJ-TX100Jに限らず、エプソンの透過型液晶720pパネルを採用したプロジェクタはみんなこの縦縞模様に悩まされている。

 これってほんとうになんとかならないものなんでしょうか…。エプソンさん…。

6月某日 大画面☆マニア増刊号の話

前編 鮮烈!さらに磨きのかかった高画質。今年のプラズマVIERAは「36億2000万色」の表現力へ

後編 フラットテレビの標準的存在だ。ハイビジョンはこれで見ろ!!〜液晶VIERA編

 インプレスの映像機器系の広告媒体記事を担当することに。

 第一回目はパナソニックのVIERAシリーズ。貸してもらえて評価できるのかと思ったらメーカーに行って2時間程度試作機を見せてもらえただけ。

 いずれ、もうちょっと長い期間借りて重点的に評価したいとおもったね。

 プラズマVIERAと液晶VIERA、どっちがいいの? という話については、パナソニックの場合、「より大画面をプラズマで、それ以下を液晶で」という分かりやすい明確なスタンスをとっているので、それに則った選び方が基本となる。

 まぁ、個人的な感想を言わせて貰えば、液晶がアナログ的な階調表現が自然で美しく、プラズマはハイコントラストが鮮やか…という、よくいわれる液晶とプラズマの画質傾向そのまんまという感じ。

 

テレビも、DVDも、ゲームも、パソコンも! 超マルチユースなPCディスプレイ+液晶テレビ「LN32A31B」

 かなりお安い32インチワイドのPCディスプレイ+液晶テレビ。

 DolbyDigital/DTSデコーダーまでも内蔵しちゃっていたりしてちょっとユニークな製品。

 実は、こっちよりも、ほぼ同機能の姉妹機の「LT32A23W」の方がお安い。こっちは1インチ1万円以下で買えてしまう。

6月某日 ツインリンクもてぎの話

 某外資系M社自動車部主催のドライビングスクールに参加してきた。

 場所はツインリンクもてぎ

 カリキュラムは「リスクシミュレーション・中級」というやつで、水が敷かれた低μ路面での車の操作を勉強しましょうという内容。

 実際に自分の車を使い、特設コースでの実体験となる。シミュレーションとはいってもゲームではなくて実際に自分の車を自分で操作することになる。

 低μ路面を走行中、ランダムで左右どちらかの片輪をすくわれてしまう…という状況のテストが非常に面白い…というか挑戦しがいがある。

 後輪の左右どちらかが走行中にすくわれてスピンし出すのを、逆ハンドルのカウンターを当てて、規定エリア内に静止させなければならないのだ。低μ路面で回り出しちゃうと、もう全力で逆ハンを切らないとどうにもならないのね。私は何度もくるくる回ってしまったよ…。

 

 

 カリキュラムの最後(というかボーナス要素?)は、「ツインリンクもてぎ」のメインコースともいえる「ロードコース」でのスポーツ走行。

 ペースカー付きだったけど、全長4.8kmというロングコースで、しかも高低差は約30mもあるので、かなり面白い。

 ダウンヒルストレートは200km/hを超えることもできるらしいが、さすがにペースカーがあるのでそんなことにはならない。

 それでも、140km/hくらいでは回らせてくれたんで大満足。ダウンヒルストレートの最後は高速道路なんかではあり得ない90度カーブが待っていて140km/hからのフルブレーキングはかなりの迫力。

 ちなみに、コースのプレビューは動画付きの面白いのがオフィシャルページに上がっているので興味がある人はここをどうぞ。

 

 

 

6月某日 SLI復活の話

NVIDIAが,2枚のGeForce 6800を使って「SLIテクノロジー」を復活
〜PCI EXPRESS版GeForce 6800シリーズで,マルチGPUソリューションを実現

NVIDIAがGeForce6800シリーズの二枚差しをサポートする。

ただし、PCI-EXPRESS版のみ。

SLIというネーミングは3dfxのVoodoo2の"あれ"を彷彿させるが、実際、NVIDIAは3dfxからそうしたパテントも買い取っているので問題ないわけだ。

GeForceFXシリーズ以降、NVIDIAって3dfxの遺伝子がにじみ出てきているよね。

6月某日 3Dlabsも頑張ってる話

3Dlabs、同社初のPCI Express x16対応の新グラフィックスチップ「REALiZM」シリーズを発表

3DlabsもPCI-Express版GPUを投入。

最上位モデルの「Wildcat REALiZM 800」はジオメトリアクセラレータ+PCI-Express I/F+スケジューラを務める「VSU」と、それ単体がGPU都市的脳するピクセル描画プロセッサ「VPU」を2基搭載する。

値段は最上位モデルの「800」が30万円。

3840x2400ドットを50Hzで出力できるデュアルリンクDVI×2出力対応。

とにかくヘビーな一枚。

6月某日 再び筑波サーキット1000の話

 再び、筑波サーキット1000に行って来た。今回も某外資系企業自動車部主催の走行会だ。

 その某外資系企業自動車部を組織する、私の直接の友人K氏もRX-7(RZ)乗りなのだが、彼のRZは約140万をかけて吸排気系をチューン。FD乗りの間では憧れともいえるラジエータやインタークーラーをVマウント式にレイアウト変更しちゃっていた。多分、彼のRZは、総計、もうすでにRX-7、1台分の資金が投入されているような…。

 それと、前回、「マシンの性能の違いで破れた」私の友人は、長年の愛車であったはずのプリメーラを売り払って、なんと、RX-8を購入してしまったのであった。彼はRX-8に乗り変えてから初めてのサーキットと言うことになる。

 私と彼は初心者クラス。VマウントRZのK氏なんかは上級者クラス。実力の違う者同士が同じコースを走ると危ないので時間帯で分けて走るのである。

 結果はといえば、同じ初心者クラスのRX-8の友人に0.2秒敗退。とほほほ。

 とはいえ、私もタイムは前回よりもタイムは縮まって初心者クラス第3位だった。まぁ、2位は彼なんだが。1位のインプレッサの人は初心者クラスとは思えない速さで、我々よりも2秒も速かった。

 しかし、K氏などが参加する上級クラスは、我々よりも4秒以上も速い世界を突っ走っていた…。まさに、クラスの違いを見せつけられた格好だ。

 今回は同乗走行が可能だったので、上級者クラスの車両の何台かに乗せて貰ったのだが…速すぎて参考になりません。ブレーキングのタイミングも全然違うし。ライン取りは参考になる…とはいえ、このスピードで真似するのは至難の業です…というか無理。

 同乗走行だと、車両重量が私1人分重くなるのでタイムは落ちるわけだが、それでも、私なんかよりも3〜4秒速い。たかだか全長1km程度のコースを走っていてこの差がでるんだから、その衝撃はでかい。

 そうそう、前回にも登場した国内某大手電機メーカーのお偉方でやたら速いS氏は、今回は新たに購入したというRX-8で参戦。完全ノーマル状態にもかかわらず、やはり私らなんかより4秒以上も速かった…。「RX-8って遅いよね」なんていわれることもあるけど、いえいえ、全然速いです。RX-8を購入したばかりの私の友人も、S氏のRX-8に同乗し「ノーマルでもここまで速い」ということを目の当たりにして、かなり感激していた様子。

 この日のものではないが、このS氏がRX-7(スピリットR)で今回のコースを走ったときの映像はこちら。ちなみに、この映像のタイムは私よりも約6秒近く速いです。途中ライン取り修正している感じが見られるんだが、それでもこの速さ。

 上には上がいるって言う話はよくあるが…うーむ…上すぎちゃってよく見えないってこともあるんだよ。

手前が私の赤FD。奥に見えるのが元プリメーラ乗りの友人のRX-8(赤)。 そうそう。今回はブレーキフルードを沸点の高いものにしていたのでベーパーロックは起こらなかった。それでも、16インチブレーキでノーマルパッドだと、5周もすると熱でフェードして全然利かなくなったけど。

 


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