8月某日 SIGGRAPH2003の話
7月末よりサンディエゴで開催されたSIGGRAPH2003に行って来た。
今年はリアルタイムレポートはASCII24で。
今年はATIやNVIDIAの新GPUの発表はなかったが、OpenGL関連のアップデートが目立っていたように思う。なかでも組み込み機器用の「OpenGL ES」はちょっとしたセンセーションだった。
CGとインタラクティブテクノロジーの祭典“SIGGRAPH 2003”が開幕 | 今年のSIGGRAPHはOpenGLのアップデートが目立った製もあって3DLabsがちょっと勢いづいていた感触。年末にはOpenGL Shading Language完全対応の新VPUのリリースの噂も。 |
Xboxおよびパソコン用3Dゲーム『Splinter Cell』3Dプログラマーが講演を実施――成功の秘訣とグラフィックステクノロジーを解説・その1 | SplinterCellの3Dプログラマダニー・リペイジ氏はMATROX→NVIDIA→UbiSoftという経歴の持ち主だった。 |
Xboxおよびパソコン用3Dゲーム『Splinter Cell』3Dプログラマーが講演を実施――成功の秘訣とグラフィックステクノロジーを解説・その2 | DOOMIIIに対しSplinterCellを「勝者」と表現。その勝因は2002年内に発売できたことが大きいと分析。
SplinterCellはすでに次回作の開発が始まっており、こちらは来年発売予定。 |
CGアニメーションを上映するイベント“Electronic Theater”が開幕 | 一番笑えたのは『Polar Bears “Gary's Fall”』(制作:Passion Pictures)。
それにしてもDawnがエントリーしているのには驚いたな。 |
Khronos Group、携帯端末用3DグラフィックスAPI“OpenGL ES”を発表 | 組み込み機器用のOpenGL仕様が発表。NVIDIAが加盟していないのはなぜだろう? |
Pixar Animation Studios、3DCGアニメ映画 『Finding Nemo』の制作特別講演を開催 | PIXAR新作CGアニメの技術解説セッション。アメリカでは既に公開中だが日本では年末公開予定。 |
最先端のグラフィックス技術を実用化した製品が披露された展示会場レポート・その1 | 今年もフェイシャル系のベンチャー企業の出展が目立っていた。ここで紹介している2つの企業は英マンチェスターを拠点にしている。マンチェスター大学がこうした方面の研究に力を入れていることがどうやらその秘密らしい。 |
最先端のグラフィックス技術を実用化した製品が披露された展示会場レポート・その2 | デジタルアクターブームに押されて注目を集めていたのが3Dスキャンデバイス関連。現在製作中の「インディ・ジョーンズ」シリーズ最新作もハリソン・フォードがデジタルキャスティングされるという噂があるが、ホントかな。 |
近未来の映像・仮想現実を担うか!? 最先端研究の展示“Emerging Technologies”その1 | PS2のEYE TOYが深度センサーまで積んでいたとは知らなかったよ。 |
近未来の映像・仮想現実を担うか!? 最先端研究の展示“Emerging Technologies”その2 | 日本の研究機関の展示が目立つEMERGING TECHNOLOGIES展示セクション。 |
8月某日 "ヌーバス"の話
なんか読者の方から「NURBSって「"なーぶす"って読むんじゃないんですか?」という問い合わせメールがあった。
その通りだけど…。それがなにか??
"??"と思ってメールを読んでみると、ダイアモンド社の「ダイアモンド[ループ]」に記載された「PSXとPSP」に関する私の原稿でNURBSの「ヌーバス」ってカナが振られているよ、ということが書かれていた。
見本誌開いて確認してみたら、ガーン 見出しにまで「ヌーバス」って書かれちゃってるよ…。
これが問題の記事。
編集者はマックのNuBusと勘違いしたのかな…? |
アルファベット記載ののまま入稿したのだが、編集段階でカナが付けられてしまった模様。
ご丁寧に本文中には"="づけまでされてる。
とほほ。しかし、どう、読めばヌーバスになるんだよ…。特に頭の「NUR」…。
あーあ。ソニーネタは注目度高いから、2CHとかで揚げ足とられちゃうかもな〜。
…しばらく、この件でナーバスになりそうだよ。
掲示板の方にあったたれ込み情報から。
貴乃花の出した絵本「小さなバッタのおとこのこ」のキャラクターが何かに似ている…というもの。
さっそくネット検索してみることに…。すると…!!
おおお、これは、昔、私がOh!Xで描いたキャラクタ「憂鬱君」に酷似しているではないか。
これが貴乃花の出した絵本に登場するキャラクター一覧。
ちなみに本の詳しい内容についてはこちらをどうぞ。 ちなみに画は貴乃花が描いたものではなくそやなおき氏というイラストレータの手による。 氏のモットーは『可愛いと力強いが得意技、CGで魅せます。』だそうで、なんと! まさに私が憂鬱君を描いたときの信条と全く同じではないか(ウソ度78%)。 |
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これが憂鬱君。初出はソフトバンク刊「Oh!X」1993年11月号。 おお。10年前か。 こうして見比べてみると…そっくし!! 手の突き出方といい、触覚の飛び出し方といい、幸福感に満ちた微妙な笑顔もクリソツだっ! 特にヒカルくんに恐ろしく似ている…いや、ツカサ君の方にも似ているような気がする…っていうか落ち着いてみると三日月ちゃんにそっくりだな…。 (もういい) |
というわけで、貴乃花か、そやなおき氏がOh!X読者だったというたれ込み情報、待っています(期待度0.1%)
ちょっと遅くなりましたがHalfLife2開発者のインタビュー記事をまとめた。
ForGamer.Net HalfLife2開発者インタビュー Valveデザイナ Bill Van Buren氏
グラフィックス系は意外に枯れた技術の組み合わせが多い。パッと見た感じで洗練されているのは、デザイナーが優秀なせいかも。
結局、HalfLife2の見どころは、物理エンジン…て感じなのかな。