1月8日〜13日 CES International 2003の話

 今年もラスベガスで開催されたCESに行って来た。

 今年もインプレスのAV WATCHチームとして。

 レポートは以下の通り。

 AV関係でセンセーショナルなネタは少なかったけど、「バンダイのドラえもん開発表明」はちょっとびっくりだった。

基調講演レポート
ビル・ゲイツ、HDD搭載AVプレーヤー「Media2GO」をアピール

今年の目玉は「Media2Go」と「SPOT」。Media2GOはいいとしてSPOTは日本でやる意味があるのか。携帯電話がしょぼい北米市場でしか受けない機能だと思われるが…

【Thomson編】
−20GB HDD搭載ポータブルビデオ/オーディオプレーヤー

Thomsonが手の平サイズのHDDビデオ録画機を発表。ありそうでなかったこの手の機器は、これまでのMP3プレイヤー並みにブレイクするのか

【松下電器編】
DVDレコーダの新製品「DMR-E50」を発表

DVDカメラ、MPEG4再生機能付きポータブルDVDプレイヤーなど、今年の日本メーカーブースでは最も新ネタがあったのがPanasonicだったかも。

【YAMAHA編】
−家庭内音楽LAN「MusicCast」、デジタルパワーアンプ「MX-D1」など

家庭内での無線LANベースの音楽共有システム「MusicCast」は面白いが値段がちょっと高め。マルチフェーズ・アレイ・スピーカは謎だらけ。

【初公開の注目製品】
最新ビューカム、PhilipsのDVD+R/RWレコーダ新機種、光学ズームEXILIM

やっと出てきたDVD+R/RWレコーダ。日本では遅すぎでも北米市場ではDVDレコーダがまだ浸透していないので、意外に健闘する可能性もあり。新EXLIMはなんだかとっても普通なデジカメになってしまったような気が…。いや、確かに欠点が見あたらないほど凄いし、欲しいくらいだけども。

【Faroudja/MERIDIAN/SRS/Klipsch編】
DVI出力搭載Faroudja製DVDプレーヤー、など

FAROUDJAやMERIDIANが自社ブランドの箱もの製品を出していたとは知らなかった。それと、SRSの平面スピーカは日本スペシャル仕様版を待った方がよいかも…。日本版はツイータだけでなくウーファユニットも搭載されるためだ。

バンダイ、エンターテインメントロボット「ドラえもん」を開発
〜米Evolution Roboticsが技術供与

バンダイがドラえもんの開発を決定。四次元ポケットは?タイムマシンは?どこでもドアも?  まぁ、これらは冗談だが、本を子供に読んだり、亡くし物を探してきてくれたりと、AIBOよりも使えるロボットになることを目指す

SOE、PS2用「EverQuest Online Adventures」の
ほぼ完成版をCESで公開

プレイステーション2版のEverQuestが2月から発売される。PC版とは時間軸が別という設定のためサーバーが別。モデムOK、ハードディスク無しOKというのはちょっとすごいかも。

西川善司の大画面☆マニア特別編〜冬のラスベガスに大画面の明日を見た!!

CES会場内で見かけた大画面ネタを集めてみた。フィリップスのスクローリングカラー技術は面白い。これはDLPにも応用できるのではないかな。

1月14日 ANAの機内エンターテイメントの話

 今回、渡米の際に利用したのは全日空ANAであった。

 ANAは今回初めて乗ったのだが、その機内エンターテインメントのメニューグラフィックスのヘボさに感激した。

 そのヘボさに圧倒され、思わずデジカメで撮影してしまったほど。

 ぜひともご搭乗の際にはチェックして頂きたいと思う。

メインメニュー

 

「アンケート」を選択するとパイロットとおぼしき男が登場。 この男、帽子に鉛筆を隠す特技を持つ。いや、彼にはもっと凄い特技があるような気配が…。それはいずれ明らかになる。

 

「オーディオ」を選ぶと巨大なシンバル男が登場 ジャンとシンバルを鳴らすと男は小泉純一郎に大変身!?  えっ?他人のそら似!?

 

「ゲーム」を選ぶと派手なシルクハットからウサギが顔を覗かせる バーン。爆発。ちなみにこのウサギ、ANAのイメージキャラクターぴょん太」君です(勝手な憶測)。

 

「スカイマップ」であの男が再び登場 薄笑いを浮かべて妙に得意げ。まさか、鉛筆を頭に隠す以外に空を飛ぶなんていう特技まで!? 「え?パイロットになった理由? そうだなぁ、空を飛びたかったからかな…」

彼の夢は叶った。…微妙に違った形で…

 

 

 


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