9月某日 ECTSの話
イギリスはロンドンで開催されたECTSというイベントの取材に行って来た。
E3のヨーロッパ版…というと聞こえはいいが、ショーの規模は大部小さい。とはいえ、最近メキメキと力を付けている北欧、東欧、ロシアの新作ゲームがいち早く見られるイベントなので注目度はそれなりに高い。また、ヨーロッパ全体のゲーム市場動向を推し量る意味合いにおいても重要なイベントになっているため、海外からの取材や出展も結構多い。
自分は、今回が初めての参加でなにかと不安だったのだが、ブース1つ1つがこぢんまりとしているせいもあって回りやすく、E3とは違い、3日間で自分なりに全てを見ることができたので好印象&満足。
今回もインプレスGameWatchチームとして参加したのでレポートはGameWatchに寄稿した。
よかったら読んでください。
イギリスは以前来たときよりも物価が高くなっているのでびっくりしたな…。
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ECTS取材、最終日の夕ご飯は、よくあるパターンで日本食にしようと言うことで地下鉄District LineのBayswater駅近くにある"SAKI"というお店に入った。
右の写真はその入り口側に貼ってあるメニュー写真。一見、普通に見えるが、よく見ると、とんでもない罠が潜んでいる。
写真、最上段からすき焼き丼、天丼、トンカツラーメン、みそラーメン、天ぷらそば。
まず、すき焼き丼。牛丼的なものを想像しがちだが、なんかイカみたいのがはいってて未体験ゾーンの入り口的な風情である。
次、天丼。白いご飯に天ぷらがのってるだけ。ガーン
トンカツラーメン。バフィーン。ラーメンにトンカツをそのままぶち込む大胆さ。「日本ニ、カツカレーアッタヨ。ラーメンニトンカツ、コレ有リデショ、ヤッパ」という感じで安易に思いついたメニューっぽい。
みそラーメン。なんかスープ最上面にミソが浮いており、上の天丼とは対照的にかなり味が濃そうである。「ミソがトッピング」というか「トッピングがミソ!?みたいな?」というダジャレのために作成したメニューだとしか思えない。
天ぷらそば。なんだまともそうじゃん…ってよく見るとうどんだよ!!おい。
もちろん、お店の従業員に日本人はいないのだが(全員中国人っぽい)、店の雰囲気もかなりのものである。
入り口に「食堂」「寿司」ダブルのれん。この二言で「日本食レストラン」ということを道行く人に言い放っている。言い放いすぎて、逆に日本人になかなか近寄りがたい雰囲気を醸し出していることはお店側が知るよしもない。(実際、私と一緒に同行した3人の同僚の方達は、かなり入店するのを嫌がっていた)
そして、たえず、店の子供が店を出たり入ったりしている。ここはとら屋か!?
極めつけは、店の娘かしらんが、店員、注文のメモ取らない。
さらに追い打ち。運んでくる来る料理が注文したのと微妙に違う。友人は"サバの押し寿司"を頼んだら、"鮭の寿司"が出てくるし、唐揚げ定食を頼んだら、トンカツ定食が出てきた。
んでもって、会計の時の明細が凄い。
一行、合計金額が書いてあるだけ。
微妙に高い気もするし、そうでもない気もする。日本茶も有料だったし、そんなものかなぁという気もするが、既に注文したものじゃないものが運ばれているのでいずれにせよ、不明瞭な価格であることには変わりはない。
ロンドンを訪れた旅行者で、シェフの日本食風気まぐれメニューを体験したい人は一度行ってみてくだされ。
昔は気が付かなかったが、改めてみてみるとイギリスの非常口マークは日本と違う。
微妙に前足に重心がかかっている上に、「下を見ろ!」的な指示をする矢印までが描かれている。
矢印の先に何があるのか。
それは女王様にも分からぬ謎である。
いや、ま、全然、うまい終わり方でもなんでもないんだけれども。
ちなみに、日本のはこんな感じ。 |
東京ゲームショーに行ってきた。仕事の都合で,初日と二日目には行くことできず。結局最終日にのみ行くことが出来たのだが,この日「恐竜博」の最終日と重なったこともあって幕張メッセ駐車場が猛烈な混雑。あの広大な駐車場に,待ち行列が出来るほど。私にとってもこれは初めての体験であった。
会場内もなかなかの混雑ぶり。
特に混んでいたのはバンダイブースのスクリーン前。Gジェネの新作とか期待のガンダムMMORPGのユニバーサルセンチュリーなどの映像が流れており、この映像見たさに黒山の人だかりが出来ていたのだ。
開催期間3日間の来場者数は13万4000人。TGS2001の来場者数を上回る結果に。
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ガンダム好き、バンダイブースに大集合の図。
ブース内展示よりも人気があったと思われるブース前スクリーン。 |
新作で個人的に注目したいのは「HELLO KITTY FOOTBALL CUP 2002」。今や世界的人気のサンリオのマスコットキャラクタ「キティちゃん」とワールドカップでブーム再燃の感が強いサッカーを見事に融合した時代が待ち望んだトンチンカン・ソフト。
香港系ゲームパブリッシャ「TYPHOON GAMES」のブースで見かけたもので,どうやらサンリオ・オフィシャルのライセンスを受けたものらしい。
何が凄いって,このゲーム、サンリオのカワイイキャラクター達同士がサッカーをするわけではないのだ。
下の画面のように、8頭身の実在する著名サッカープレイヤーと二頭身のキティちゃんチームとで対等のサッカーの試合をさせてしまおうというゲームなのだ。
ある意味、人間対モンスター、さらに飛躍したたとえが許されるならばサッカー版、インディペンデンスデイ!
観客席にもなにか得体の知れないものが観戦してまっせっ!! | キティちゃんレフリーでしょうか。影がちゃんとグラウンドに落ちているのが凄いな。 | 3Dポリゴンで完全再現されたキティちゃん。アニメと違って口がないところにマニアさん達も納得の出来映え…ってそうなのか!? |
キティちゃんとダニエルの華麗なワンツーパスとか,中田(英)に後ろからタックルで襲いかかって一発レッドカードを出され,形相で審判に詰めかけるコロコロクリリンとか,これまでのサッカーゲームのビジュアルの常識を覆すような名シーンが拝める日は近い!!