7月某日 究極のベンチマークテストの話

 今年の1月頃からその筋の間では,話題になっていた,「究極のベンチマークソフト」というのがある。

 このベンチマークソフト自体の正体は未だに不明な部分が多いのだが,作者は正体がはっきりしていて,神奈川大学の先生

 そのベンチマークソフトの名前は「ブーリアンテスト」という。

 どれくらい優秀なベンチマークテストかはここを参照していただきたい。インテルとのやりとりはかなり読み応えがある…。インテルは,未開封で返送か…。なるほど…。うーむ…。

 この先生の経歴というのがWebで紹介されており,相当,ユニークな読み応えのある(!?)読み物になっているので,まずはだまされたと思ってここここから読んでみて欲しい。たぶん,ファンになってしまうはず…。なっはっはっ。

 「御覧のように、いわゆる“エリートコース”を歩んで来ました」

…この書き出しはいろんな意味で凄い。

 ちなみに,このブーリアンテスト,1部15,000円だそうな。

 だれか,話のタネ…いや研究やマシン評価のために購入してみてはいかが…。

7月某日 X68000エミュレータ本の話

 秀和システムより「究極!!X68000エミュレータ」という書籍が発売になった。

 Z-MUSICも収録されている関係で一冊見本誌としていただいたのだが,その内容を見てその充実ぶりに驚かされた。

 Human68kはもちろん,SX-Windowまでが収録されていて,さらに,ズームのジェノサイド,ジェノサイド2,ファランクス,ラグーン,ボーステックのレリクスといった市販ゲームまでも収録している。いうまでもなく,有名なユーザーメイドのソフトでエミュレータ上で動作が確認されたものはほとんどが収録されている。たとえるならば,書籍のスタイルで提供されたX68000博物館という感じになっているのだ。

 エミュレータはけんじょ氏開発の「WinX68k」,yamama氏開発の「EX68」他,マッキントッシュ対応のYOH氏開発の「X68000 Emulator」を収録している。

 付属CDROMに収録されたソフトウェア群の解説だけでなく,エミュレータの導入方法やX68000環境上のソフトの移行方法までがしっかり解説されているので,初心者でも問題なし。

著者:高木啓多 ISBN4-7980-0166-X 定価2500円

 


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