4月某日 東京ゲームショウ2001春の話

 東京ゲームショウ2001春に行ってきた。(実際に行ったのは3月30日)

 ビルゲイツの基調講演のおかけで30日は大盛況だったらしく、昨年の「東京ゲームショウ2000秋」の初日動員数の二倍近くになったらしい。

 噂の「ドリームキャストのソフトがXBOXで動く」説は肯定も否定もされず,がっかり。まぁ、オフィシャルでやらなくともBleem!みたいなところがいずれやってくるでしょう。

 XBOXのデモはかなりいろいろと見せてくれたのだが、なんだかSCEIからMSに転職してきた(?)XBOX事業部制作統括部の宮田敏幸氏の解説が変で面白かった。

 大爆笑だったのは「Azurik」の映像をデモ中、宮田氏が「このゲームの凄いところは主人公が青色のとこです!」と解説したとき。「ソニックも青かったぞ」「マリオの赤はダメなのか」会場にいた人は思い思いに突っ込んだに違いない。

 宮田氏が紹介したのは、米国で開発中のタイトルのうち国内販売を考えているものだったのだが、前説で

「アメリカのゲームタイトルは日本語化してもあまり売れない」

「だから日本でも売れるタイトルを厳選して紹介する」

といっておいて、見せられたのがアメフト・ゲーム「NFL Fever2002」。

会場にいた一同ずっこけてしまった。

 「アメフトはなんといってもアメリカの国技ですから気合いはいっています

と自信ありげだったが…いってることとやってることが、あなた…ってかんじ。

 この他、基調講演で公開された映像についてはForGamer.netに寄稿したのでそちらをご覧ください。

 

開催期間、幕張メッセ内の食堂で、プレートに敷かれていたのがこれ。ゲイツファンにはたまらない一枚。ちょっとシワがついちゃったのが残念。クリックすると特大版が表示されます。壁紙にどうぞ。

4月某日 二足歩行ロボットの話

 友人からまわってきたのが、これ。

 中国でも二足歩行ロボットが試作されたらしい。名前は「先行者」というらしい。

 詳しいニュースはこちらをどうぞ。

 なんか凄いんだか凄くないんだかよくわかんない、落書きみたいなデザインだが、最近ネットで「このロボットにチンポがついているか、いないか」の議論が盛んらしい。

 右の写真ではよく分からないのだが、こちらこちらで詳細な分析をやっているので参考にされたし。

 むぅぅ。

 まぁ、一応笑い話なんだろうけど、中国は世界に名だたる兵器輸出国でもあるわけだし、あながち否定は出来ないかもよ。

 けど、戦争かなにかで、こんなデザインのロボットに取り囲まれてチンポ砲の一斉射撃にあって死んだら浮かばれない、確かに。うむ。

 

 で、ちなみに、おとなり韓国でも二足歩行ロボットの開発研究は盛んな模様。

 右の写真はDajin Systems開発の自称「ホンダのPシリーズよりも先に完成していて先に自律二足歩行(動歩行)を実現したロボット」LUCYシリーズだ。

 足の感じはちょっとソニーのSDR-3X似ているが、注目すべきはそんな所じゃない。顔ですよ、顔。

 そう、目がモノアイなんですな。ジオン系なんですよ。

 そういう意味では先行者は二眼で鼻まで付いた連邦系といえなくもないか。

 でも、ガンダムにチンポはなかったよな

 あ、けど、ちょっともっこりしてたか

 

 

4月某日 BASIC STUDIOの話

Playstation2用のBASICが発売された。その名もBASIC STUDIO

 プログラムの入力仕様がいまいちだが,3D-CG関係の命令はなかなかのものが揃っている。大作ゲームは無理だが,ちょっとしたショートプログラムならばすぐ作れる感じ。

 ソフトバンクのゲーム誌「ザ・プレイステーション2」にて,こいつの短期集中連載をやっているのでヨロシク。

 

4月某日 ブラック・アンド・ホワイトの話

 ご存じポピュラスの作者として有名なピーター・モリニュー氏の最新作「ブラック・アンド・ホワイト(英語版)」(以下B&W)がついに発売となった。

早速買ってきてプレイしたのだが,面白いことは面白いし,技術的にも凄いのだが「ゲームとしてはどうか」というのが第一印象。

 個人的にはポピュラサ・ザ・ビギニングの方がゲーム性が高いと思う。

 B&Wは基本的にはポピュラス・ザ・ビギニングなのだが,なんかやっていて気持ちよくないことが多いのだ。

 今回の目玉は

(1)シームレスな極上ランドスケープ・グラフィックス

(2)手書き認識の魔法コマンド

(3)人工知能チックなクリーチャー教育

といったところになると思う。(1)はいいとして,(2)と(3)がゲーム性として活きていないのである。

 プレイヤーはすぐには特定の魔法を発動したいのに手書き魔法コマンドを描かなければならない…,敵地へクリーチャーを送り込みたいのに教育しなければならない…,という感じで,(2)(3)はリアルタイム進行ゲームにうまくマッチしていないのだ。

 日本語版は5月24日発売予定。こちらのテスト版をプレイしたが,音声やテキスト全てのコンテンツが完全に日本語化されているし,基本的に新しいバージョンとなるので一般プレイヤーはこちらを待った方がいい。

 B&Wについてのより詳しいレビューはForGamer.netに寄稿したのでこちらを参照されたし。

 


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