『ドラゴンズドグマ』公認テレビ〈レグザ〉。圧倒的な映像美の魅力に迫る!

 先週発売されたばかりのカプコンの新作アクションRPG「ドラゴンズドグマ」は、東芝レグザを公認テレビとして選択したことはご存じでしょうか。

 今回、そのキャンペーンサイト向けのコンテンツがらみの仕事をやりました。

 具体的には、ドラゴンズドグマの開発チームと、レグザ開発チームの異業種対談の司会進行役です。

 ボクが原稿を書くと小難しい内容になると言うことで、下記の対談記事は、ボクではなく、対談に立ち会われた女性のライターさんが書かれています。

 ただ…対談自体は、普通に小難しい話になってしまいましたけどね(笑)

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-〈レグザ〉× 『ドラゴンズドグマ』 スペシャルコラボ-
『ドラゴンズドグマ』公認テレビ〈レグザ〉。圧倒的な映像美の魅力に迫る!

http://www.toshiba.co.jp/regza/detail/game/dd_special.html

 こういうコラボサイトやキャンペーンを展開することからも分かるように、最近の東芝レグザシリーズは、ゲーム映像の表示にすごく力を注いでいますよね。

 東芝レグザのゲーム関連機能の開発には、ボクもアイディア出しの形で絡んでいる部分があるのでひいき目に見ている…といわれそうですが、実際問題として、ここ最近のレグザシリーズは、もっともゲームプレイに適したテレビ製品だといえると思います。

 モニター製品(ディスプレイ製品)になるとナナオや三菱などなど、このテーマに真剣に取り組んでいる競合他社は結構いるのですが、テレビ製品の分野になると、他のテレビメーカーは「ゲームなんて…」という目線になりがちで、あまりゲーム機を接続することや、ゲームプレイに気を配って貰えないんですよね。

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 特に機能差で顕著なのは、表示遅延にまつわる部分です。

 最近、業界最速は、表示遅延0.1フレーム(60Hz)を達成した三菱のRDT234WXになりましたが、今でもレグザZP2の0.2フレーム(60Hz)はテレビ製品としては最速です。

 現在でも、一部のメーカー製品では潜在的にパネル駆動部分で1フレーム遅延が強制発生している機種があって3フレーム以上遅れている機種はざらにありますし、「ゲーム」モードというモードが搭載されている機種でも「目に優しくするために輝度を落とし、映像を見やすくするために暗部階調を持ち上げた」だけの製品もあったります。

 レグザでは、ZP系以外の最速ではない他モデルでもゲームモード時の表示遅延の公称値を公開しているのも潔いと言えます。この辺りもゲームファンに一目置かれている理由になっているのかもしれませんね。

DSC_7013.JPG それと、実際にお話を伺っていて「へえ」と思ってしまったのは、低遅延以外の理由でも、カプコンのゲーム開発プロジェクトの多くで、開発上のリファレンステレビとしてレグザを用いているというエピソードです。

 この辺りについては、是非とも記事の方を参照してくださいませ。

 そういえば、最近は、東京ゲームショウのブースに設置される、試遊台やプレゼン用テレビモニターも、レグザが採用される傾向が強まっています。

 思い立って、ここ数年の東京ゲームショウの自分のブース取材写真を見直してみたのですが、今回、フィーチャーされたカプコンのブースは当然として(左の写真)、コナミ、スクウェアエニックスなんかもレグザを採用していたことがわかりました。

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スクウェアエニックスブース


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コナミブース


 開発側でもレグザを使っているというスタジオは、カプコン以外にも多いのかも知れません。

 さすがにソニー系スタジオはブラビアだとは思いますが…。
 任天堂社内はどうなんでしょう? やっぱりVIERAかな? だれかこっそりおしえて!



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西川善司の「NISSAN GT-R」ライフ第4回:毎日乗るクルマとしてのGT-Rの使い勝手はいかに?

 「そろそろ走行インプレッションをやってくださいよ」という意見が寄せられるようになりましたので、今回はそういったネタにしました。

 といっても、GT-Rの場合、「○○サーキットで何秒出た」という話は、既に専門誌等で出尽くしている感があるので、今回のGT-Rライフでは、「普段乗りの車としての近い勝手」を中心にレポートしてあります。

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【CarWatch連載】西川善司の「NISSAN GT-R」ライフ
第4回:毎日乗るクルマとしてのGT-Rの使い勝手はいかに?

http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/20120522_534331.html

 街乗りのインプレッション、セットアップスイッチの活用ガイド的な内容はもちろんですが、純正状態でシャコタンなGT-Rがコンビニやファミレスには入れるのか…とか、駐車場に止めるときにはスポーツカー乗りが神経質になる車止めとの相性はどうなのか…とか、普段乗りまでをGT-Rで1台でやろうとしている人に役立ちそうなことをまとめてみました。もちろん燃費についても触れています。

 それと、首都高を使った慣らし運転コースも紹介してみました。これは、友人達がやっていたことの真似事なんですが…。

 セブンの時は、エンジンを載せ替えた時に、ほぼ15時間掛けて(途中休憩も入れて)1500kmの慣らし運転をしたことがありました。

 今から丁度6年前、2006年5月のことです。

 この「1日で1500kmの慣らし走行を行う方法」も、あるセミプロの知人から教わったコースです。

 参考までにここに記しておきましょうか。

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 この時は、まず、自宅(埼玉県)を出て首都高大宮線(当時400円)から東京外環(当時500円)へと乗り常磐流山IC(千葉県)に入りました。

 実質、ここからスタートです。

 ここから磐越道へと接続し、千葉県を超えて茨城県、そして福島県を横断します。

 そのまま新潟県へと入り、北陸自動車道に乗りました。

 さらに上越ICから今度は上信越道に接続して新潟県から長野県にはいり、長野県も突っ切りました。

 そのまま群馬県へと入り藤岡ICで今度は関越道に入りました。

 ここまでで走行距離にして700km。ここから折り返しです(笑)

 この頃になると、もう、ほとんど、握力がバカになってます。

 ここから帰路になるわけですが、関越道を今度は北上して再び新潟を目指します。

 新潟県へ入って長岡ICを経て、来るときに通った北陸自動車道へ再びに入ります。

 この頃になると「何やってんだろ、オレ。」という自問自答が浮かんでは消えます。

 北陸自動車道で新潟県、福島県を再び戻り、磐越道で茨城県にさしかかるころには、まだあと400kmもあるのにもかかわらず、なんというか「帰路だなぁ」という実感に包まれます。

 磐越道から常磐道に戻ってきて、ゴール地点の茨城県谷和原ICで高速を降ります。

 休憩、給油込みで約14時間走り続けたわけですが、高速料金的には流山で入って谷和原で降りたことになるので、ETC深夜割引もあって高速料金は400円でした(当時)。ETCカードを抜くようなことはしていません。

 このあともう一回谷和原ICに入って常磐道、東京外環、首都高と埼玉に帰ってきました(+約1時間)。

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 走行距離にして1日で約1500km。1500km走って高速料金の合計は先ほどの400円を含んで合計1800円(当時)。

 1500kmというと大体、東京大阪間を往復したあと、もう一回、大阪に行くくらいの距離です。

 通過県を順番にいうと「埼玉→千葉→茨城→福島→新潟→長野→群馬→新潟→福島→茨城→千葉→埼玉」という感じになります。

 土曜日の正午に出て(出発遅すぎ)帰宅は日曜の午前3時。約15時間、運転し続けたのは生まれて初めての体験でした。

 帰宅後、床について目を閉じても、奥から手前に光が流れていく光景がいつまでも消えなかったのをよく覚えています。

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 なお、この1500km慣らし運転コースを走破するためには幾つかの注意点があります。

 1つは、給油は高速道路の高いガソリンスタンドで行うことになるということです。自分がやったときは、5回ほど給油して約3万円かかりました(当時のガソリン代で)。

 もう一つは北陸地域を通るので降雪時期にはオススメできないと言うことです。

 ボクは、この時は一人で走ったので心身共にかなり大変でしたが、通過県のサービスエリア巡りを目的にして、気心知れた友人や恋人と運転交代なんかをしながらやれば、意外に楽しい日帰りドライブ旅行になるかも知れません。

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業界最速遅延が更新!? 遅延0.1フレームを達成。三菱電機 RDT234WX

 三菱電機の液晶ディスプレイ「RDT234WX」を評価しました。

 これまで東芝のレグザの26ZP2の約0.2フレーム(約3ms)遅延が最速とされてきましたが、今回、三菱のRDT234WXが記録更新(?)を果たし、ついに約0.1フレーム(約1.6ms)を達成しました。

 テレビでは依然と26ZP2が最速ですが、業界最速としては、今回のRDT234WXがトップに立ったことになります。

 詳細はボクが書いた記事がありますので、そちらをご覧下さい。

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【レビュー】三菱電機 RDT234WX ~神速で撃て!! 最速IPS方式液晶ディスプレイを検証 - Impress Watch
http://ad.impress.co.jp/special/mitsubishi1205/

 このRDT234WXは、三菱のマルチメディアディスプレイシリーズとしては3D立体視には未対応の標準クラスのモデルとなっています。

 採用されている液晶パネルはIPS液晶で、それもLGの新世代IPSパネルであるAH-IPS(Advanced High-Transmittance IPS)を採用しています。ボクの知る限りはAH-IPS液晶採用機は、このRDT234WXが"初"のはずです。

 これは、その名の通り、高透過率のIPS液晶パネルで、サブピクセルのリブがほぼないのが特長です。シャープが実用化した光配向技術にUV2Aというのがありますが、あれに準じた技術を応用している可能性があります。ただし、詳細は非公開です。ちなみに、先頃発表された新しいLGのテレビは、AH-IPSではありません。僕自身が実機を見て画素の形状を15倍ルーペで確認したので間違いありません。

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 従来のLGのIPS液晶パネルは、1つのサブピクセルが「く」の字形にさらに細かく分割されているような構成でしたが、AH-IPSではこのように1つの縦長長方形のサブピクセルが1個ずつ整然と並んでいるだけになっています。

 画素の見え方としてはシャープのUV2Aパネルによく似ていて、細かい線分表現などが分断されず鮮烈です。

 応答速度も3.5ms(GTG)とかなり高速で、このスペックもIPS液晶としては業界最速となっています。

 そして、もう一つ、面白かったのがスマホビューという機能です。

 これは、2画面機能における片側の画面表示を、縦画面のスマートフォンに特化したものにしてくれるというものです。

 4インチ前後のスマートフォンの縦画面が12インチ程度に拡大されて表示されるのはなかなか感動的です。スマートフォンは最近では縦解像度が増えていますが、RDT234WXは縦解像度が1080ドットあるので、この機能を使って表示しても、スマートフォン側の解像度が潰れることはほとんどありません。例えばiPhone4系の640×960ドット画面ならば、ほぼ解像度間引き無しの表示となります。

 下の写真は、ボクのGALAXY NOTEをこの機能を使って映したところです。

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 ちなみに、メイン画面(この写真ではPC画面)の方はかなり大きく映せるため、「スマートフォンの画面を見ながら」の作業は結構普通に行えます。アイディア次第では面白く使えそうな機能です。この機能にどれだけのニーズがあるのかはまだ未知数ですが、この機能も一応世界初となっています。

 いろいろと「初」が詰め込まれているだけに、そこに注目が集まりがちですが、普通にゲームモニター製品としてよくできているのでオススメできます。



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西川善司の大画面☆マニア第162回 パナソニック「TH-L47DT5」

 「大画面はプラズマだけやで!」と叫び続けてきたパナソニックが、ついにその呪縛を捨てて大型サイズの液晶テレビのリリースを開始しました。

 今回、大画面☆マニアで取り上げた液晶VIERAは47インチサイズのTH-L47DT5でしたが、55V型も存在します。55V型の液晶テレビというと、他メーカーでも最大サイズ級の製品になります。

 ただ、プラズマと液晶の両製品をラインナップするパナソニックとしては、ユーザーからの「プラズマと何が違うの?」という問いに、ますます明解な答えを示せなくなってしまいました。

 そこで、今回パナソニックが液晶VIERAでやってきたのは、薄型デザイン、狭額縁デザインといったデザインセントリックな商品展開です。



 他誌のテレビレビューでは編集部の編集スタッフが編集部内のスペースに設置したものを評論家が見たり、あるいはレビュアがメーカーのショールームに行ってみたりするだけですが、大画面☆マニアは、実際に実機を送ってもらって、実際にボクが家に運びいれて僕自身で設置して配線までします。

 つまり、「見る」だけでなく、「設置する」ところから評価をしています。

 言い換えると、実際にユーザーが買ったことを想定した評価をしています。

 そこで毎回、憂鬱になるのが、運搬なわけです(笑)。

 ほとんどの場合、自分一人で二階の評価ルームまで担いで階段を上がっていますからね。

 で、今回のVIERA DT5は、実際に担いでみて非常に軽いことに驚かされました。

 力持ちでもないボクでも、47インチの大きさなのに一人で軽々担ぎ上げて階段を上がれてしまったんです。

 この楽ちんな設置性はDT5の隠れた魅力といえそうです。少なくとも、「ひとり暮らしの大画面好き」には響くフィーチャーになりそうです。

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西川善司の大画面☆マニア第162回
パナソニックの液晶が大画面に。VIERA DT5
~最上位液晶VIERAでデザイン新提案。「TH-L47DT5」~

http://av.watch.impress.co.jp/docs/series/dg/20120511_531010.html

 3Dの画質もかなりよかったです。

 3Dメガネは赤外線同期ではなく、2.4GHz帯の電波による同期なので安定感もありましたね。赤外線式はテレビとの間に遮蔽物があると同期を見失うことがありますし、なにしろ室内が赤外線にまみれるのでエアコンのリモコンとかが効かなくなったりするんですよね。今回のVIERA DT5ではそういったことはありませんでした。

 いいところが多いVIERA DT5でしたが、黒浮きに関してはかなり強く出ていました。暗部階調も薄明るくなってしまっていましたし、黒表現に関しては他社の液晶にも及ばず…といったかんじでした。ここは改善の余地があると思いましたね。

 そうそう。

 それとパナソニックも、ついに低遅延なゲームモードを搭載してきました。まだまだ、絶対的な遅延量はレグザなどには及びませんが、いずれ改善されていくはずでしょうし、いままでほとんどゲームやPCとの接続性に関して気を配ってこなかったVIERAが、今期モデルからこういう対応をしてきてくれたことは大きな進歩です。高く評価されるべきでしょう。

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【記事の補間内容あり!】西川善司の「NISSAN GT-R」ライフ第3回:純正の半額以下のコストで汎用バックカメラを装着

 GT-Rの連載第3回目です。

 保証が維持される形での社外品の取り付けネタは色々やっていこうと思っていますが、「実用燃費とか教えて」「街中での心地はどうなの」みたいな意見も多くなってきたので、近々そのあたりの話題もやろうかと思っています。

 それはさておき、今回は、バックカメラです。

 日産純正ではなく、アルパインのバックビューカメラ「HCE-C90」を取り付けました。

 ネット上のGT-R関連サイトを見回しても、社外品のバックカメラを取り付けたという事例がほとんどなかったので、今回のが参考になれば…と思います。

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【連載】西川善司の「NISSAN GT-R」ライフ
第3回:純正の半額以下のコストで汎用バックカメラを装着

http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/20120508_526366.html

 掲載原稿がだいぶ長くなったので、掲載版の方は大幅なカットをしていまして、溢れた内容については、ここでフォローしたいと思います。

 結果的には、ボクの場合はカーオーディオサービスで作業してもらいましたが、実は、事前に他にも見積もりは取っています。

 まず、GT-Rのテストドライバーである鈴木利男さんが代表を務めるNissan R35 GT-R特約サービス工場のノルドリンクにも問い合わせたのですが「バンパー脱着があるのでバックカメラ代別、取り付け工賃は35,000円です。ただし、強く、純正をオススメします。」とのことでした。ノルドリンクはメーカーに極めて近い立場なので純正を推すのも無理はないですかね。。

 セブン時代はかなりお世話になったスーパーオートバックス戸田にも相談したのですが、バックカメラ(Carrozzeria ND-BC5)商品代金込みで43,500円という見積もりでした。バックカメラND-BC5が標準価格の13,650円だと仮定すると取り付け工賃は約3万円といったところですから、やはりバンパーは脱着しての大がかりな取付になるようです。



 この他、前期型2009年モデルのR35になりますが、社外のフロントカメラ、サイドビューカメラ、バックカメラを取り付け、その車両状態をYouTubeで公開して(下の動画がそれ)当時のユーザーを驚かせたオデオンにも問い合わせてみたのですが、バックカメラ(Carrozzeria ND-BC5)商品代金込みで47,250円という見積りでした。



 ちなみに、詳しい取り付け方法については記事で解説していますので詳細はそちらをご覧頂きたいですが、今回の取り付けケースでは、日産ディーラーでの作業とは違って、リアバンパーを取り外さず、内装も外さず、ジャッキアップもせず、しかも約2万6千円もする純正ハーネスも使いませんので、かなりオススメです。

 ちなみに、今回の取り付け事例で、カメラユニットとを既設ハーネスとキボシ接続したのはここになります。記事にも書いていますが、配線自体はリアバンパーにまで来ているんです。

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 それと、記事では泣く泣くカットした、GT-Rカーナビの裏メニューモードについても、ここでは紹介しておきましょう。

 記事では、バックカメラを電気的に取り付けただけで終わっていますが、実は、ソフトウェア的な設定も必要になるのです。

 純正のバックカメラをディーラーオプションで取り付けていない場合、GT-Rは工場出荷状態では、カーナビ側の設定においてバックカメラが無効化されているのです。

 なので、カメラを物理的かつ電気的に取り付けても、そのままでは機能してくれず、明示的にカメラを有効化してやらなければならないのです。

 これを行うには、カーナビ/マルチファンクションメーターの裏設定メニューを出します。

 これはボクが勝手に調べてきた情報であり、オーナーズマニュアルには載っていない操作なので、自己責任でやってください。日産に問い合わせても門前払いを食うだけだと思います。

 この裏設定メニューを出すには、AccON(あるいはエンジン始動状態)かつ、オーディオ・オフ状態(忘れがちなので注意)にして、[SETTING]ボタンを押したまま、[VOL]ツマミを40クリック以上回す操作を行います。

 もったいぶって「裏設定メニュー」なんていってしまいましたが、実際には「故障診断」メニューという名前です(笑)。

 この中の「確認・調整」を選択し、この中の「カメラシステム」項目を選択して「カメラなし」の設定状態から「リアビューカメラあり」の設定に変更してやります。

 この操作を行う事で、リバースギアに入れたときに接続したカメラが起動して、その撮影映像がディスプレイ部に表示されるようになるんです。バックカメラを取り付けたあとの動作チェックには、ここまでの工程を絶対に行う必要があります。

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[SETTING]ボタンを押しながら[VOL]ツマミをクリクリと40回以上回す。オーディオがオンだと音量操作になってしまうだけでダメなので注意。


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「カメラシステム」を選択


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「カメラなし」になっている設定を変更する


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「リアビューカメラあり」を設定する。ちなみに、カーオーディオサービスではその下の「リア+サイドビューカメラ」の取り付けの相談にも乗ってくれるらしい


 「ただ後ろの情景を映すだけ」という用途ではこれだけでOKなんですが、さらに欲張りたい人は、自車の後退軌道を予測する補助線を出す設定に挑戦してみてください。

 これを有効化すると、直線後退したときの予想進路だけでなく、ステアリングのリアルタイムのキレ角に連動した予想後退進路までをグラフィック表示してくれるようになります。使い勝手が純正と全く同じになります。

 まず手始めに、裏設定メニューの「確認・調整」-「カメラシステム」階層下の「コンフィグ確認/修正」に入って、「予想進路線」設定を「なし」から「あり」にします。

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裏設定メニューの「確認・調整」-「カメラシステム」階層下の「コンフィグ確認/修正」に入る


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「予想進路線」設定を「なし」から「あり」にする



 ただ、これだけではだめで、車両の寸法情報や走行性能情報、カメラの取付角度情報などを1つ1つ入力していく必要があります。

 純正バックカメラでは、以下のような設定値の入力が奨励されているので、まずは、これを基準値として入れてみましょう。

Image3.png 一部のパラメータは「マイナス」になっている点に注意してください。

 実際のメニュー画面には、これ以外にもパラメータがありますが、ここで紹介していないパラメータはデフォルトの「0.0」のままで「入力は不要」というスタンスでOKです。

 これでだいぶそれらしい画面が出てきたはずですが、そこに描画されている予想進路線と実際の進路とはずれてしまっているかもしれません。

 この「ズレ」は、たとえ純正バックカメラと取り付け位置を同じにしたとしても、カメラの取付角度が微妙に異なっていることや、あるいは純正バックカメラと社外バックカメラとのスペックの違いから起こります。

 一番響いてくるのは撮影画角です。純正バックカメラでは水平130°、垂直97°なのに対し、ボクが取り付けたHCE-C90は水平140°、垂直104°と、よりワイドになっています。

 予想進路と実効進路とを整合させるためには、スーパーマーケットなどの白線の引いてある広い駐車場に行って、上記パラメータを調整しては走行実験を繰り返し…をやっていくしかありません(安全に気を付けて行ってください)。

 ボクの、取り付けて間もない現状での"つたない"ノウハウを紹介しておきますと、まずは、上記パラメータの「リア上下角度」を調整しつつ、裏設定メニュー内の「カメラシステム」階層下にある「リアビューカメラ描画線補正」機能を使って駐車場に描かれた白い枠線のおよその角度や位置を一致させることからはじめてください。

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「リアビューカメラ描画線補正」メニュー。ここで上下左右、回転方向の補正はGUIベースで可能。


 その後は、情景の奥行き方向の萎み具合が調整出来るリア係数C1~D2をいじってみてください。

 ボクのHCE-C90の場合では、リア係数C2を480→460に変更することで補助線と実景の位置関係がうまく適合していました。

 また、ボクのHCE-C90のケースでは、補助線の幅が、実際の車幅よりもかなり広めに描かれる傾向があったので、1.895→1.8としました。

 ちなみに、ボク自身が確認したわけではないですが、フェアレディZ(Z34)などの近年の日産車のメーカーオプション・カーナビでは、今回紹介した操作で裏設定メニューに入れるようですね。

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黄色いラインが、ステアリングの舵角に応じて変化するリアルタイム予想進路。破線の補助線はステアリングを中央にしたときの予想進路


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何度か調整を繰り返し、補助線が実効進路と一致させることに成功


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駐車場の停車枠に破線が一致したらステアリングを中央にして後退


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車止めや停車枠の端の線が、映像下にわずかに見える自車ボディの下部に隠れれば、リアディフューザの後端が丁度その直上に来るようなイメージ


【追記】
・2011年モデルは純正バックカメラを装着していても補助線が出なかったようですが、読者の方が今回のこの記事を参考に裏メニューを設定したところ、補助線が出せるようになったとのことです。自己責任でお試し下さい。

【さらに追記】
・2010年モデルでも補助線が出せるようになったそうです。
読者の方が試してくれたようです。

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PCいらずでお手軽HDキャプチャ。ゲーム特化のキャプチャデバイス「AVT-C281」レビュー

 最近、なぜか、この類の製品のレビューを任されることが多いんですが、ボクはビデオキャプチャや録画にはそれほど詳しくはないんです。

 ですが、そんな素人の目線から見ても、今回レビューしたAVerMediaの「AVT-C281」は、値段の安さを考えるとかなりよくできた製品だと思いました。

 オフィシャルの製品紹介サイトはこちらです。迷惑御免の大音量のムービーが自動再生されるので心構えをしてからご覧下さい(笑)

 この製品は、機能だけで言えば、コンポーネントビデオのHD映像(1080i,720pまで)を録画するための機器です。

 ただ、ゲームプレイ動画を作成するのに適した設計がなされている点がとてもユニークなんです。

 こうした製品では、ゲーム機からの映像をどうやって録画機器に入れて、どうやってプレイ用の画面(テレビ)を配線するか…というのを考えなければなりません。

 しかし、AVT-C281は、ゲーム機とテレビの間に挟み込むように配線するだけでOKなんですね。

 しかも、MPEG4-AVC(H.264)のハードウェアデコーダを内蔵しているので、PCは不要で、AVT-C281単体での録画運用が可能なのです。

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PCいらずでお手軽HDキャプチャ。ゲーム特化のキャプチャデバイス「AVT-C281」レビュー
AVT-C281(GAME CAPTURE HD)
http://www.4gamer.net/games/017/G001762/20120424095/

 間に挟むようにして配線するということは、ゲーム機からの映像がAVT-C281の中を通って出てくることになります。

 ということは、「遅延は大丈夫なのか?」という話になるわけですが、リモコンで低遅延の「リアルタイムモード」に移行すれば、パススルー状態となり、遅延がほぼゼロになります。

 記事を断片的にしか読まなかった残念な人が「遅延が0.9フレームか」とつぶやいているのを見かけましたが、遅延0.9フレームというのはテストに用いたテレビ、26ZP2に対する55ZG2の相対遅延のことですので誤解のないように(笑)。

 (55ZG2の遅延1.1フレーム)-(26ZP2の遅延0.2フレーム)=相対遅延0.9フレーム

ですね。

 わざわざ書くのも面倒ですが、リアルタイムモードの時に、この2台のテレビの相対遅延しか検出されなかったということは、AVT-C281自体のリアルタイムモードの遅延はほぼゼロということなんです。

 記事では、こうした遅延にまつわる話題や、配線、セットアップ手順から、より具体的な活用、詳しい機能までをテストしていますので、詳細はそちらをご覧下さい。

 ちなみに、この製品、通常の販売価格は1万2980円(税込)ですが、ゴールデンウィーク期間中は特別価格となり、なんと5月6日まで期間限定で9800円に値下げされるとのことです。

 ただ、さっそく、完売になってしまったようで、Amazonでは、転売屋さんが倍の価格で販売しておりますね(笑)



 こうした事態を重く見たAVerMediaは、特別価格の販売期間を延長したようです。

 詳しくはこちらをどうぞ。

 「HDMIが録れないのが残念…」という声がありましたが、まぁ、「民生向けで、安く手軽に」ということになると、このAVT-C281の割り切ったスペックは潔いというか、絶妙かと思います。

 もう、レビューが終わったので返却してしまいましたが、久々に返すのが惜しくなりました(笑)

 ちなみに、720pの好画質モードで録画したものをYouTubeにアップするとこんな感じになります。



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「GeForce GTX 680」とKeplerアーキテクチャの「8つの疑問」に答える

 先頃、上海でGeForce GTX690が発表されたばかりですが、GeForce GTX680のアーキテクチャにまつわる疑問点に対する考察記事を4Gamer.netに寄稿しました。

 ちなみに、新しく出たGTX 690は、GTX 680を1カードに2基搭載したものです。

 NVIDIAお得意の*90型番ではお馴染みの構成のアレですね。

 なので、中味はGTX 680です。

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【4Gamer.net】「GeForce GTX 680」とKeplerアーキテクチャの「8つの疑問」に答える
http://www.4gamer.net/games/016/G001684/20120418025/

 今回は、NVIDIAも、GPGPUとリアルタイムグラフィックス用途を切り分けてGPUをデザインしてきた節があります。

 GTX 680を簡潔にまとめるとするならば「DirectX11.1に対応しつつ、メモリ性能を据え置くも、シェーダコアは3倍に増強したGeForce」…という感じになるでしょうか。



 NVIDIAは、今回のGeForce GTX 680では、製造プロセスを28nmに進化させてきました。先代までは40nmでしたね。

 NVIDIAはGeForce FXの時に「製造プロセスを進化させて、トランジスタ数まで同時に増やそうとすると歩留まりが死ぬ」ということを、会社が傾きそうになるほどの痛い経験を通して把握しています。

 なので、今回は製造プロセスを進化させたので、トランジスタ数はそれほど増やしていないわけです。

 「じゃあ、どうやって3倍のシェーダコアを搭載できたわけ?」という疑問が浮上するわけですが、これには、「そうきたか」というような、大いなる妥協で対策しています。

 そのあたりは記事をご覧下さい。

 NVIDIAの今回のGeForce GTX 680は、AMDのRADEONのような「そこそこのハイパフォーマンスをリーズナブルな価格で提供する」という、スイートスポット戦略に倣ってきたというような感じがします。

 今回のハイエンドGeForceはいままでよりも、商売的には成功しそうです。
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