西川善司の3Dゲームファンのための次世代ゲームテクノロジー講座

 GAMEWATCHの連載コラム「3Dゲームファンのためのグラフィックス講座」の2010年の総括編です。

 基本的には、これまで各方面で語ってきたボクの俯瞰視点の意見を、総ざらいしたような内容になっています。

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西川善司の3Dゲームファンのための次世代ゲームテクノロジー講座
3D立体視元年を迎え“3Dゲーム”の今後の行方はどうなるのか?
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http://game.watch.impress.co.jp/docs/series/3dcg/20101228_417749.html

 PS3,Xbox360などの今世代機では、様々な素晴らしいゲームタイトルがリリースされましたが、最先端のゲームグラフィックス技術として、何か特別なブレークスルーや新しいトレンドがあったと言うわけではありませんでした。

 しかし、ゲームビジュアルの品質は確実に底上げがなされており、PS3やXbox360のタイトルで、「見た目で群を抜いてショボい作品」というのは、もう、めったにお目に掛かりません。

 ただ、底上げされて見栄え的にどれもこれも代わり映えがしなくなった…という意見もあります。

 そんなこともあって、ビジュアルを独創的な方向に持っていった「スタイライズド・レンダリング」が静かなる潮流として台頭し始めた感じはありますね。

 あと、新しいゲームグラフィックス技術的といっていいかわかりませんが、2010年は3Dテレビブームの後押しをうけて、立体視対応ゲームが脚光を浴びました。

 PS3の3Dテレビへの積極対応、そして2011年発売の3DS発表は、業界関係者やユーザーの興味を大きく引きつけました。

 記事では、これらに関連したちょっと夢物語的な未来予想みたいなことも語っています。

 流行るかどうかは分かりませんが、PS3のPS MoveやXbox360のKinectなどのモーション入力システムと立体視を組み合わせた、新しいエンターテインメントへの取り組みが取り沙汰され始めているので、これに関連した話題も取り扱っています。

 3DSにも拡張現実(AR)タイプの立体視ゲームが提供されることが明らかになっていますが、PS3やXbox360でも、こうした流れはカジュアルゲームにはやってきそうです。

 記事ではARの他に、複合現実(MR)、タンジブルブル・インターフェース(TI)などに関連したエンターテインメント技術に付いても触れています。
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フェラーリ・バーチャル・アカデミーをプレイしてみた

 フェラーリが本気で開発したというPC向けF1シミュレータ「フェラーリ・バーチャル・アカデミー」をプレイしてみました。

 先日、マイコミでレビューした「F1 2010」よりもさらにストイックで硬派なゲーム(?)です。

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【CarWatch】パソコンゲーム「フェラーリ・バーチャル・アカデミー」に挑戦してみた このエントリーを含むはてなブックマーク
http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/20101227_417723.html

 タイムアタックモードしか無く、敵車も登場しないですし、コースも3つだけ。プレイヤーが乗れるF1マシンも3台だけ。

 ただし、今年のフェラーリがF1チャンピオンシップで用いた各ドライバーの専用車を忠実に再現しているそうです。

 なんでもフェラーリのF1チームのメカニックやフェルナンド・アロンソなどの現役フェラーリチームのドライバーが開発協力しているとあって、ほとんど業務用のシミュレータという感じのモノになっているんですね。

 リプレイ映像集にはアロンソなどのドライバーが実際に、このシミュレータを運転したものが収録されていて、それを見るだけでもファンにとってはたまらないかも知れません。

 このシミュレーター、プレイヤーがタイムアタックモードで出したラップタイムはフェラーリ側のサーバーで集計され、トップタイプの世界ランキング5位までをフェラーリにご招待する世界規模のキャンペーンも行われています。

 イタリアから2名、世界から3名が、宿泊渡航費用フェラーリもちで工房に招待されるそうなので、腕に自信がある人は挑戦してみるといいかもしれません。

 ただし、締め切りは12月31日です(笑)
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AQUOS開発ストーリー「AQUOS LV3」編

 久々に、シャープのAQUOS開発スーリーを担当いたしました。

 今回のお題はAQUOSの3D対応モデル「AQUOS LV3」です。

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AQUOS開発ストーリー
"3D対応"にとどまらない、その先にある高画質3D映像を実現したAQUOS LV3
~クアトロンパネルがもたらす"明るい3D"、FRED技術が可能にした"低ストローク3D"~

https://aquos.jp/inside/story/27.asp
(AQUOS.JPへのアクセスには登録が必要です)

 AQUOS LV3も4原色パネルのQUATTRON採用モデルですね。

 3Dテレビは「明るさ」と「低クロストーク」が重要になるわけですが、明るさはQUATTRONの高開口率でカバーし、クロストークの低減はシャープ独自の駆動回路の仕組みであるFRED技術とスキャニングLEDバックライト技術を組み合わせることで対応しています。

 実際、見た感じでは、AQUOS LV3は、東芝のCELLレグザX2に次ぐ、低クロストークが実現されていると思いますね。

 あと、AQUOS LV3は、3D眼鏡を通して見たときの3D映像の色再現性もなかなか優秀です。

 今後、3Dテレビの立体感にユーザーが飽きてきたあと、今度は、3D映像の色再現性に意識が行くはずで、この点でQUATTRON採用のAQUOS LV3は優位かも知れません。

 それにしても…AQUOS LV3もだいぶ安くなりましたね。



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6輪タイレルP34復刻RC!?

 この記事を書いたあと、

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【マイコミ・ゲームレビュー】
F1ドライバーの凄さを一人称で知る、「大人の社会科見学」的"F1"エンタテインメント! PS3/Xbox 360『F1 2010』

http://www.z-z-z.jp/BLOG/log/eid683.html

 冒頭の掴みで引き合いに出した「6輪タイレル」って今も人気があるのかしら…調べてみたら、こんなものが12月29日に発売されるらしいことが判明。

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RC限定シリーズ
1/10XB タイレルP34 1976 日本GP(RCメカレスタイプ)
XB Tyrrell P34 SIX WHEELER 1976 JAPAN GP(WITHOUT R/C SYSTEM)
Item No:84165 2010年12月29日(水)ごろ発売 30,240円(本体価格28,800円)

http://www.tamiya.com/japan/products/84165tyrrell_p34/index.htm

 タミヤの6輪タイレルP34のラジコン!

 たしか当時出ていたRCでは380モーターだったのに、この復刻版(!?)は540モーター仕様らしい。すごい!!



 さらにAmazonで調べてみると、まだ、こんなにP34の模型が!



 未だに人気あるんだなぁ。

 RCはかなり高いけど、1/12のミニカーはちょっとほしいな

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東芝、CELLプロセッサの生産から撤退

 東芝がCELLプロセッサの生産から手を引くことを明らかにしました。

東芝 ソニーに生産設備売却へ
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20101223/k10013028251000.html

 要約すると、2008年に東芝は、ソニーから長崎のCELLプロセッサの生産工場を買収したのですが、やはりいらない…ということで、ソニーに買い戻して欲しいという交渉を開始したと言うことです。

 となると…、事実上、CELLレグザのロードマップが暗礁に乗り上げてしまいますね。

 つい先月、CELLレグザの最新モデルを大画面☆マニアで取り扱ったばかりで、

西川善司の大画面☆マニア第136回:3D時代の第2世代。新CELL REGZA登場
~究極のテレビはどう進化した? 東芝「55X2」~

http://av.watch.impress.co.jp/docs/series/dg/20101118_407533.html

 こんなことを結びに書いてしまったのですが

それと、「18カ月で性能が2倍になる」と言われるムーアの法則が息づくプロセッサの世界で、そろそろ現行の「1PPE+8SPE構成」の現行型CELLの性能が、CELL REGZAで要求される機能に対してパワー不足となってきている気がする。

 2011年のCELLレグザの後継機種の登場は、かなり不透明になってきてしまいました。

 それと、問題は、先代と今世代のCELLレグザを、このあと東芝がどのくらいサポートしてくれるかですよね。

 ロードマップがなくなってしまった以上は、開発チームも縮小されることは必至でしょうから、「ソフトウェア技術で進化するテレビ」としてのCELLレグザの今後はちょっと心配です。

 ボクとしては、もう少し、このCELLレグザの進化を見守っていきたかったのですが…。

 ただ、東芝はCELLレグザで培った技術を1チッププロセッサに集約し、ブランド名を変えた次世代機はきっと投入してくると思います。

 CELLレグザと同等以上の機能で価格はもっと安いモデルが出てくるんではないでしょうか。

 CELLレグザの遺伝子はきっと受け継がれるはずです。

 そういえば、IBMは、CELLプロセッサの後継については、あまり詳しいロードマップを示していないんですよね。

IBM、「CELLプロセッサ開発中止」のうわさにコメント
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0911/25/news030.html

 いずれにせよ、CELLプロセッサはPPEやSPEを増やした次世代版の登場の可能性は低くなってきているようですね。

 まぁ、こういう話を聞かされれば、「PS4はCELLプロセッサベースにならない」という噂が流れてしまうのも無理もない気はします。
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「F1 2010」をプレイしました

 F1にそれほど詳しくないんですけど、F1ゲームをレビューしました。

 レーシングゲームというと市販車ベースのものばかりをプレイしてきたので、こうしたF1ものは、ほとんど初めてに近い感じの挑戦でしたけど、なるほど、市販車とは次元の違うトルク感、グリップ感、スピード感が味わえますね。

 表題にもなっていますし、記事本文でも書いていますが、このゲーム、一般的なレーシングゲームとは違い、F1ドライバーとしての出世街道をロールプレイングする要素もカジュアルに入っているので、ほんとF1ドライバーの仕事ぶりを一人称で体験できる「社会科見学」という感じのゲームになっています。

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【マイコミ・ゲームレビュー】
F1ドライバーの凄さを一人称で知る、「大人の社会科見学」的"F1"エンタテインメント! PS3/Xbox 360『F1 2010』
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http://journal.mycom.co.jp/articles/2010/12/22/f1_2010/

 自分はF1には詳しくはないですが、スポーツカートは時々、趣味でやっていて、ほんと、あれの「パワーアップでかい版」だと言うことが、プレイしてよく分かりました。

 あんな化け物みたいなF1マシンで命削ってバトルしているF1ドライバーはホント凄いと思います。

 開発はcodemasters。なので車両物理シミュレーションには高い信頼を置いて良さそうです。

 本当のF1に乗ったことがないので、これが本当にリアルなのか分からないですけど、ただ、趣味で乗っているスポーツカートが、もしハイパワーだったら…と空想すると、その延長線上にはたしかにノっている感じはします。

 そして、スポーツドライビングをしている人であればあるほど、最初、このF1マシンのドライビング感覚が怖いと感じるはずです。

 ですが、レインコンディションで高速コーナーを200km/hオーバーで回っていけるようになってからは、その怖さが、快感に変わっていくと思います。

 F1マニアはもちろんのこと、F1初心者にも普通のクルマ好きにもお勧め!



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3D映画をYSP-2200のサラウンドサウンドで楽しむ!

 3D映画をYSP-2200で楽しんでみました。

 YSP-2200はHDMI1.4aの3Dフォーマット伝送に対応しているので、これを検証する意味合いもありました。 

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3D映画で3D映像とサラウンドサウンドの"一体感"を楽しんじゃおう! このエントリーを含むはてなブックマーク
http://blog.watch.impress.co.jp/yamaha1012/2010/12/3d3d.html

 それにしても、最近のこうしたバーチャルサウンド技術というのも凄いもんですね。

 YSP-2200では、とにかく音がワイドに聞こえます。後方チャンネルは、真後ろからと言う感じではないですが、真横からやってくる感じは得られます。

 テレビ向けの前方設置型お気軽サラウンドスピーカーとしてはかなり優秀な製品だと思います。サブウーファの設置場所が懸念事項となるユーザーも多そうですが、これが付いていると付いていないとでは低音の安定感が全然違います。

 リアルなマルチチャンネルのサラウンド環境を構築している人でも、テレビを見るときに毎回AVアンプに電源を入れている人は少数派でしょう。テレビと連動電源オンで使えて、カジュアルにサラウンドサウンドが楽しめるYSP-2200はなにかと便利そうです。

 最近はテレビの薄型化に伴ってスピーカーが小径になりがちで、音質が悪くなる傾向が強いですが、YSP-2200があれば、テレビの買い替えの時なんかには、もうスピーカーの音質を気にせずに選べるというメリットも生まれそうです。

 今回の評価で、自分でも1台欲しくなってしまいました。



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グランツーリスモ5をYSP-2200のサラウンドサウンドで楽しむ!

 せっかくなので、グランツーリスモ5(GT5)ネタを続けましょう。

 ヤマハのYSP-2200を使用してGT5を7.1CHサウンドで楽しんでみました…という記事を書きました。

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YSP-2200で『GT5』をプレイ
~ "音で魅せる"YSP-2200は、"音でも見せる"
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http://blog.watch.impress.co.jp/yamaha1012/2010/12/ysp-2200gt5-ysp-2200.html

 グランツーリスモ5は、7.1CHサラウンドサウンド出力に対応していますが、これも立体視と同様に、デフォルトではオフになっています。

 さらに注意しなければならないのは、GT5の7.1CHサラウンドはPS3の光デジタル端子では出力できないという点です。7.1CHサラウンドを出力するためにはAVアンプ等とはHDMI接続をしなければならないんですね。

 YSP-2200はHDMI経由での7.1CHサラウンド入力に対応しているので、このあたりは問題なしです。

 上の写真は、3D眼鏡掛けて、ヘルメットかぶって、ドライビンググラブ装着して、ステアリングコントローラを握りしめてプレイしている光景ですが、ジェットタイプのヘルメットでも、3D眼鏡を掛けてかぶると、さすがにこめかみが痛いです(笑)

 よい子はマネしないように



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「グランツーリスモ5」を3Dテレビでプレイする方法

 PS3専用のレーシングゲーム「グランツーリスモ5」が発売されました。
 
 この「グランツーリスモ5」ですが、意外に知らないひとも多いようなんですが、初期状態で3Dテレビでの立体視プレイに対応しています。

 久々の(善)後不覚では、このグランツーリスモ5を3Dテレビでプレイするための基礎知識と、グランツーリスモ5の立体視プレイに関係する設定の解説を行いました。

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【(善)後不覚】「グランツーリスモ5」立体視プレイにあたっての設定指南このエントリーを含むはてなブックマーク
http://www.4gamer.net/games/095/G009575/20101216065/

 それにしても、初回限定盤にだけ付属する付録冊子のデキが凄いですね。

 ページ量だけでも300ページ!

 車のデータベース的な側面もありますし、実車のチューニングにおいての基礎知識になりえる高度かつ高密度な内容になっています。ロータリーエンジンの章ではポートチューニングにまで言及されているので恐れ入りました。

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 気になっている人は、この300ページの冊子が付属する初回限定盤を早めにゲットした方がいいと思います。



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3Dコンソーシアムで講演をしてきました

 12月14日、都内で開催された3Dコンソーシアム勉強会にて講演をしてまいりました。

 3Dコンソーシアムは、立体視にまつわる安全基準やガイドラインなどを取りまとめている業界団体です。

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【コンテンツ部会主催 3Dコンソーシアム勉強会】
http://www.3dc.gr.jp/jp/info/101214.html

 自分の講演テーマは、「面白おかしくて興味を持てる内容に」という依頼内容でしたので、現在実用化されているものから超未来に実用化の可能性がある得体の知れないモノまで、3Dエンターテインメントに関連する数々の技術を紹介する内容にしました。

 およそは、これまでの記事で発表してきた取材を取りまとめたものになっています。

 当日、用いたプレゼン資料はこちらです。興味があればどうぞ。 
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