「インターフェース」誌で3D記事を執筆しました

 現在発売中のCQ出版の「インターフェース」誌(2011年1月号)で、3D(立体視)特集があり、プロローグや特集本編の一部など、約30ページを執筆いたしました。


Interface 2011年1月号
3Dテレビの各方式,OpenGLプログラミング,2D-3D変換,アニメ立体表現
3D表示機器の原理と描画プログラミング

http://www.kumikomi.net/interface/contents/201101.php

 インターフェース誌は組み込み業界向けの専門誌で、より実装よりの話は業界の技術者が執筆を担当しており、自分が担当したのは基本的な部分になります。

if01_036.jpgif01_044.jpg

 具体的にはプロローグ部分と、現状、実用化されている立体視技術の基本的な仕組みの解説とそれぞれの手法の長所短所などを系統立ててまとめています。

 この他、HDMI1.4で規定された3Dフォーマットの話、東芝CELLレグザに採用された2D-3D変換のアルゴリズムについての解説も執筆しています。

 自分以外の方が執筆された記事としては、ホログラムの原理、2Dアニメの3D変換技術、人間の立体視知覚のメカニズムなどがあり、どれも興味深いものばかりです。

 立体視(3D)ブームを支える根底技術を今一度整理して理解しつつ、将来への動向を把握したい人にはかなりお勧めな特集記事になっていると思います。

 よかったら是非、手に取ってみて下さい。

cq_MIF201101l.jpg
雑誌仕事 > インターフェース | comments (3) | trackbacks (0)

ハリセンボンノマス

自分のメールアカウントにやってくるスパムメールの数は1日に千件以上(笑)

 ウイルスバスターの迷惑メールフィルターを使っているので、受信トレイに入ってくるのは100件程度になってるけど、それでも凄い量を見ることになる。

 タイトルで「プリウスのお引き取り方法です」やら「貴方が当選しました!」やら「ご奉仕します!」やら、お金がものすごいあまっている女がいてお金を上げるからデート台はその女もちで自分を楽しませて欲しい、みたいな内容やら、こちらに得しかないような話がいろいろ書いてある。

 ドラえもんが「もし、いたら」というのは誰もがやる妄想話だけど、こうした「あなたのこの欲望を叶えます系」スパムメールを「ハリセンボンノマス」を付けた状態で読んだら幸せな毎日が送れそうだ(笑)

ハリセンボンノマスを知らない人はこちらをどうぞ(笑)


ドラえもん ハリ千本ノマス
アップロード者 2533kosio. - クラッシック番組や昨日のナイトショー番組をオンラインで。
お笑い | comments (1) | trackbacks (0)

マイコミジャーナルにも取り上げていただきました

「3Dゲームファンのためのグラフィックス講座」の書籍版の発売のニュースが、なんとライバル会社のマイコミジャーナルでも取り上げられました。


人気3Dゲーム10タイトルのグラフィックス技術を解説 - インプレスジャパンこのエントリーを含むはてなブックマーク
http://journal.mycom.co.jp/news/2010/11/26/030/index.html

 両社は自分自身の仕事先でもありますが、互いは一種ライバル会社なんですよね

 その関係を超えた告知、ありがとうございます!
書籍 | comments (0) | trackbacks (0)

「3Dゲームファンのためのグラフィックス講座」の書籍版が本日発売されました!

11月25日、本日発売されました

なんと、GAMEWATCHに、記事も上がっていてびっくりしました


インプレスジャパン、「3Dゲームファンのためのグラフィックス講座」
3Dゲームグラフィックス技術を1冊の本に凝縮
このエントリーを含むはてなブックマーク
http://game.watch.impress.co.jp/docs/news/20101125_409320.html

 本日、東京工芸大学の授業で、2冊をじゃんけんの勝者にプレゼントしました。

 本当はもっとあげたかったんですけど、著者とはいえ、たった5冊しかもらえないんです。(今日2冊学生に上げちゃったので、もう手持ちはたった3冊だけ)

 書店で見かけたら、是非、手に取ってみて下さいませ!
書籍 | comments (2) | trackbacks (0)

GTC2010 - 脳に電極を刺した猿がBCIでロボットアームを使ってエサを食べる!

 ネタがないんで、再び、GTC2010のネタを引っ張ります(笑)

 9月に行ってきたGTC2010はなかなかエキサイティングな内容が多かったんですよね。

 GPUが3Dグラフィックス以外の「こんなところに!」に採用されている…という意味で、衝撃を受けました。

DSC_0123.JPG
GTC 2010 - 基調講演で「CUDA-x86」など新技術の数々を発表、"非GeForce"GPUの存在感増すこのエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク
http://journal.mycom.co.jp/articles/2010/09/25/gtc03/index.html

 レポート(上記)にもそのあたりのことをいろいろと書いていますが、色んな意味で凄いと思ったのは、上の写真の猿を使ったBCI実験でした。

 BCIとはBrain Computer Interface技術の略で、要するに脳とコンピュータを直結させる技術のことです。

 映画「マトリックス」やアニメ「攻殻機動隊」などのSF世界ではお馴染みの、あのジャックイン技術ですね。

 これが結構、アメリカではまじめに研究されているんです。

 BCI技術を実用化させるためには、脳波から意志を汲み取る工程が不可欠なわけですが、これがなかなか大変です。

 というのも、例えば、手を上に上げる…というシンプルな動作であっても、脳の各部位から同時多発的に脳波が発信されています。脳のある箇所から、"Raise Your Left Hand Up"みたいな分かりやすいコマンドが出ているわけではないのです。

 これをリアルタイムに認識するには、複雑な波形の多チャンネル同時マッチング処理が必要になります。これにうってつけなのがGPGPU的アプローチである…というのが発表内容でした。

 実際にこの分野の先端研究を行っているのがピッツバーグ大学MOTORLABなどで、上の猿の画像は彼らの最先端研究発表です。

 猿の脳には剣山のような複数のプローブ電極が刺さっており、猿は自分の意志で脳に直結されたロボットアームを自分の腕のように操作して器用にエサを食べる様子が紹介されました。



 動画は、倫理的な問題に配慮してか(笑)、電極部は段ボールで覆い隠してありますが、最先端研究ではここまで来ているんですね。

 事故で身体の部位を失ってしまった人や先天的な障害で身体の部位を動かせない人にとっては明るい未来を提供しうる技術になりそうです。
オンライン仕事 > マイコミ | comments (0) | trackbacks (0)

書籍「ゲーム制作者になるための3Dグラフィックス技術」がマイナーチェンジしました!

 今回の新書籍「3Dゲームファンのためのグラフィックス講座」の発売に合わせたわけではないのですが、前著「ゲーム制作者になるための3Dグラフィックス技術」が、マイナーチェンジして「第3刷」となって増刷されました。
(第2刷が抜けているのは、第2刷は発売直後に増刷がかかり、版を変更しなかったからです)

DSC_0016.JPG

 章立てはもちろん、内容は変わっていません。

 ただ、去年に引き続き、東京工芸大学で今期もこれを教科書にして授業をやっているのですが、日本語の記述で分かりにくいところや、図版が小さいところなどに気がついてきたので、すこしだけリファインし、レイアウトなどを若干いじらせていただきました。

DSC_0017.JPG

 それと、新書籍「3Dゲームファンのためのグラフィックス講座」の過程で起こした新しい図版を、こちらにフィードバックさせたりもしています。

 ページ数も変わっていませんので、ほんとにマイナーチェンジという感じですけどね。



書籍 | comments (0) | trackbacks (0)

書籍版「3Dゲームファンのためのグラフィックス講座」、見本誌到着

 書籍版「3Dゲームファンのためのグラフィックス講座」、今週25日に発売ですが、ついに刷り上がり、見本誌が届きました。

DSC_0023.JPGDSC_0024.JPG

 なにげに時間が掛かってしまいましたが、とにかく完成して良かったです。

 書店で見かけたときには是非お手にとって見てください。

 表紙のために購入するのが恥ずかしい方は、ぜひ通販で!



書籍 | comments (0) | trackbacks (0)

西川善司の大画面☆マニア第136回:東芝CELLレグザ「55X2」

 「究極のテレビ」として誕生したCELLレグザの第二世代モデル「55X2」を評価しました。

 地デジ放送、全7チャンネルを24時間同時録画し続けられるタイムシフトマシン機能や3072個のLEDを搭載して512ブロックの精細度のエリア駆動など、まさに「贅を尽くした液晶テレビ」といえますが、そうした基本性能を進化させただけでなく、第二世代目のモデルは3D(立体視)に対応しました。

x2_dg01.jpg
西川善司の大画面☆マニア第136回:3D時代の第2世代。新CELL REGZA登場
~究極のテレビはどう進化した? 東芝「55X2」~
このエントリーを含むはてなブックマーク
http://av.watch.impress.co.jp/docs/series/dg/20101118_407533.html

 立体視機能は、現状、一番、クロストークが少ないといってもよいと思います

 また、通常の2Dコンテンツを3Dに変換する「2D-3D変換機能」がとてもアグレッシブで楽しめます。

 顔認識を行ったり、知識データから奥行き構造を推測したり、ベロシティマップを生成してこれを奥行き値に変換したりなどなど、かなり凝った変換アルゴリズムを搭載していて、これがかなり遊べるんです。

 他にも色んな機能が搭載されているんですけど、ただ、他のスタンダード仕様のレグザが、完熟の域に達しているのに対し、CELLレグザは世代が浅いためか、機能の1つ1つ、操作性の1つ1つが荒削りな印象も受けました。

 具体的には、そうですね…端的にいうと…なんというか…機能はいっぱいあるんですけど、その機能の1つ1つのレスポンスが遅いんですよね。

 例えば、電源を入れて地デジ放送の画面が出てくるまで1分待たされる…っていうのは、その最たる例といった感じでしょうか。

 CELLレグザという名前だけあってCELLプロセッサが搭載されていて、7チャンネル同時録画とか、2D-3D変換機能なんかも、全てCELLプロセッサによるソフトウェア処理で実現されています。

 これらの機能は1つ1つは、立派に実現されているんですけど、例えば「2D-3D変換機能を使っているときは録画が出来ない」とか、思いも寄らない制約があったりします。

 去年、先代モデルを使っていても少し感じたのですが、そろそろ現行のCELLプロセッサが、CELLレグザという、究極のテレビを実現するための要求性能に応えられなくなっているのかも…と思わされます。

 ならば、今後、高性能なCELLプロセッサの登場に期待…と言う成り行きになるわけですが、その先行きはかなりグレーだといわれています。

 IBMはお茶を濁したような声明を出していますが、CELLプロセッサの開発チームは今やほぼ解散状態で休暇中という話ですし、物理設計をリファインしてシュリンクさせした組み込み向け版を出すということはあるかもしれませんが、高価な小ロット製品のCELLレグザのために、高性能版CELLプロセッサを開発する…なんていうことはまず無いと思われます。

 ということは、来年、東芝は、CELLレグザをどう進化させていくのかが注目されます。

 そもそも、第3世代を出してくるかどうかが注目のポイントだと言えるでしょうね。

 もしかして、CELLプロセッサをやめてインテルのCore iかなんかに鞍替えして「COREレグザ」なんてものになったりして(笑)

 最後に全く関係のない話を1つ。

 今回の大画面☆マニアでは、ボクの記事の古くからの読者ならば、知っている人も多い「憂鬱くん」(ゆううつくん)が登場しています(笑)

YUUTSU.jpg

 その昔、この柄のTシャツを「Oh!X」で作りましょうよ、と編集部に提案したことがあるのですが、却下されました。

 「気持ち悪い」って(笑)



オンライン仕事 > AV WATCH | comments (2) | trackbacks (0)

GTC 2010 - GPUコンピューティングは科学を支える3番目の柱に

 昨日、2010年後期のスパコンTOP500ランキングが発表されました。

 同時にNVIDIAが「世界のスパコンのTOP5のうち、3つがGPUベースである」というリリースを打ちました。

 ちなみに、 TOP5は以下のようになっています。

1位 Tianhe-1A 中国 2.507 PF(LINPACKの値) 
    7168(GPU数) 4.04 MW(消費電力)

2位 Jaguar 米国 1.75 PF(LINPACKの値)
    n/a(GPU数) 6.95 MW(消費電力)

3位 Nebulae 中国 1.27 PF(LINPACKの値)
    4640(GPU数) 2.55 MW(消費電力)

4位 Tsubame 2.0 日本 1.192 PF(LINPACKの値)
    4200(GPU数) 1.340 MW(消費電力)

5位 Hopper 米国 1.05 PF(LINPACKの値)
    n/a(GPU数) 2.93 MW (消費電力)


 結局、1位と3位が中国になってしまいましたね。

 日本のTSUBAME2.0は4位に終わりました。

 で、この1位と3位の中国のものと、4位の日本のものがGPUベースになります。

 今年、10月に誕生したばかりのTSUBAME2.0は、ノード間ネットワーク制御が中国のものよりも優れているとかで、1位が目指せるかも…という期待感もあったようなんですけどね。

 蓮舫議員の事業仕分けでのスパコン関連事業への迷言「2位じゃダメなんですか?」も、今になっては感慨深いものがありますな。

 で、9月に行われたGPUコンピューティングのカンファレンス「GTC2010」の自分のレポートをブログで紹介しきっていないのを思いだしたので、以下に示します。

gtc_011l.jpg
GTC 2010 - GPUコンピューティングは科学を支える3番目の柱に - Jen-Hsun Huang氏基調講演このエントリーを含むはてなブックマーク
http://journal.mycom.co.jp/articles/2010/09/24/gtc02/index.html

 「科学の二本柱」は「理論と実験」、あるいは「推論と観察」などといわれますが、アメリカのコンピュータ学者のDaniel A. Reed氏は「コンピューティングは『第三の科学の柱』になる」と言ったらしいです

 となると、その三本柱のトップを中国が押さえ始めてきたというのはちょっと脅威ですね。

 実際、アメリカはこの事態を脅威に思っているようです。

米国、「中国スパコン世界一」に警戒論噴出
http://sankei.jp.msn.com/world/china/101029/chn1010291815005-n1.htm

 NVIDIAのNVIDIA社長兼CEO、ジェンスン・フアン氏は、GTC2010の基調講演でこんなことを言っていました。

「科学はコンピューティングによって支えられ、NVIDIAはそのコンピューティングの基盤をCUDAベースのGPUテクノロジーで支えていくのだ」(ジェンスン・フアン)

 そもそも、その根幹技術を中国に提供しているのは、米国企業のNVIDIAですからねぇ。

 皮肉なものです。
オンライン仕事 > マイコミ | comments (0) | trackbacks (0)

NVIDIA,「GeForce GTX 580」を発表

 さっそく、NVIDIAがカウンターパンチを打ってきました。

 NVIDIAのDirectX世代SM5.0対応GPUの第二世代モデル「GeForce GTX580」が発表されました。

 AMDもNVIDIAも大きな発表は、本国で行いますが、GTX580は日本での発表会が行われました。まぁ、こういう場合は大抵はマイナーチェンジになるわけですが、実際、そうでした。

 とはいえ、業界をリードするNVIDIAの発表ですから、参加しないわけにも行かないわけで、東京工芸大学でやっている授業を休講にしてまで参加してきた次第です(笑)

gtx580_006.jpg
4Gamer.net ― NVIDIA,「GeForce GTX 580」を発表。これが“本物のGTX 480”だ!?(GeForce GTX 500)このエントリーを含むはてなブックマーク
http://www.4gamer.net/games/123/G012385/20101106003/

 GeForce GTX460ではStreaming Multi-processor(SM)あたりのShader Processor(SP)の基数が1.5倍に増加させられたので、下馬評では、GeForce GTX480のフルスペックのSP512基がGTX580では768基になるに違いない…なんていう希望に満ちた噂話もあったわけですが、残念、そこは見事に裏切られました(笑)

 記事タイトルにもあるようにGeForce GTX580は、リアルフルスペック版のGeForce GTX480になっています。

 具体的には先代のGTX480の物理設計をやり直したバージョンということになります。

 そういえば、DirectX(というかDirect3D)の次世代版の話があまり聞こえてきませんね。

 Direct3DがHDMI1.4a対応の立体視出力に対応するという話を聞いたことがありますが、「グラフィックスパイプラインにこう手を入れる」という話題はあまり聞きません。

 どうなるんでしょうね。

 DirectXは「奇数番台のライフタイムは長い」というジンクスがありますが、DirectX11時代も長くなるかも知れません。



オンライン仕事 > 4gamer.net | comments (0) | trackbacks (0)