【(善)後不覚】間違ったHDMI接続だとこう見える

 HDMI階調レベル編第4回目は「間違えた接続だとこう見えちゃっているよ」という話題です。

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【(善)後不覚】間違ったHDMI接続だとこう見える
http://www.4gamer.net/games/095/G009575/20090828059/

 上の写真では左半分のは正しい表示で、右半分のが間違えた表示です。

 左半分の上下の両者は同じ映り方をしています。

 右半分の上下の両者は異なった映り方をしていて、なおかつ左半分のものとも違った映り方をしている点に注目してください。

 傾向として、映像出力機器側とディスプレイ機器側のHDMI階調レベル合っていないと、

●映像出力機器側の階調レベルが16~235,ディスプレイ機器側が0~255という設定になっていると,暗部が過度に明るく,一方,明部が過度に暗くなりやすい

●映像出力機器側の階調レベルが0~255,ディスプレイ機器側が16~235という設定になっていると,暗部が過度に沈み込んで暗く,一方,明部が飛び気味になりやすい

…のようになります。

 今回の話題は「別に映ればいい」という人には全然どうでも良い話なのですが、ただ、これって、いわゆる迷信じみた話ではなくて、「フォーマットが違う者同士が接続しあっているのにそれを気づかせる手段がない」という、家電の仕様として考えるととても恐ろしい(?)話題なので、あえて取り上げてみました。

 また、せっかくのHDMI機器のポテンシャルをちゃんと使ってあげるという意味においても、ちょっとは気に掛けてあげるとよいと思います.
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【(善)後不覚】「正しいHDMI接続」の確認方法

 HDMI階調レベルの話題の第三回です。

 下のよう階調テスト画像を用いて、自分のうちの表示が正しいか間違えているかの判断の仕方をレクチャーしています。

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【(善)後不覚】「正しいHDMI接続」の確認方法
http://61.215.215.34/games/095/G009575/20090825049/

 プレイステーション3やXbox360などではUSBメモリに入れた画像を再生する機能が備わっているので、ぜひとも、このテスト画像をUSBメモリー経由で表示させてみてください。

 正しい表示かどうかの見極め方は記事の方をご覧下さいませ.
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お台場ガンダムを見てきた

 お台場に組み上げられた1/1スケールのガンダム像。

 なんでも本当に8月31日を持って公開を終えて解体されてしまうと言うことで、先週某日に慌ててみてきました。

DSC_0107.JPG 本体の制作費もそうですが、解体、運搬、組み立てという工程だけでも相当なコストだそうで、次回、どこで公開されるのかは未定なんだとか。

 各ニュースメディアや友人ブログサイトなんかで写真としては見ていましたが、実物を肉眼で見ると「へえ」と思ってしまいますね。

 1/1のスケール感に思いを馳せる前に、ここまでの美しいプロポーションの立像にショックを受けました。

 別に文化遺跡上の巨像を批判する意図はないですけど、世界各国の巨像って宗教上の理由や文化的な背景からデフォルメされている場合が多いですよね。

DSC_0127.JPG このお台場のガンダム像って、立像としても、メカ風オブジェとしても、厳しい目で見てもデザインが美しいです。

 バンダイの最近のMGとかPGとかの、デザインがリファインされた最新世代のガンプラのデザインをほぼパーフェクトに再現しているんだとおもいますが、とにかく、バンダイやその他の関係各社のプロデュース力に感動しました。

 ここまでのパーフェクトな再現には、どこまでバンダイのガンプラの技術のフィードバックがあるんでしょうね。

 惜しむらくはやはり右手にビームライフルを持っていないことですかね。

 当初持たせる予定があったのか、右手の人差し指は完全に引き金にあてがうポージングですよね。これ(笑)

 今週末は、この夏最後の週末になりますが、見てない人は是非、おでかけすることをオススメします。

 クルマで行かれる方は潮風公園の駐車場はほぼ満杯なので周辺の駐車場を利用した方がいいです。下手な場所に入り込むと駐車場渋滞に巻き込まれます。

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 グッズ売店は全商品を取り扱っているオフィシャルショップへの入店は2時間待ちくらいですが、一番人気のお土産となっているガンダム30周年ガイドブック(2500円)とお台場ガンダムプラモ(1/144,1500円)のみを買うだけのエクスプレスラインは15分から30分待ちとなっていました。

 普通の人はこっちでいいと思います。

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股下をくぐる列は30分~60分待ちくらいですかね。
足部分を触ることもできます。

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 あと、毎時、時報的に音楽が流れライトアップと頭部の回転・上下デモンストレーションが行われます。この時はデジカメの動画モードの起動を忘れないようにしたいですね。


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【(善)後不覚】間違いだらけのHDMI接続

 便利なのに面倒くさいHDMI接続の話の続きです。

 映像出力機器側とディスプレイ機器側とで明示的にHDMI階調レベルを設定してやらないと間違えた階調特性で映像が出力されてしまう…という厄介な問題にまつわる話の続きです。

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【(善)後不覚】間違いだらけのHDMI接続
http://www.4gamer.net/games/095/G009575/20090819064/

 この問題って、映像としては普通に映って見えてしまうので、階調が変だと気がつかない人が多いんです。

 そういえば、PC畑とAV畑とでフォーマットが微妙に違う…っていうネタは、階調レベル以外に、オーバースキャンとアンダースキャンの差異もそうでしたね.

 次回はこの階調特性問題を判別するのに便利なテスト画像を公開します!
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西川善司の大画面☆マニア第120回Optoma「HD82」

 プロジェクタといえば、いっときはDLPが大ヒットしていた時代があったんですがフルHD時代になってからは、DLPはなりを潜めてしまいました。

 フルHD時代に突入して勢力を研ぎ落とされてしまった点、そして時間積分的階調生成という共通点で、プラズマとDLPは良く似ています

 プラズマがフルHDの波に乗り遅れたのは、パネルの高解像度化が技術的にうまく行かず2年も出遅れたことが大きな原因だったと言えます。
 DLPはフルHD化に移行するにあたって技術的には問題はなかったのですが、やはり、DMDパネルの製造がTI一社独占という状況が響いて、コストがうまく下げられなかったのが敗因でしょう。

 透過型液晶プロジェクタのフルHD機があっという間に30万円を切ったのに対し、DLPはいつまでも100万円前後に居座ることになってしまいました。

 単板式DLPプロジェクタは映像パネルが1枚なのに100万円、透過型液晶プロジェクタは映像パネルが三枚なのに安い…。そういう単純な話ではないにせよ、コストパフォーマンスの面でフルHDの単板式DLPプロジェクタはその映像パネルが1枚であるコストメリットが全く活かせなかったのでした。

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西川善司の大画面☆マニア第120回:待望のフルHDのDLP普及機登場
~DLP復権なるか? Optoma「HD82」~

http://av.watch.impress.co.jp/docs/series/dg/20090821_309788.html

 そんな中、遅ればせながら登場してきたのが、こちらオプトマのHD82です。

 フルHDの単板式DLPプロジェクタとしては、破格に安い40万円未満の販売価格を実現した普及機になります。

 画質の完成度は申し分無しで、コストパフォーマンスにおいて満足度はかなり高いと言えます。

 ただ、台湾のメーカーというバックグラウンドのためか、やや、日本ユーザーのニーズからずれた部分も散見されます。

 例えば今時珍しい「打ち上げ投射」になっているところですね。ほぼ床置きか天吊り設置でないと理想的な位置に映像を固定できません。しかもレンズシフトが下方向に行けない(→投射映像を光軸下に持っていけない)のでオンシェルフ設置はほぼ絶望的なんです。

 また、投射レンズが手動式というのも、ライバルの同価格帯液晶機が電動に移行してしまっていることを考えると、ちょっと遅れている部分と言えます。

 ただし、投射レンズ自体の光学性能は優秀で色収差やフォーカス斑も最低限に抑えられています。

 あとはマニュアルが多言語仕様なところ、メニューの翻訳が怪しいところとかは舶来品な感じで、その意味では、やはり初心者向けというよりは「玄人なDLP好き向け」という感じなのかなあ、という気がしました。

 今年は、逆に透過型液晶機が停滞するといわれていますし、TIも新パネルを投入するというウワサもあります。

 なので2009年下半期はDLPにとっては巻き返しのチャンスなのかもしれません。

 期待していましょう.



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「ゲーム制作者のための3Dグラフィックス技術」はこんな本です

 9月11日に出版予定の拙著「ゲーム制作者のための3Dグラフィックス技術」は、MYCOMジャーナルでの連載「3Dグラフィックスマニアックス」とGAME WATCHでの連載「3Dゲームファンのためのグラフィックス講座」の内容をミックスした内容になっています。

 もう校了をしていまして、ページの内容を見せることが許可されましたので、適当なページを抜粋して示すことにします。

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 最初の方の章ではGPUの歴史やグラフィックスパイプラインの解説を行っています。
 イラストはMYCOMジャーナルの連載でも担当していただいた岡本圭介氏の手によるモノです。
 ボクの鉛筆画の下絵を可愛らしくリファインしていただいています。

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 技術解説ページでは実際のゲーム画面と、アルゴリズムの図解を行っています。ここは法線マッピングの進化形である視差遮蔽マッピングの解説のページですね。

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 プログラムコードではイメージしにくい概念をイラストで表すようにしています。本書はオールカラーなので、カラーを武器にした図解にしているのが特長です。
 ここはデプスシャドウ(シャドウマップ)技法の影生成の解説のページです。

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 章末コラムでは各章で紹介した技術を実際に使用したゲームタイトルとその映像素材を紹介しています。ここは大局照明技術をテーマにした章末コラムになります。

 紆余曲折ありましたが、なんとか出せるようになって良かったです。

 よろしくです!



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表紙デザインが決まりました

9月11日に出版されるボクの書籍「ゲーム制作者になるための3Dグラフィックス技術」の表紙デザインが決まりました。

 もう、インプレス・ジャパンのサイトでも見ることができます

こんな感じです。

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メインビジュアルはUbisoftの「AVATAR:THE GAME」の映像になります。
Ubisoftのご厚意により表紙として使わせていただくことができました。

格好いいですよねー

以下のようにもうアマゾンでも購入予約することができます。



今回は次世代ディスプレイの本よりも部数が少なめですのでお求めはお早めに!
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3Dマニア第76回 3Dモデルの変形までが可能な動的PRT(5)~SH Exp演算の大胆な近似による高速化

 CEDEC2006のピラミッド社、田村氏の講演を元にしたPRT技術についての解説は今回が最後になります。

 最終回は、動的PRTのパフォーマンス向上に貢献する球面調和関数の指数計算SH EXPを近似して計算する話題を取り上げています。


西川善司の3Dグラフィックス・マニアックス第76回
3Dモデルの変形までが可能な動的PRT(5)~SH Exp演算の大胆な近似による高速化

http://journal.mycom.co.jp/column/graphics/076/index.html

 ここまでをまとめると、

・まず固定シーンPRTを考え
・自分自身へのPRTと他社へのPRTを実現することで形状の変化しない動的PRTへと発展させ
・動的に形状が変わる動的キャラクタに対しては「形状の変化しない球体へのPRTを基本単位」として処理する応用を行う


…という流れとなります。

 球面調和関数を使った環境光ライティングは、現世代のゲームタイトルで普通に使われていますし、いずれ、本稿で紹介した動的PRTも、次世代機くらいでは当たり前のように利用できるようになっているかも知りません。

 2008年から始まったこの連載も、今回をもって、「ひとまずの区切り」を打つことになりました。

 しばらく、充電期間をおいたあと、その後はGPGPU、DirectX11、プロシージャル技術などを取り上げていく予定です

 ちなみに、先日アナウンスした書籍には、今回の分までがちゃんと入っています.



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9月に本を出します!

9月に本を出します

毎日コミュニケーションズのMYCOMジャーナルで連載中の

「3Dグラフィックス・マニアックス」(マイコミジャーナル)
http://journal.mycom.co.jp/column/graphics/index.html

とインプレスWATCHのGAME WATCHで連載中の

3Dゲームファンのためのグラフィックス講座(GAME Watch)
http://game.watch.impress.co.jp/docs/series/3dcg/

を合体させた内容になっています。

 両社のコラボによって書籍化が実現しました。
 書籍自体はインプレスジャパンより出版されます。

 書名は、両社の連載をイメージできるように…ということで、インプレスジャパンの書籍部に決めていただきました。

 「ゲーム制作者になるための3Dグラフィックス技術

 ボクも「あ」と思ったのですが、そうですね。

 バカ売れしているセガの平山さんの本にあやかってますよね。これ(笑)

 DirectX10.1やDirectX11など、連載当時には「未来形」だったテーマについては書きおろし、あるいは加筆、改編をしています。

 オールカラーの300ページで、新旧、海外、国内、かなりたくさんの実際のゲーム映像、そして図版を掲載しています。

 その数たるや総数約600点でした。

 担当編集者さんが、「こんなに掲載許可をとるのに苦労した書籍はない」と漏らしておりました(笑)

 おいおい表紙やページの抜粋をここで見せていきたいと思います。

 なお、インプレスジャパンのサイトのここに既に基本情報が掲載されています。
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【(善)後不覚】あなたのHDMIが正しく接続されていない可能性

 4Gamer.netブログ第5回の話題は、AV WATCHの大画面☆マニアの連載を読んでいる人にはもしかすると既知のテーマ、HDMI階調の話題です。

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【(善)後不覚】あなたのHDMIが正しく接続されていない可能性
http://www.4gamer.net/games/095/G009575/20090812051/

 ビデオ階調が16-235なのにPC階調が0-255なので、この不一致から、AV系機器とPC系機器を接続したときに表示がおかしくなっているかも知れない…という話です。

 過去、自分で所用していたソニーのSXRDプロジェクタのVPL-VW60は、まさにこの問題が発生していました。

 もちろん、この問題は、画調パラメータのブライトネスの調整を行うことでそれらしくは見せられるようになりますが、ダイナミックレンジ的には狭くなります。

 なので、やはり映像処理エンジン側で正式な対応力を身に付けてくれるにこしたことはないんです。

 じゃないと映像パネルやディスプレイデバイスのポテンシャルが活かせないのですから。

 この問題、映像そのものは映ってしまうので、画質に無頓着な人だと、全く気づいていなかったりするんですよね。

 だからメーカーも、あまりここに真剣に取り組んでいないし、メディアでも大きく取り沙汰すことがないんです。

 画質マニアな自分としては、これ、地味ながらも重大な問題だと思っています...
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