3Dマニア第44回 HDRレンダリング(4)~HDRレンダリングの第三の効能

HDRレンダリングの話の続きです。

HDRレンダリング第三の効能は、最も視覚的にわかりやすいものです。

そう、高輝度部分から光があふれ出す画像処理を施すことで表現される、「グレア」とか「ブルーム」の効果を出せるというアレです。

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西川善司の3Dグラフィックス・マニアックス第44回
HDRレンダリング(4)~HDRレンダリングの第三の効能

http://journal.mycom.co.jp/column/graphics/044/index.html

 これを施すことで、視覚的、あるいは写真的にリアルで印象深いビジュアルを作り込むことが出来るようになります。

 ただし、現状の3Dゲームグラフィックスでは、このブルームやグレアについては、物理的な正しさよりもアーティスティックな視点で見て美しいか否かで判断されて設計、実装される傾向にあります。

 記事にも示した「DeusEx2」(ION STRORM 2004)では、かなり強めに強輝度部分をぼかしてしまっているため、リアルからはほど遠いですが、何となく、幻想的なビジュアルになっています。

・ライトブルームオフ
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・ライトブルームオン
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 カメラ的なシミュレーションに徹底するのか、このDeusEx2のようにとことんアーティスティックな方向性に振るべきなのかは、好みにわかれるようですね...

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レジスタンス2はハードコアSFだった

 PS3,Xbox360の年末商戦のビッグタイトルは海外作品のマルチプラットフォームタイトルが多くて、両ユーザーが均等にプレイできる機会を得られる幸せがある反面、そのプラットフォームを所有していることのオーナーシップがイマイチ掻きたてられないというジレンマもあったりします。

 個人的には、PS3の年末商戦タイトルで気になったのは「リトルビッグプラネット」と「レジスタンス2」でした。
 このうち、「レジスタンス2」をプレイする機会を頂いたので、テクノロジーから離れてゲームそのものを楽しむレビューをやらせてもらいました。

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PS3『RESISTANCE(レジスタンス) 2』ゲームレビュー
前作の謎も明らかに! 本格派ハードコアSF大作が日本上陸

http://journal.mycom.co.jp/articles/2008/12/27/resistance2/index.html

 レジスタンス・シリーズは、現実世界とは、パラレルワールドな第二次世界大戦の時代に異文明と接触を果たした人類が、世界規模の戦争に巻き込まれていく様が描かれています。

 現実世界でも未だに謎として語り継がれている20世紀初頭に起きたロシアのツングースカ大爆発。
 レジスタンスの世界観では、この謎の大爆発を発端としてキメラウイルスが出現、瞬く間にロシア全土に蔓延してしまいます。
 キメラウイルスに感染した人間はおぞましい姿に突然変異し、凶暴化しますが、とても俊敏で、なぜか高度なテクノロジーで出来た武器を携行して人類を攻め立ててきます。
 このパラレルワールドでは第二次世界大戦は勃発せず、人類は共通の敵「キメラ軍」との戦いに突入していくことになるのです。

 レジスタンス1では、ヨーロッパを征服したキメラ軍が、ついに海を越えて島国のイギリスに侵攻していく様が描かれます。"1"では、世界観の説明として、キメラウイルスに感染した人間がどのようにしてキメラ兵に改造されるかなどの描写がステージ中盤で描かれているのが興味深いですね。

 今冬登場した、最新作レジスタンス2では、キメラ軍がアメリカに侵攻してからの様子が描かれます。"2"では"1"よりもさらにキメラの謎が明かされ、古代文明との関連までがほのめかされるようになります。
 より詳しい内容は上のレビューを読んでみてください。

 ゲームとしては、オーソドックスな一人称3Dシューティングですが、パズルよりも銃撃の戦略にフォーカスしたゲームデザインになっており、とてもチャレンジングな内容になっていて楽しめます。
 
 さて、ここでゲーム世界における他人のそら似を紹介したいと思います。

 レジスタンスシリーズの主人公はアメリカ陸軍ネイサン・ヘイル軍曹といいまして、凄く悪人面のヒーローなのですが、
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レジスタンスのネイサン・ヘイル

 これが、「グランド・セフト・オートIV」の主人公、ニコライ・ベリックにそっくりなんですよね…。

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グランド・セフト・オートIVのニコライ・ベリック

 日本のアニメやゲームに見られる、お人形さん系の美形キャラだと、髪型以外そっくりというのもよくあることですが、ここまで崩した悪人面のオッサンでそっくりというのはなかなか凄い偶然です。

 無精髭の形状まで同じですからね。

 欧米のヒーロー像は「頼れる父親」がモチーフになりやすいと何かで読んだ気がしますが、欧米の父親像って…「悪人面のマッチョ」…なんでしょうか...



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西川善司の大画面☆マニア第106回 ソニー「VPL-HW10」

 たぶん、今年、もっとも注目を集めているホームシアター向けプロジェクタがこのソニーの「VPL-HW10」です。

 これまで、反射型液晶プロジェクタは非常に高価なものでした。
 反射型液晶パネルはLCOS(Liquid Crystal on Silicon)とも呼ばれ、一般的な液晶プロジェクタの形態である、透過型液晶パネルと比べて

・開口率の高さによる格子筋の細さ→粒状感の少なさ
・黒の沈み込みの優位性

という利点があります。
 ただし、この上記二点であれば、DLPプロジェクタもそうです。
 しかし、LCOSプロジェクタには、DLPプロジェクタにない、液晶らしい 

・アナログ感あふれる階調表現

 という強みもあり、語弊覚悟でいえば、LCOSは透過型液晶とDLPのいいとこ取りということができるでしょう。

 この反射型液晶プロジェクタ(LCOSプロジェクタ)は元来、高価なハイエンド製品にしか採用されていませんでした。

 僕も10年前、1998年に出始めのLCOSプロジェクタを購入しましたが、当時で150万円くらいしました。

 そのLCOSプロジェクタを、ソニーは25万円で出してきたのです。

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西川善司の大画面☆マニア第106回
価格破壊のLCOSプロジェクタ風雲児
~ 実売25万円のフルHD SXRD。ソニー「VPL-HW10」 ~

http://av.watch.impress.co.jp/docs/20081226/dg106.htm

 画質の本質部分については先代のVPL-VW60に近いのですが、それまでのVPL-VWシリーズを知っている人間からするとVPL-HW10はコスト削減の爪痕が気になります。

 優れている点は多いのですが、今回の評価では、色ずれが大きいことが気になりました。

 素の状態だとこんな感じです。

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 パネルシフトアライメントという調整を行うとここまで補正できますが

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 安く作るためにいろいろと妥協している部分はあるようですね。

 しかし、「初めてホームシアター・プロジェクタを購入したい」という人にとっては文句なくお勧めできます。

 どうしても、我々のような画質マニアは、「SXRDのプロジェクタ」ということでどうしてもこれまでのハイエンド機のイメージで見てしまうので評価が厳しくなるのですが、25万円という価格を考えると、VPL-HW10は文句なしにコストパフォーマンスに優れている製品だと思います。

 ただ、1点だけ補足しておきたいのが、前回の大画面☆マニアで取り上げたエプソンの透過型液晶プロジェクタの「EH-TW4000」の方がコントラスト感が強く見えたという点です。

 ちなみに、EH-TW4000は35万円くらいなので、VPL-HW10よりは10万円も高価で、ランク的にもどちらかといえば中堅機に属します。なので、VPL-HW10よりも上位の製品です。

 同列に比較することに、あまり意味がないことは分かります。

 ただ、それでも、透過型液晶機がLCOS機を、コントラストで上回る…というのは、プロジェクタを長年見続けてきた自分からするとちょっとショッキングでした。

 EPSONは、製造プロセスを工夫して、透過型液晶の開口率を上げる工夫をしてきていますし、近い将来、透過型も上級機は、LCOSの画質に追いつくかもしれませんね...



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何もかもみな懐かしい

埼玉マツダは「ご成約者のみなさん」みたいな写真を貼り付けているコーナーがあって、納車時に記念撮影をしてくれるのですが、その写真はあとで写真立て入りで送ってくれるんですね

その写真立てが仕事部屋の秘境部分から発見されました。
ちょっとしたタイムカプセル。

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2001年11月ですね。
新車購入で当時はピカピカだったセブンも今年で7年目。
今年は3回目の車検を通しました。

この撮影をしてくれたディーラーの担当者のK氏は、この翌々月に病死されていまして、その意味でも、感慨深い写真です。

「ああ、このあとエンジンを2回ブローさせて、貧乏生活に陥るんだなぁ」とか思うと、これまた、感慨深いです(笑)
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3Dマニア第43回 HDRレンダリング(3)~HDRレンダリングの第二の効能

HDRレンダリングの話の続きです

HDRレンダリングの第二の効能は、HDRレンダリングされたフレームに対し、露出のシミュレーションを行うことで、人間の目や絞り付きのカメラで捉えたようなフォトリアルを再現できるという点にあります。

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西川善司の3Dグラフィックス・マニアックス第43回
HDRレンダリング(3)~HDRレンダリングの第二の効能

http://journal.mycom.co.jp/column/graphics/043/index.html

 この工程はトーンマッピングと呼ばれます。

 記事では詳しく述べていませんが、トーンマッピングの手法にも各ゲームスタジオには一家言があります。

 トーンマッピング用のトーンカーブについて「ヴァルキリープロファイル」シリーズを送り出しているトライエースでは実在のカメラモデルを研究して得た非線形カーブを簡易実装していました。

参考→3Dゲームファンのための「ヴァルキリープロファイル2」グラフィックス講座
次世代機を睨んだユニバーサル設計エンジンの秘密に迫る


 トーンカーブ処理に欠かせない平均輝度の算出は、上の画面のHalfLife2を手がけたVALVEでは、画面中央付近の輝度分布を複数フレームに渡ってカウントして求める方式を採用しましたが、セガ「バーチャファイター5」では、得られたHDRフレームを1×1ピクセルまで反復的に縮小させ、その1ピクセル値を採択するというユニークな方法を使っていました。

参考→3Dゲームファンのための「バーチャファイター5」グラフィックス講座
PCベースのアーケードシステムで実現される至極のリアルタイム3Dグラフィックスの秘密


 話は飛びますが、プロジェクタの動的絞り機構は、トーンマッピングを逆変換する手法だと言えます。

 動的絞り機構とは、映像の平均輝度に応じて絞りを開閉することで光源ランプからの輝度を調整して、LDRでしかないビデオフレーム(DVD映像etc,)をいわば擬似的なHDRフレームへと変換するわけですからね.



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セブン・セッティング完了(Vマウント化の続き)

先日の日記のその後の話です。

 TOP FUEL RACINGに先週の水曜日に預けて、中一日、金曜日には作業が完了したとのことで、クルマを引き取ってきました。

 オーバードライブの吊しデータは低回転領域のデータがほとんど未設定に近い状態だったようでけっこうやばかったようです。

 適性燃調にセッティングが完了したことで、アイドリングも安定し、アイドリング付近のエンジン音も驚くほど静かになりました。

 今回の出力(パワー)とトルクですが、経年劣化にも配慮した関係とアクティブサイレンサーの抵抗等の関係で約4馬力ダウンしての335馬力となりました。しかし、逆にトルクは+3.2kgmほど上がって38.3kgmです。
 最高速度は250km/h~260km/hといったあたりでしょうか。
 前回までの状態でもデジタルメーター読みで245km/hくらいは出せていたのですが、まぁ、この辺りに変化はあまりないと思われます。

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 途中の段付きのところは、シングルターボからツインターボに切り替わるポイントです。
 うちのセブンはエンジン&タービン・ノーマルなので、耐久性重視のセッティングをお願いしたのでブースト圧も0.95kg/cm2までです。

 2年前のセッティングデータと比較したモノがこちらです
 (※図中の前回日付は誤っています。値は馬力のみです)

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 ピークパワーはたしかに5馬力低いですが、低回転時の出力は今回の方が高く、また、4500回転以降6500回転までの広範囲で高い出力になっています。高速道路ではもちろんサーキットやジムカーナなんかでも扱いやすい特性になったといえます。

 ピークパワーが前回よりも670rpm低いところにあるというのが今回のセッティングの特徴だといえます。

 6500rpm以上では馬力が下がりますが、まぁ7000rpmまで回すのって最高速チャレンジのときくらいですし、常用領域での特性が向上したので満足です。

 アクセルを踏んだときのレスポンスは各段に良くなりました。
 TFRさん、ありがとう!

 Vマウントの効果ですが、吸気温度については最近は気温が低いこともあって、PowerFC読みだと低すぎてなんともいえないですが、水温は走行時にはこれまでよりも5℃ほど低くなったのがメーター読みでわかります。逆に、渋滞時は今までとあまり変わりませんね。



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セブン、Vマウント化へ

 欲しいクルマもないし、そもそも金もないので、今回もセブンの車検を通しました。新車で買ったものの、もう7年目です

 長く乗るためと、安定した馬力の絞りだしということで、冷却システムの補強を行いました。

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 インタークーラーを交換してのVマウント化です。

 ちなみにクルマに詳しくない人に説明しておくと、インタークーラーというのはターボ車特有の部位でエンジンに送り込む空気を冷やす装置です。気体は温度が低い方が体積が小さく、同じ体積で言えばより多くの酸素を含むようになるので、冷えた空気をエンジンに入れた方が好都合なのです。で、Vマウントというのはエンジンを冷やす冷却水を冷やすラジエターと、そのインタークーラーを両方とも走行風にあてる配置法で、レーシングカーなどでも採用されるもっとも「よく冷える」レイアウト方式といわれています。

 Vマウントキットというと、最近だとRE雨宮、レボリューションなどの有名ショップブランドのキットが人気ですが、結構高額な商品で、そこまでの金もなかったし、そもそもラジエターは50mm圧の高効率タイプに交換してあったので、このラジエターを活かした形で、インタークーラーのみの買い換えでVマウント化したいと思って色々探していました。

 そこで目に付いたのが、オーバードライブのVマウントキット「V-SPECインタークーラー・キットⅡ」です。

 オーバードライブのキットは純正互換ラジエターが流用できるキットで価格が安く、コストパフォーマンスが高いと考えたんです。

 幸い、車検をお願いしたスーパーオートバックス戸田のイベントセールにオーバードライブがやってきていて、商品と工賃がかなりお安くなるという事で決めました。

 取り付けはいつもボクのセブンを見てくれている、スーパーオートバックス戸田のRX-7(FD3S)のエキスパートのメカニックT氏にやってもらいました。

 メカニックのT氏はRE雨宮のVマウントキットなどを何台も付けた実績があり、ロータリー車の走行会のサポートもされている方なのですが、そんな方でも作業は困難を極めたそうです。

 そもそもキットに含まれているのはインタークーラー本体と付随パイプ、各種ステーだけで導風板などは含まれません(ボルト類もあまり入っていません)。

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 「取り付け説明書はなく、取り付けたあとの車両の写真を収めたCD-Rが同梱されているだけなので、プロでも過去に他社製のVマウントキットなどを取り付けた経験がないと難しい」とのことでした。

 また、実車の純正部品の自前加工も多いそうで、問題解決能力がないとダメみたいですね。最寄りのショップ等に依頼される際はその辺りは要注意と言うことで。

 それと、ラジエターが純正またはその互換タイプの流用になるのでパイピングが長くなり、しかもその加工用のパイプはキットに含まれません。なので、元々付いていた純正パイプを加工するか、新たにパイプを用意する必要があります。また、冷却水の交換は、取り回しの関係上、そのパイプを脱着して行わなければならず、けっこう取り扱い自体も難しめのようですね。

 そして、特に困難を極めたのがエアークリーナーとインタークーラーの干渉の回避です。

 キットに含まれるインタークーラーは純正比3倍相当の大きさになるので、取り付けの際にエアクリーナーに衝突してしまうのです。

 ここの部分は代理店を挟んでの一悶着あったようなのですが、HKSの既製品のエアークリーナーのパイピングと、うちの車両に元々付いていた藤田エンジニアリングのエアークリーナーのパイピングの両方を活用して、なかば強引にインタークーラーを収めました。

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手前側のエアークリーナーが変な方向向いているのはそのためです(笑)

ここの根本にはブローバイを回帰させるエアポンプがあって、これがなければ、かっこよく縦に並べられたのですが…。ちなみにエアポンプを取り去って、ブローバイガスを排出してしまってもクルマには何の問題もないのですが、大気を汚すため、車検に通りません。

そして、もう一点、今回を機にスロットルまでのパイピングも純正の樹脂タイプからステンレスタイプへと新調しました。

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また、今回は、簡易的な導風板も取り付けてもらいまして、フロントバンパー部で吸入した空気は確実にラジエターとインタークーラーに導かれるようになっています

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 で。仕上がりはこんな感じになりました

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 かなり綺麗ですよね

 一時凌ぎとして燃調コンピュータ(PowerFC)に、このインタークーラー用の"吊し"セッティングデータをオーバードライブが入れてくれたのですが、まったくうちの車両と合わず、燃調が狂いまくりで、アイドリングも凄いハンチングを起こす有様。

 結局、この後、2年ほど前、うちのセブンのエンジンを作ってくれたチューニングショップ「TFR」に再び車両を預けることになったのでした。

 結論としては…

・オーバードライブのVマウントキットは価格は安いが取り付けはかなり難易度が高い

 ということで。



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「Far Cry 2」はどこどうDirectX10.1対応なのか?

 DirectX10.1対応タイトル…というふれこみで登場したUBI SOFTの「FARCRY2」ですが、ATIジャパンではどこがどう対応しているかは把握されていないようで、自分なりに調べてみました。

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西川善司の3Dゲームエクスタシー
「Far Cry 2」のグラフィックスオプションで知る,マルチプラットフォームタイトルの現在

http://www.4gamer.net/games/016/G001684/20081219084/

 結論から言うと、FarCry2では、オプションでは動作モードをDirectX9、DirectX10のいずれかに切り替えられるのですが、DirectX10.1対応のRADEON HD4850を搭載したシステムでも「10.1」というモードは出てきませんでした。

 また、それどころか、DirectX9モードとDirectX10モードの、両者間で大きなビジュアルクオリティの差異も認められませんでした。

 FarCry2はPS3,Xbox360とPCとで、同仕様のゲームコンテンツを提供したかったのでしょう、FarCry2のエンジンのDUNIAエンジンのグラフィックスの仕様決めはPS3,Xbox360に合わせる形でDirectX9/SM3.0ベースで行われたと思われます。

 そして、このDirectX9/SM3.0ベースのエンジンを高速化の意味合いでDirectX10.0、ないしはDirectX10.1へ最適化したということなんでしょうね…

 さて、FarCry2は、天候制御と動植物生成がプロシージャル技術によって実装されているということがアナウンスされてきましたが、こちらは、かなり見応えがあります。

 たとえば上の写真。これ、特にイベントのショットではなく、FarCry2では、日常的に起こる日没です。大変きれいなんですよ。これ。

 ゲーム内時間で一日、クエストに振り回されていると、本当に日が暮れちゃうんです。太陽はリアルタイムでゆっくりと動いてますし、太陽の位置で空の色も変わりますし、雲も変化します。夜になると月も昇りますし、星も輝きます。

 ゲーム世界で自然の雄大さを感じる…というのは変な話ですが、ゲームステージが完全リニアスケールな50平方キロメートルのオープンフィールドで設計されていて、目的地に移動するのにも、追いはぎも出現する危険な道なき道を実際にジープを走らせて移動しなければならず、とにかく、ほんとにアフリカの未開地に放り出されたような疑似体験ができます。

 なお、ゲームシステム的には、「NPCからクエストをもらって、これをこなして賞金を稼ぎ、情報を獲得したり、装備をグレードアップさせていく」という感じの、典型的なRPGスタイルになっており、ちょっとユニークです。

 ちなみに、偶然にも同時期に発売されたベセスダ・ソフトワークの「Fallout3」もそんな感じのゲームシステムのようですね(こちらは、まだ、未チェック)

 そうそう。
 FarCry2はバッチ実行や結果データ保存機能までを持った、高機能なベンチマークもソフトモードも搭載されているので、ベンチマーカーにもおすすめなタイトルといえるかも...



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西川善司の大画面☆マニア第105回 EPSON「EH-TW4000」

 最近はテレビ製品紹介や技術詳解が続いた大画面☆マニアですが、久々にプロジェクタ製品紹介シリーズに戻ります。

 秋冬はプロジェクタ製品の新製品ラッシュでもあるんですよね

 大画面☆マニア原点回帰の第一回目は、毎年、プロジェクタ画質のベンチマーク的存在になるEPSONの新製品から。

 長らく使ってきた型番EMPを捨て、EH型番に改めて新シリーズ展開を試みるEH-TW4000です。

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西川善司の大画面☆マニア第105回
透過液晶のコントラストも遂にここまで
~ 生まれ変わった“dreamio” エプソン「EH-TW4000」 ~

http://av.watch.impress.co.jp/docs/20081218/dg105.htm

 EH-TW4000の液晶パネルはD7/C2FINEパネルのリファイン版になっており、これによるホットトピックとしては「倍速駆動」と「極まったコントラスト性能」の二つが挙げられています。

 その倍速駆動ですが、ロジックはHQV Reon-VXとなっており、他社製です。
 倍速駆動の根幹となる補間フレーム生成アルゴリズムは日本のテレビメーカーだと独自に開発しているところが大半で、しかも今はロジックとしても二世代目以降に進化してきたこともあって、だいぶ、補間フレームにおけるエラーの低減がうまくなっているのですが、EH-TW4000は、この部分の品質があまり高くなかったですね。

 記事でも紹介しているような補間フレームアルゴリズムをいじめるテスト(笑)をやると、最近の製品にしては珍しい、こんな感じの糸引きノイズが強く出てしまいます。

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 まぁ、でも、倍速駆動は"ギミック"みたいなもんなのでオフにして使えばいいんです。

 HQV Reon-VXは24fpsの映画を2-3プルダウンせずにネイティブ24fps表示する4-4プルダウン(96Hz)モードを持っているので、こちらを利用すればOKでしょう。

 さて。むしろEH-TW4000の最大の魅力は「倍速駆動」よりも、透過型液晶とは思えない圧倒的なハイコントラスト感にあると思いますね。

 ピーク輝度は1600ルーメンという高輝度ぶりでありながら、暗部はかなり沈んでおり、LCOSやDLPに負けていないネイティブ・コントラストを実現しちゃっているのです。

 なにしろ、EPSON自らがダイナミックコントラスト機構の動的アイリスをデフォルトでオフにしちゃってるくらいですから相当な自信なんでしょう(デフォルト・オンはダイナミック画調モード時のみ)。

 LCOSやDLPにはまだ高開口率という武器がありますが、100インチ程度の画面サイズだと投射映像にあまり大きく影響しないので、透過型液晶でも実質的にはデメリットはありません。

 つまり、LCOSやDLPもこの部分において追いつかれつつあるのでうかうかしてられないというわけです。

 ちなみに一斉を風靡したDLPは、ホームシアター機の分野ではコストパフォーマンス的な弱さからマニア向けとなってきてしまったため、絶滅危惧種になってしまっています。

 LCOSの方は今年、ビクターとソニーが2機種ずつ出すという強気の攻勢に出てきているので、これからのホームシアタープロジェクタの主戦場は透過型 対 LCOSという図式になっていくことでしょうね...



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西川善司、月刊「サイゾー」の漫画に登場する!!

 ボクが情報誌、月刊サイゾー2009年1月号で好評連載中の漫画「教えてっ真夢子おねーさん」に、キャラクタとして登場しました。

 「教えてっ真夢子おねーさん」は、NHK教育のナゼナニ番組をパロディにした感じのシチュエーションで、暴走気味の真夢子お姉さんと、冷静沈着なマスコットキャラクタのピンチョくんが、最近流行のキーワードの秘密にせまるという内容の漫画です。
 
 ただし、作者が「ドクター秩父山」などで知られる田中圭一氏なので、かなりギャグ方面(しかも、どちらかと言えばシモネタ系に)に話題が飛躍するため、そのストーリー展開は毎回、予想不能です(笑)

 つい昨日今日、発売されたばかりで、現在、その1月号は書店に並んでいます。
 表紙はこれです。



 今回のお題は、最近のテレビ技術や映像技術で何かと話題の「超解像技術」で、この分野に詳しいジャーナリストとして、ボクが取材を受けまして、ボク自身が漫画のキャラクタとして登場しています。

 普段、取材をする立場の人間のボクか取材を受ける的な立場になり、ちょっと緊張しました(笑)

 「似顔絵を起こすので写メ撮らせてください」といって撮られまして、それでボクの顔のできあがりがこれ

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 ボクって画にするとこんな感じなの!? (笑)

 是非、書店で買って読んでくださいね!

 あと、書店にお寄りの際にはボクが出した本も見てみてください↓


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