西川善司の大画面☆マニア第232回~ついに出た有機EL REGZA「65X910」。色、動きのキレ、デザインにみるテレビ近未来

 2017年。ついに、日本メーカーから有機ELテレビ製品が登場します。
 東芝、パナソニック、ソニーの3社からでるのですが、実は、全てLG Displaysの有機ELパネルを使っています。

 発売一番乗りは東芝のレグザ、X910です。

 その大画面☆マニアがこの回です。

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西川善司の大画面☆マニア第232回
ついに出た有機EL REGZA「65X910」。色、動きのキレ、デザインにみるテレビ近未来

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http://av.watch.impress.co.jp/docs/series/dg/1052081.html

 コントラスト感、とくにHDR表現は美しいですね。
 暗部から明部までの色破綻はほとんどありません。
 ただ、東芝も認めているように液晶モデルの方が表現色域はX910より広いそうです。

 これは、LGの有機ELが、白色有機EL画素にカラーフィルターを組み合わせ、しかも、輝度補償のために白色サブピクセルを導入しているためだと推察されます。

 焼き付き低減のために若干の遅延が介入しますし、今のところ「有機ELバンザイ」とならないのは事実のようです。

 ソニーも最高画質は、これから発売するLG有機ELパネル採用の有機ELテレビではなく、昨年発売した液晶テレビのブラビアZ9Dの方だと力説しています。

 ただ、遅延は微妙にあったとしても、画素の応答速度は液晶の数百倍も速いので、動画の切れはいいです。
 「1フレームの遅延なんかどうでもいい。とにかく動画の切れが重要」という人には有機ELはお勧めですね。
 あと、LG有機ELパネルの発光原理の関係上、最近の液晶テレビと比べて暗いので、明るい部屋での視聴には向きません。そこも要チェックです。プラズマテレビを思い出すといいかもしれませんね。



 ちなみに、量販店で行われる液晶テレビとLG式有機ELテレビの画質比較は液晶テレビの方の輝度を大部、落として行われています(笑)

 アバックなどの店頭試聴会とかで「テレビの輝度を両方とも標準設定に戻してもらえますか」とかいうとイベントスタッフからとても嫌がられますので注意してくださいね(笑)。
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