西川善司の大画面☆マニア第203回/第204回~新反射型液晶+4K相当の画質は? 「EH-LS10000」

 先日の大画面マニアでは、エプソンのレーザー光源プロジェクタ「EH-LS10000」を取り上げました。

 EH-LS10000は、民生向けホームシアタープロジェクタとしては業界初の「フル」レーザー光源採用のものになります。これまでLED光源とハイブリッド化したものなどはありましたが、レーザー光源だけというのは初めてです。

 しかも、エプソンの待望の反射型液晶プロジェクタの二世代目モデルと言うことで興味の度合いは跳ね上がります。

 技術面の解説編はこちら(下)の前編の方をご覧下さい。

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レーザー&新反射型液晶、4K相当。エプソン「EH-LS10000」の秘密
青色レーザー光源だけでフルカラー表現の理由は?

http://av.watch.impress.co.jp/docs/series/dg/20150326_694294.html

 EH-LS10000に採用されたレーザー光源の寿命はなんと3万時間。2時間映画を平均1日1本見ても40年使える計算になるほど長寿命です。とはいえ、いくら長寿命とはいっても、経年によりホワイトバランスの崩れの発生が想定されます。しかし、この点についても、内蔵された光学センサーを用いて定期的にキャリブレーションが行われるため問題がないとしています。

 実際の発色ですが、ややレーザーの広色域を意識した画作りになっている感じもしましたが、それでも、色深度は良好でしたので、見た目的に華やかで満足度は高いと思います。

 採用された反射型液晶パネルは新開発のもので開口率は90%とかなり優秀です。
 同方式のソニーのSXRD、JVCのD-ILAにも引けを取っていません。

 ただし、解像度はフルHDの1920×1080ピクセルです。
 EH-LS10000は、HDMI2.0/HDCP2.2対応で4K/60fps表示にも対応はしているのですが、その表示は半画素ずらし方式の疑似表示となります。

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レーザー+4K対応。エプソン入魂の最上位プロジェクタ
新反射型液晶+4K相当の画質は? 「EH-LS10000」

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http://av.watch.impress.co.jp/docs/series/dg/20150409_696470.html

 では、その疑似4K表示の品質はどれくらいなのでしょうか。
 方式的にJVCのD-ILAの疑似表示方式と同じなので、イメージはあんな感じです。

 PC画面のようなドットバイドット表示前提のコンテンツは、疑似4K表示と相性が悪いのですが、フルHDに対して超解像を適用して作り出された疑似4K表示品質は悪くはないです。



 まぁ、ただ、EH-LS10000の85万円前後という売価はどうなんでしょうね。

 EH-LS10000には確かにレーザー光源というアドバンテージはありますが、ソニーのリアル4KプロジェクタのVPL-VW500ESがほぼ同価格帯だと言うことを考えると、もう一声安くないとライバルを圧倒するのは難しい気がしますね。

 ほぼ同方式のJVCのDLA-X700Rが70万円前後ですから、EH-LS10000は、75万円未満になったら買い時というかんじでしょうか。

 個人的には2年前に出ていれば、今よりももっとエポックメイキングな存在になれたのになぁ、と思います。

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