西川善司の大画面☆マニア第118回 東芝「55ZX8000」

 東芝のテレビ、レグザシリーズの最新モデルのZXシリーズを評価しました。

 うちに2人の男性が搬入に来てくれましたが、相当重かったです。
一般的な液晶テレビだったら46インチくらいだと、ボクもテレビ台の上げ下ろし程度は1人で出来るのですが、55インチの55ZX8000は無理でした(笑)

 そう、55ZX8000は直下型のLEDバックライトシステムを搭載した液晶テレビで、そのせいか重いんですよね。同画面サイズのプラズマより重いんです。

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西川善司の大画面☆マニア第118回
LED+エリア駆動+新超解像の「REGZA」進化形
~“ナチュラル”なLED採用機。東芝「55ZX8000」~

http://av.watch.impress.co.jp/docs/series/dg/20090625_295741.html

 55ZX8000の最大の特徴である直下型LEDバックライトシステムですが、エリア駆動に対応しているため、映像の暗いところと明るいところで局所的にバックライトの輝度を変えられます。

 既にシャープAQUOS XS、ソニーBRAVIA ZX1が同等のLEDバックライトのエリア駆動を実現していますが、あの仕組みがレグザにもやってきたと言うことです。

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 エリア駆動にすると、フレーム内コントラストがとてもリッチになります。公称スペックで200万:1といっていますが、まぁ、これは数字のマジックだとしても、実際、かなり、ハイダイナミックレンジ感があります。

 シャープとソニーはLEDバックライトにRGB LEDを使っていましたが、東芝のレグザ55ZX8000では白色LEDを使っています。このため、発色特性は普通のこれまでのレグザがやってきたナチュラル系の発色になっています。RGB-LEDに比べて、白色LEDの方が部品点数は少ないためコストは安いため、白色LEDバックライトシステムの方が早くメインストリームモデルに降りてきそうではありますね。

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 倍速駆動技術については、55ZX8000には改良型が搭載されています。
 具体的には、白色LEDの高速応答性を利用してインパルス発光させるスキャニング表示と補間フレーム込みの120fps表示とを組み合わせるもので、「Wスキャン倍速」と命名されています。まぁ、これは「倍速駆動技術の+α的効果を狙ったモノ」…という捉え方でいいと思います。

 あと、なにげにトピックなのは(55ZX8000だけではないですが)、今期のレグザは、日本製の液晶テレビとしては珍しいクリア液晶パネルを採用したことでしょうか。

 液晶テレビでは映り込みが強くなるから嫌われていた光沢パネルですが、ノートPCの高機能AVモデルが軒並み光沢パネルを採用していることから分かるように、コントラスト感と表示ピクセルのクリア感は光沢パネルの方がいいんですよね。

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 今期レグザはあえてここに挑戦してきたようです。
 液晶もそろそろ「明るい」だけでなく、表示画質の本質的な良さを追求する時代になってきたと言うことでしょう。

 実際、設置位置を工夫すれば映り込みは回避できますし、1メートル、2メートル離れても、1ピクセル単位の線分表現がくっきりと見えるクリアパネルの画素描写力はなかなか素晴らしかったです。

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 そして、レグザの看板機能、超解像は適用範囲を広げる改良が施されて「レゾリューションプラス2」となりました。

 1080p映像にも効果的に効くようになりましたし、アップスケールされた偽の1080p映像にも効くようになりました。レグザの映像エンジン側が(映像フォーマットではなく)映像の実質的な解像度をリアルタイム分析して、超解像の適用パラメータをリアルタイムに変化させてくれるので、いわばユーザーメンテフリーのフルオートの超解像処理が適用されるようになったんですね。

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 テレビ放送だけ見る人にとってはあまり関係ない改良ですが、多様なAV機器を接続していて、それらの映像に対して広範囲に超解像を適用したいというユーザーには結構ありがたいバージョンアップだと言えます。

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超解像機能をオン/オフしたときの拡大比較写真。評価実機での撮影。


 うちのレグザはわずか1年前の46ZH500ですが、あっという間に古くなってしまった感があります...



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